英語を学習する時、名詞や動詞、形容詞は使いやすいと思いませんか?文を自分で作る上でも、喋る上でも使い勝手は良いでしょう。しかし、副詞となると少し厄介。英語だと知っているものがそもそも少ないことが多いため、今回は副詞を強化していきますよ!副詞を知っていると文章のつなぎにもなりますし、より中身がある文になるのです。ここでご紹介するのは「特に」という、日常会話でもよく使うもの。ですから色々なパターンを想像してみて実際に声に出して練習してみましょう!

Especially

「特に」という英語を思い浮かべた時、Especiallyが真っ先に思いつく方は多いのではないでしょうか。学校で習ったものの代表であり、和訳がまさに「特に」になっていたことから定着しやすい単語です。

Especiallyは他のものと比べた時に、それが目立っている場合や、重要度が高い場合に使われます。使い方は、修飾したい単語の前に置くだけ。ただし、主語を修飾したい時だけは主語の直後に置くようにしましょう。会話なら、言い方でどの単語を修飾したいのかわかるようにアクセントをつけられるので、そこも意識してみてください。

Aさん
I was good at sports in college. I especially liked playing tennis.
訳)大学時代はスポーツが得意でした。特にテニスが好きでしたね。

In particular

In particular

In particularも「特に」という表現でよく使われます。こちらは長めな単語なのでフォーマルな表現なのかなと思ったかもしれませんが、日常会話でもよく使います。

とても似た表現にParticularlyがありますが、こちらもIn particularと同じように使えるので一緒に覚えておきましょう。どちらか好きな方を選んで使ってもらえれば大丈夫です。

Aさん
Don’t you feel our teacher goes hard on girls in particular?
訳)私たちの先生って、特に女子に厳しいと思わない?
Bさん
You feel so? To tell you the truth, yes.
訳)あなたもそう思ってた?実は私もそう思う。

Notably

Notablyは、あまり見たことがない方も多いかもしれませんね。これは「特に」「とりわけ」といった訳がされ、フォーマルな表現なため書き言葉やビジネスシーン限定で使われるものです。

ちなみに形容詞はNotable「注目に値する」で、こちらを知っている方の方が多かったりするようですね。

Aさん
We could sell our new products, notably this one.
訳)私たちはたくさんの新商品を売ることができました。特にこの商品です。

Unusually

Unusually

Usuallyなら皆さんも知っていますよね?「たいてい」と訳し、何かをする頻度を表す単語です。そしてここでご紹介するのがそれを否定した単語、Unusuallyです。Usuallyと逆の意味ということは、「珍しく」や「異常に」、「特に」という訳になります。

ただしひとつ注意点があって、こちらの「特に」はたいていネガティブなニュアンスを含むことです。ですからもし会話で使うなら使い方を覚えてからにしましょう。

Aさん
That meeting yesterday was unusually long.
訳)昨日の会議は特に長かったですね。
Bさん
Because our boss took too much time for the presentation.
訳)上司がプレゼンに時間をかけすぎたせいですね。

Remarkably

Remarkablyは、「際立って」、「著しく」、「特に」という意味です。Remarkという単語として知ってる方もいるのでは?こちらもビジネスシーンや書き言葉として使われるフォーマルな表現になるので、日常会話で使うものとは少し違います。意味としてはもちろん通じるでしょうけれど、異様に丁寧な言い方をするなと思われてしまうでしょうね。

英語には敬語がないと言いますが、カジュアルな言い方なのかフォーマルな言い方なのか、この差は多くの単語にあるので知っておきたいものです。

Aさん
This application has grown remarkably fast.
訳)このアプリの利用者数は特に伸びています。

まとめ

「特に」を文中で使えるようになると、修飾されるものができて中身が濃いものになります。大学でも、英語の授業で副詞をあと10個増やして入れなさいという指示があるほどです。こうすることによって幼稚な文が大人な文になっていくからです。あとは、ここで覚えてカジュアルな言い回しとフォーマルな言い回しを覚えて、日常会話で使えるものと論文やビジネスシーンで使えるものとの区別をしておくことが大事です。ただ語彙力を増やしても、使いどころがわからないのでは英語が真に上達したとは言えないでしょう。