今回は英単語“hype(ハイプ)”の意味をチェックしましょう。

基本的な意味・使い方から、スラング、イディオム表現まで例文を交えて紹介します。

さらに、K-POP好きな人は聞いたことがあるかもしれない”Hype Boy”の意味についても解説します。

hype(ハイプ)の意味・使い方

hype(ハイプ)の意味・使い方

まず”hype”の意味や使い方を確認しましょう。

hypeは「誇大宣伝」「話題性」「ワクワク感」など、使い方によってニュアンスが変わる言葉です。

ポジティブ・ネガティブ両方のニュアンスで使えるので、文脈に注意しながら使うといいでしょう。

hypeの基本的な意味

hypeは、名詞では「誇大宣伝・大げさな広告」「世間の注目や流行」という意味があります。

また動詞では「大げさに宣伝する・煽る」「興奮させる・期待を持たせる」という意味があります。

hypeの使い方

hypeの文中での使い方を例文と一緒に紹介するので、ぜひ使いながら覚えてください。

まず「誇大宣伝・大げさな広告」の意味で使う場合の例文です。

Aさん

The new movie got a lot of hype, but it wasn’t that great.

(その新作映画は大きな宣伝をされていたけど、そこまで良くなかった。)

次に「世間の注目や流行」の意味で使う場合の例文です。

Aさん

There’s so much hype around this new brand.

(この新しいブランドはすごくトレンドになっている。)

hype boyの意味は?

hypeと言えば、K-POPが好きな人は”hype boy”という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。
K-POPグループ「NewJeans」の楽曲の一つのタイトルがこの”Hype Boy”だからです。
これは文脈によって意味が変わる言葉です。

音楽とパフォーマンスの文脈

音楽業界では、”hype man”と同様に、”hype boy”はライブ中に観客を盛り上げる役割を果たす若者や経験の浅い人を指します。

一般的なスラングとしての使用

より広い意味では、”hype boy”は新製品、イベント、またはトレンドについての興奮や注目を引き出すのが得意な人を指すことがあります。マーケティングやソーシャルメディアに関わる人かもしれませんし、自然に人々を興奮させるカリスマを持っている人を指す可能性もある表現です。

文化やポップカルチャー

冒頭で触れたNewJeansの楽曲”Hype Boy”において、この言葉は恋愛や社会的な場面で相手を興奮させたり特別な気分にさせる人を指しています。

若者文化とスラング

若者文化やスラングでは、”hype boy”は単に物事を盛り上げる男性を指すことがあります。ストリートや非公式な状況で目にすることがあるでしょう。

hype(ハイプ)にはスラングとしての意味もある

前項のhype boyでスラングの話が出ましたが、hypeにもスラングとしての意味があるので紹介します。

盛り上がる・テンションが上がる

何かに対して「めちゃくちゃ楽しみ!」「最高にテンションが上がる!」という意味で使われます。

Aさん

This party is gonna be hype!
(このパーティー、めっちゃ盛り上がりそう!)

Aさん
I’m so hype for the concert tonight!
(今夜のコンサート、最高にテンション上がる!)

「誇大広告」は英語で何て言う?

製品、サービス、またはイベントについて、その実際の価値や品質以上の宣伝をする「誇大広告」。
英語ではすでに紹介したhypeを使って表現できるだけでなく、他の英語でも表現できるので解説します。

Exaggerated advertising(誇張された広告)

フォーマルに「誇大広告」と言いたいときに使える表現です。

Aさん
The company was accused of exaggerated advertising.
(その会社は誇大広告で非難された。)

False advertising(虚偽広告)

誇大広告の中でも事実と異なる広告を指します。違法性がある場合にも使われます。

Aさん
They were sued for false advertising.
(彼らは虚偽広告で訴えられた。)

Overhyped(過剰に宣伝された)

形容詞として「期待ほどではない」「宣伝されすぎ」というニュアンスを出したいときに使います。

Aさん
This movie was totally overhyped.
(この映画、完全に誇大広告だった。)

Puffery(誇大な宣伝表現)

法律やビジネスの文脈で使われる「誇大広告」。

主観的な表現で、完全な嘘ではないが誤解を招く広告のことを指します。

Aさん
Many commercials rely on puffery to attract customers.
(多くのCMは誇大表現で客を引きつける。)

all the hypeの意味は?

all the hypeの意味は?

“all the hype”は「大きな話題」「誇大宣伝」「大騒ぎされていること」という意味で使われるフレーズです。

大きな話題・流行(ポジティブまたはニュートラル)

“all the hype”は世間でかなり話題になっていることや、期待が高まっているものを指します。

ポジティブ、またはニュートラルなニュアンスがある表現です。

例文はこちらです。

Aさん
Have you seen that new movie? It’s getting all the hype right now!
(あの新作映画見た?今めっちゃ話題になってるよ!)

Aさん

This new iPhone is getting all the hype.
(この新しいiPhone、めちゃくちゃ注目されてるよ。)

大げさな宣伝・期待外れ(ネガティブ)

「話題になってるけど、実際はそこまで大したことない」というニュアンスで使われることもあります。

こちらはネガティブなニュアンスです。

例文はこちらです。

Aさん
I don’t get all the hype about this game. It’s not that fun.
(このゲームがそんなに話題になる理由がわからない。そんなに面白くないよ。)

Aさん
The restaurant didn’t live up to all the hype.
(そのレストラン、話題ほどのクオリティじゃなかった。)

hype upの意味は?

“hype up”は動詞で「煽る・盛り上げる」の意味があります。

例文はこちらです。

Aさん
The DJ hyped up the crowd at the concert.
(DJがコンサートで観客を盛り上げた。)

Aさん
Stop hyping it up, it’s not that great.
(そんなに煽らないで、そんなにすごくないよ。)

まとめ

今回は英単語の”hype”を取り上げました。

重要な意味や表現を再度おさらいしましょう!

  • 名詞では「誇大宣伝・大げさな広告」「世間の注目や流行」という意味
  • 動詞では「大げさに宣伝する・煽る」「興奮させる・期待を持たせる」という意味
  • NewJeansの”Hype Boy”は「恋愛や社会的な場面で相手を興奮させたり特別な気分にさせる人」を指す
  • スラングでは「テンションが上がる」という意味もある
  • 「誇大広告」はhypeやそれ以外の英語でも、文脈に応じて表現可能
  • “all the hype”は「大きな話題」「誇大宣伝」という意味
  • “hype up”は「煽る・盛り上げる」という意味

hypeはさまざまな使い道がある言葉です。普段の会話や英作文に、積極的に取り入れてみてくださいね。