“I need you.”は、英語を学んでいると良く耳にするフレーズですが、様々なシチュエーションで使われているのでどういう意味でそれが言われているのかが分かりにくい時があります。

ここでは、様々なシチュエーション別に使える”I need you.”の使い方を例文を用いて紹介していきます。

“I need you.”の基本的な意味

"I need you."の基本的な意味

“I need you.”は、直訳すると「あなたが必要だ。」と、相手が必要不可欠な存在であることを伝えるフレーズとして使われます。

職場関係や友人関係の場合に使うと、手助けをしてほしい場合に「あなたが欲しい」「あなたの手を借りたい」という意味になります。職場で使う場合には、仕事やプロジェクトを成功させるために必要な存在である、あなたを頼っていることを伝えるフレーズとなります。

相手と恋愛関係である場合にも使います。好意のある相手に”I need you.”を使うと、「あなたが好きだ」「あなたが欲しい」という意味になります。

2015年には、人気韓国アイドルグループBTSが、”I NEED U (you)”という曲をリリースしました。曲の中では、”I need you girl”という歌詞とともに、終わっていく恋愛関係を取り戻そうと焦る気持ちが歌われています。

恋愛における”I need you.”の意味と使い方

恋愛関係にある間柄で”I need you.”を使うと「大好きだからそばにいてほしい」「君が必要だからそばにいて」という意味になります。

Aさん
I love you. I need you.
訳)君のことが大好きだ。君が必要だ。

恋愛関係になる前でも、相手のことが好きということを伝えるために”I need you.”を使います。その場合「君のことが好きだから私の側にいてください」というニュアンスとして使われます。また、寂しいから近くにいてほしいときにも “I need you.”を使います。

Aさん
OK. I am going home now!
訳)もう家に帰るね!
Bさん
No, don’t go home now. I need you tonight. Please stay with me.
訳)だめだよ、帰っちゃ。君のことが好きだから君が必要なんだ。一緒にいて下さい。

“I need you.”の返し方

“I need you.”と言われた場合、様々な返答の仕方があります。

「私もあなたのことが必要です。」と言いたい場合は”Me, too.”と言います。

Aさん
I love you. I need you tonight.
訳)あなたのことが好きだ。今夜は一緒にいてほしい。

Bさん
Me, too. Let’s go to the bar.
私も。バーに行きましょう。

必要とされたことが嬉しかったら「ありがとう」”Thank you.”とお礼を言います。

Aさん
My team need you in this project.
訳)
Bさん
Aw、thank you. I will do my best.
訳)ありがとうございます。ベストを尽くします。

友人間での”I need you.”の使い方

友人の間では「あなたが必要だ」「あなたの手を借りたい」と、何か手伝って欲しい時、一緒に行動を共にしてほしいときに使います。

Aさん
Hi. I need you here now. Can you open this bottle for me?
訳)ねえ、あなたの手を借りたいんだけど。このボトルを開けてくれる?
Bさん
Sure!
訳)いいよ!

手助けが欲しいときには”I need your help.”と”help”(助け)の単語を使うこともあります。

Aさん
I need your help now! I can’t go get off from here.
訳)君の助けが今必要なんだ!ここから降りれないんだ!
Bさん
I’m coming!
訳)今行くよ!

職場での”I need you.”の使い方

職場での"I need you."の使い方

職場でも、”I need you.”を使うことができます。この場合には、相手に仕事やプロジェクトを成功させるために必要な存在であると伝えるフレーズとして使われます。

Aさん
I want you to be in our team. I need you for this project.
訳)君にこのチームに入ってもらいたい。このプロジェクトのためには君が必要だ。
Bさん
Thank you so much. I’d love to join your team.
訳)ありがとうございます。ぜひ、参加させてください。

また、仕事で相手のことを頼りにしているという気持ちを伝えるフレーズとしても使えます。

Aさん
We didn’t know how to fix this, so we are happy that you brought this solution. Thank you. We need you here now.
訳)僕らではこれを直すことが出来なかったから、君がこの解決法を提示してくれて嬉しかった。ありがとう。君を頼りにしているよ。
Bさん
Thank you for trusting me. I will do my best.
訳)信頼してくれてありがとうございます。ベストを尽くします。

“I want you.”と”I need you.”の違い

“I want you.”は、個人的な欲求が中心で、相手のことなんてお構いなしの一方的な愛情表現のフレーズです。一歩で”I need you.”は、もう少し相手のことを気遣いながら自分になくてはならないものだというニュアンスがあります。“I want you.”のほうが本能的かつ主観的、”I need you.”のほうが客観的であるという言い方もできるでしょう。

”I want you.”のほうが強制力が”I need you.”よりも少し大きいニュアンスになります。

Aさん
So we want you in our team to succeed in this project.
訳)このプロジェクトを成功させるために君が欲しいんだ。

恋愛においてもニュアンスが同様です。

Aさん
I want you in this party because I have to bring a plus one.
訳)プラスワン(パートナー的なもの)を連れて行かなきゃいけないから、君に来て欲しい。

“I need you to ~.”で「~をしてほしい。」と伝える

“I need you to 動詞.”で、「~をしてほしい。」「~をするのに君が必要だ。」という意味になります。

Aさん
I need you to stay here to check on this guy.
訳)この男を見ておいて欲しいから君にはここにいてほしい。
Bさん
OK.
訳)分かりました。

“I need you.”は職場でも友人間、恋人間でも使いやすいフレーズ

“I need you.”は、何か用事で相手の存在が必要な時、相手の手助けが必要なときに友人間でも職場でも使える便利なフレーズです。また、恋人間では、相手の側にいたい、相手と一緒に過ごしたいという気持ちを伝える素敵なフレーズとして使われます。相手の存在、手助けが必要なときに咄嗟に使えたら便利なフレーズなので、例文を参考にぜひ使いこなせるようにしましょう。

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