名古屋市は日本の中でも国際色の強い都市だと言えます。

愛知県内には「中部国際空港」という国際線の通った大型の空港がありますし、海に面した港町でもあります。

さらに名古屋市の中心地である熱田区には「名古屋国際会議場」がありますし、色んな国際イベントも開催されます。

そんな名古屋市は、英語教育にも力を入れていますし、市内の子供たちの英語教育を支援するプログラムや、数多くの留学フェアも開催されます。

そこでこの記事では、名古屋の英語教育や英語プログラムについてわかりやすくお伝えします。

この記事を読み終わる頃には、名古屋の英語教育や英語のイベントについて詳しくなっているので、ぜひ最後まで読んでください。

名古屋で行われる英語教育支援プロジェクト

【名古屋市】英語の教育が強い?英語の教育支援や留学フェアも紹介

名古屋市の英語教育支援プロジェクトには、以下のようなものがあります。

  • 英語が話せるなごやっ子の育成
  • NAGOYA School Innovation

順番に見ていきましょう。

英語が話せるなごやっ子の育成

名古屋市では、英語教育の支援プロジェクトとして「英語が話せるなごやっ子の育成」事業を実施しています。

「英語が話せるなごやっ子の育成」事業は、名古屋市の教育委員会が実施している事業で、小学校・中学校・高校にALT(外国人英語指導助手)を派遣して、英語の教員(先生)とチームを組んだ授業を実施しています。

英語の授業はもちろん、学校行事などでも外国人であるALTの先生と交流することで、座学の英語だけでなく、英語のコミュニケーション能力を実践的に身に着けることも期待できるわけですね。

ALTの先生は、主に英語が「授業」になる前の、「外国語活動」で参加することが多いですが、名古屋市の「英語が話せるなごやっ子の育成」では、中学生や高校においても「ALTの先生と教員がチームで授業がされる点」で優位性のあるポイントだと言えるでしょう。

座学の英語だけでは学べない部分を、実際に生きた英語を使っているALTの先生に教えてもらえるのは、大変有意義だと言えるでしょう。

NAGOYA School Innovation

NAGOYA School Innovationは、名古屋市の教育委員会が実施する教育改革プロジェクトです。

NAGOYA School Innovationは教育改革の一環として実施されていて、名古屋市緑高校がパイロット校(※)となり、名古屋市立北高校、名古屋市立富田高校、名古屋市立山田高校の4校合同のプロジェクトを持っています。

※:パイロット校とは、新しい教育プログラムや施策を先行して実施する学校のこと

特にパイロット校の名古屋市立緑高校は、英語の多聴多読、希望者による海外語学研修等、英語教育にも力を入れていて、NAGOYA School Innovationによる英語4技能学習支援ソフト(CaLabo® MX)を特に実践していて成果に期待をよせています。

タブレット端末などのICT導入やコミュニケーション能力向上など、英語においても名古屋市教育委員会の教育改革プロジェクトが行き届いているわけですね。

名古屋市の子供が受ける英語教育支援プログラム

名古屋市の子供が受ける英語教育支援プログラム

名古屋市では、子供たちが受けられる英語教育の支援プログラムが充実しています。

グローバル・エデュケーション・センター

グローバル・エデュケーション・センターは、名古屋市の教育委員会が民間企業に委託して実施している英語教育プログラムです。

グローバル・エデュケーション・センターのプログラム対象者は幼児から高校生と幅広いです。

学校を通して申し込んだり、自分自身で気になるものがあれば個人で申し込むこともできます。

具体的に実践しているプログラムには色んなものがあります。

例えば、外国人講師がオールイングリッシュで、あいさつや絵本などの日常的な英語に触れる「キッズ・イングリッシュ」といった幼児向けのプログラムや

名古屋市郊外で外国人講師と2泊3日のキャンプを行い、キャンプを楽しみながら英語を学べる「イングリッシュ・キャンプ」

グローバル・エデュケーション・センターの施設内で、県内在住の外国人と交流ができる「チャット交流」など、気軽に参加して英語に触れられるプログラムもありますし

外国人講師の指導の下、テーマに沿ってディスカッションを行う「グローバル・ワークショップ」

会社や研究機関の職員が講師として講演する「グローバルセミナー&シンポジウム」

海外の大学から教授を招いて行われる「グローバルクラスルーム」など、本格的なプログラムを受けることもできます。

(他にも、外国人を相手に市内の観光施設を案内する「通訳ガイド体験」、留学の具体的なプロセスやについて学べる「留学セミナー」、グローバル企業や研究機関の成果について学べる「グローバルブース」なども受けられます。)

名古屋市のかなり力の入った英語教育プログラムだと言えますね。

名古屋YMCA

名古屋市で実施されている子供の英語教育プログラムとして、名古屋YMCAのプログラムも挙げられます。

名古屋YMCAは、全国にあるNPO法人YMCAグループの名古屋の拠点にあたります。

NPO法人YMCAグループは中学生の英語スピーチコンテストを開催するなど、英語教育の分野にも力を入れています。

そんなYMCAは有料の英会話教室(プログラム)を開催しているほか、国際交流活動も実践しています。

名古屋YMCAの実施する国際交流活動の中には、名古屋市の姉妹都市の、ロサンゼルス市のYMCAと交流もあります。

英会話プログラムや英語圏との国際交流活動のフィールドで、子供たちに英語教育の支援をしているわけですね。

名古屋市は留学フェアが多いの?

【名古屋市】英語の教育が強い?英語の教育支援や留学フェアも紹介

名古屋市では数多くの留学フェアが開催されており、海外留学に意欲のある人たちにとって心強いと言えます。

留学フェアは名古屋に限らず、各都道府県や東京、神奈川、大阪、福岡などの主要都市で行われます。

留学フェアが開催される「主要都市」の中に「名古屋市」も含まれるので、毎年数多くの留学フェアが開催されるわけですね。

例えば、2024年には留学ジャーナルさんの「ワールド留学フェア」が4月13日と10月19日に、Z会グループのISS留学ライフさんでは10月20日に、名古屋市でそれぞれ開催されていることが確認できました。

さらには、名古屋の米国領事館にて2024年の9月22日に、アメリカの大学や大学院留学フェアが開催され、特に奨学金に関わる情報提供を実施していました。

また「日本留学ナビ」によると、2025年の6月12日に名古屋の吹上ホールにて留学フェアが予定されています。

インターネットで「名古屋 留学フェア」と調べるだけでも、上述のように多くの名古屋市の留学フェアを知ることができますし、各種留学支援サービスに登録していれば、より多くの詳細な留学フェアの情報を得られるでしょう。

まとめ

この記事では、主に以下の点から名古屋市の英語教育や英語のイベントについてお伝えしました。

  • 名古屋市では、市の教育委員会主導の「英語が話せるなごやっ子育成」と”NAGOYA School Innovation”といった、英語教育に力を入れた事業が実施されている
  • 名古屋市では、「グローバル・エデュケーション・センター」や「名古屋YMCA」といったグループが、「教育機関」という枠組みを超えて、子供たちに英語教育を支援している
  • 名古屋では毎年数多くの留学フェアが行われており、インターネットで調べるだけでも多くの留学フェアがヒットし、各種留学サービスに登録すれば、より多くの詳細な情報が得られる

ここまでお読みのあなたは、名古屋市の英語教育や国際イベント、留学フェアについて詳しくなっているでしょう。

この記事でお伝えした内容が、あなたのお役に立てれば幸いです。