英語に興味があると、時々「あれ?これって英語でなんて言うんだっけ・・・」と疑問に思うことはありませんか?日常生活でよく使う単語なのに、覚えた覚えがないという単語は結構あるものです。これぞ受験英語で出て来る単語と、日常生活で使う英語に差がある証拠ですね。ということで、今回は日本人にはお寿司などで馴染み深い「イカ」を英語で何と言うのかをご紹介していきます!
英語でイカは何と言う?
既に英語でイカを何と言うのか知っている方は、squidと当てられたでしょう。本来ならもうこれだけ覚ていればOKです。ネイティブスピーカーにも通じ、一般的に使われる単語ですからね。イカにも色々種類がありますが、その総称と思ってもらえば結構です。
例文をご紹介すると以下のようになります。
I love eating squid!
訳)イカ大好き!
Fresh squid is translucent.
訳)新鮮なイカは身が透き通っています。
Can you imagine how we found the giant squid?
訳)私たちがどうやってダイオウイカを見つけたか想像できる?
ちなみに、日本人はイカをお寿司にして食べますが、アメリカではまず食べないようですよ?スシ・レストランというと世界中にありますが、日本人ではないアジア人が働いていて、現地の人達の舌に合わせて作られていることも多いです。ですからスシと言えばカリフォルニアロールである巻き寿司を思い浮かべるネイティブスピーカーもいます。黒い食べ物は避けられる傾向にあるので、海苔を使わずお米がくるりと寿司になっているのです。また、チーズやアボカドが入っていたりして、日本人からするとかなり独創的に思えるかもしれません。しかし、不思議とわさびは大丈夫という方もいて、動画サイトなどでこれでもかとカリフォルニアロールにわさびをつけて食べている外国人もいますよ!
海外に行った際には、そこで日本文化がどのように伝わっているのかを知るのもなかなか興味深いと思います。
レストランでは「calamari」を使う
イカ=squidと覚えたと思ったら、英語圏のレストランに行くとsquidとは違う単語がイカとして使われていたという経験をした方は少なからずいます。というのも、イカの料理を指し示す言葉は別にあり、calamariと表記するからです。よって、イカを使っている料理を提供していても、メニューにあるのはsquidではなくcalamariという文字になります。
このcalamariという単語、どこか英語っぽくないと感じた方、さすが鋭いですね!これは英語ではなくイタリア語でイカを意味する単語です。イタリアは世界的にも料理がおいしいと有名で、パスタにイカを入れた料理はcalamari pastaと言います。日本語訳すると「イカパスタ」となりますね。
Fried Calamari and chips with mayo is delicious!
訳)イカリングフライチップとマヨネーズの組み合わせ最高!
単語の中でもイカは名詞ですので、文の中にも組み込みやすいと思います。
墨を吐く頭足類はcuttlefish
イカやタコと言えば墨を吐くことで知られていますが、このような種類は頭足類と言い、英語ではcuttlefishと言います。日本語訳では「インクフィッシュ」ですね。だからイカだけでなくタコもcuttlefishと言うことができます。
イカ墨はsquid inkなのでちょっとややこしいですが、イカはイカでも、その総称であるsquidの中の種類で呼ぶ時にはcuttlefishという言葉もあると覚えておきましょう。
There are a lot of cuttlefish in the lake.
訳)この湖にはたくさんのイカがいます。
squidでもcuttlefishでも、日本語訳をしてしまえばイカとなりますかね。わざわざインクフィッシュと訳すとわかりにくくなりそうですから。
クラーケンでは通じないの?
日本では、映画などで怪物として出て来るイカのようなモンスターをクラーケンとそのままカタカナで訳し、通じるようになっています。ということは、海外でも通じるのかという疑問がわきませんか?しかし、答えは「NO」で、残念ながらイカという意味では使われません。
クラーケンとはそもそも巨大な海の怪物であるイカやタコを意味しており、スカンジナビアに伝わる海の軟体動物である怪物を指します。北欧に伝わる怪物なので、クラーケンはノルウェー語だったりします。軟体動物で海に住んでいるのですから、この姿がイカやタコのように見え、そこからイカというイメージが付いたのです。ですから、もしI like eatingKraken!と言おうものならちょっと引かれてしまいますよ!
イカの種類を英語で言えるようになろう!
イカと言ってもたくさんの種類があり、世界では約400種類もいるそうですよ!イカの種類なんてそんなに思いつかないと思っても、以下の単語を見れば日本語では知っているはず。それくらい有名な種類なら英語でも言えるようにしておきましょう!
firefly squid(ホタルイカ)
ホタルイカは聞いたことがありませんか?刺身として食べることが多いですが、西洋では生魚を食べる習慣がないのでとっても珍しがられるようです。また、ホタルイカはその存在自体アメリカでは馴染みがないので、ヨーロッパの方でしか通じない英語です。
giant squid(ダイオウイカ)
ダイオウイカは数年前に有名になりましたよね。そこから一気に知名度を上げていきました。見た目通りとても大きいイカなので、英語ではそのままgiant squidと言います。数十メートルにもなるというイカならそう名付けるのも納得ですね。ちなみにこれこそが、先ほど少し話したクラーケンのモデルになった種類です。これだけ大きなイカですが、一応食べようと思えば食べられるようですよ?
dried squid(スルメイカ)
スルメイカはお酒のおつまみに好きな方も多いのではないでしょうか?こちらはその見た目通りdried squidやdried cuttlefishと呼ばれます。乾燥させて食べるものですからね。英語でスルメイカをいざ言おうとして言えない方は多いですが、一度知れば簡単な英語で構成されていることがわかり、スッと出て来るようになります。覚える手間も取りませんね。アジア系のスーパーでは英語圏でも見られるものの、あまり一般的ではないそうですよ。ただ、この単語なら文字通りイカを乾燥させたものだとネイティブスピーカーにもわかってもらえるので、日本ではそんなに珍しいものではないと説明すれば十分伝わるでしょう。
まとめ
「そう言えばイカって英語で何て言うんだろう?」そんな時にはこの記事を読んで理解してもらえたらと思います。基本的にはイカはsquidでよくて、イカの総称だと理解しておきましょう。しかし、英語圏でレストランを利用する時にはsquidという単語はなく、イタリア語のcalamariが出て来ることに注意です。この2つだけ覚えておけば基本はOKですが、その他のイカを示す単語も覚えておけば安心です。地域によってはcuttlefishの方を使うこともあるそうなので、色々な言い方を知っておいた方が無難でしょう。