主にビジネスで使われる表現、「承知しました」は、英語だとどのようになるのでしょうか。敬語がないと言われる英語でも、カジュアルに言いたい時とフォーマルに言いたい時では使い分けをします。何か上司から頼まれて、「もちろんです」と比較的カジュアルに返せる職場もあれば、「了解しました」と少しフォーマルに言わなければいけないところもあるでしょう。それぞれの言葉にどんな意味があるのかをここで確認していきますね。

Of course.

「Of course.」は、「承知しました」という訳になるものの友達同士でも使えるカジュアルとフォーマルの両方で役立つ表現です。皆さんもよくご存知ではないでしょうか。「もちろん」という意味で習いましたね。ビジネスの世界でも相手からの依頼を快諾する時に使います。ビジネス英語を喋りたいのに、つい日常会話のカジュアルな方が出ちゃうという場合でも、「Of course.」なら問題ないのでこれは覚えておきましょう。

Aさん
Could you give me a bit more time?
訳)もう少しだけお時間いただけますか?
Bさん
Of course. Don’t worry. We have enough time.
訳)もちろんです。心配なさらないでください。まだ時間は十分あります。

Certainly.

certainly

こちらも「承知しました」だとか、「かしこまりました」という意味で使います。ただ、使う場面は限られていて、目上の人やお客さんに対して使う表現です。英語圏で仕事をしたり、英語で仕事をすることが今後ないとしても、海外旅行などに行った際には従業員からよく言われる言葉となるので覚えておきたいです。中学英語なので聞き馴染みはあるはずですが、簡単な発音と言うには難易度が高めなので自分で何度も繰り返し発音して正しい音を掴んでおきましょう。

Aさん
Can you give me this coffee?
訳)このコーヒーください。
Bさん
Certainly. Please wait a minute.
訳)かしこまりました。少々お待ちください。

Absolutely.

「承知しました」で、「Certainly」よりも強い表現をしたいならこちら。「Absolutely」には、「そうすることが当然である」とか、「間違いなくそうです」のようなニュアンスが含まれるので、同じ「承知しました」という訳になっても意味合いが少し変わってきます。フォーマルなかしこまった、丁寧な雰囲気ですね。だからこそ、アットホームな小さな会社で使ったら皆びっくりするかもしれません。そんなにかしこまらなくてもいいよと言われたら、その場にはそぐわない表現ということになりますね。

Aさん
Could you hail a cab? I need to get to a client.
訳)タクシーを読んでもらえる?クライアントのところに行かないといけないの。
Bさん
Absolutely. I’ll have it parked outside the front entrance.
訳)承知しました。ビルの下に来てもらうように連絡します。

I’m on it.

I’m on it.

少しカジュアルめがいいかなと思ったり、「承知しました」以外にもすぐに取り掛かること、今すぐ動くことを添えて相手に伝えたいならこの表現がぴったりです。フレーズをよく見てみるとなんだかbe動詞があって現在進行形のようでもありますしね。今まさにその依頼に取り掛かりますよという言い方になるので、その後依頼とは違うことをしていたら相手はちょっぴり変に思うような表現でしょう。

Aさん
Could you send me the details by e-mail?
訳)メールで詳細について送ってもらえますか?
Bさん
I’m on it.
訳)承知しました。今すぐ送ります。

まとめ

ビジネスシーンでは欠かせない「承知しました」という表現は、英語ではカジュアルなよく知っているもので良いことがわかりましたね。ただ、もっとフォーマルな表現は別にありますし、今すぐに行うことを追加で伝えたい時に使える表現もありました。日本語にはない英語ならではの表現を知れば、自分に対して使われた時にもそのニュアンスがわかりますし、海外ドラマを見ていたならその会話をしている2人の関係性や立場も少しわかるでしょう。微妙なニュアンスを知って少しでもネイティブに近づくなら、多くの表現を覚えておいた方が良いですね。今回ご紹介したものも、自分が使わなくても英語学習で聞くことはあるでしょうからまとめて覚えてしまいましょう!