今回の記事では“brutally(ブルータリー)”の意味や、スラング、熟語などを解説します。

brutallyはあまり聞き慣れない人もいるかもしれませんが、覚えておくと便利な単語なので、これを機会に活用してみてください。

また、関連語である”brutal”の意味についても解説します。

brutally(ブルータリー)の意味・使い方

brutally(ブルータリー)の意味・使い方

“brutally”は副詞で、「容赦なく」「残酷に」「率直に」などの意味があります。

基本的にネガティブな状況で使われることが多いものの、カジュアルな場面で「めっちゃ」「超」という強調の意味でも使われることがあります。

実際に例文を交えて、意味を詳しくチェックしましょう。

容赦なく・残酷に(物理的・精神的な痛みを伴う)

brutallyは、何かがとても厳しく、痛烈に、または無慈悲に行われることを表します。

例文はこちらです。

Aさん

The soldiers were brutally attacked.

(兵士たちは容赦なく攻撃された。)

 

率直に・ズバッと(正直すぎる表現)

brutallyは、「思ったことをそのまま言う」という意味で使われることもあります。

例文はこちらです。

Aさん

She was brutally honest about my outfit.
(彼女は私の服装について率直すぎるほど正直だった。)

Aさん

He gave me a brutally honest review.
(彼は私にとても率直なレビューをくれた。)

 

めちゃくちゃ・超(強調表現・カジュアルな使い方)

brutallyは、「とても~な」「極端に~な」という意味で、特に口語で使われることがあります。

例文はこちらです。

Aさん

The test was brutally difficult.
(テストが超難しかった。)

 

brutal(ブルータル)の意味・使い方

brutallyと同じ語幹を持つ”brutal”は形容詞で、「残酷な」「厳しい」「容赦ない」「過酷な」といった意味を持つ英単語です。

brutally同様、ネガティブな状況で使われますが、カジュアルな場面では「ヤバい」「超きつい」といったスラング的な意味でも使われます。

残酷な・容赦ない(暴力・厳しさを伴う)

brutalは、「何かがとてもひどい」「過酷」または「無慈悲」であることを表します。

例文はこちらです。

Aさん

The war was brutal and left many people suffering.
(その戦争は残酷で、多くの人々を苦しめた。)

Aさん

He suffered a brutal attack.
(彼は容赦ない攻撃を受けた。)

過酷な・厳しい(環境・状況など)

brutalは天候や試験、運動などが「極端に厳しい」ことを表します。

例文はこちらです。

Aさん

The competition was brutal.
(その競争は非常に厳しかった。)

Aさん

It was a brutal winter this year.
(今年の冬は過酷だった。)

 

ショッキングな・衝撃的な

またbrutalは、信じられないほどひどい、残酷な、悲惨な出来事も表します。

例文はこちらです。

Aさん

The murder was brutal and shocking.
(その殺人は残虐でショッキングだった。)

Aさん

The truth was brutal.
(真実は厳しかった。)

 

(スラング)めちゃくちゃ・ヤバい(カジュアルな使い方)

スラングとして、「すごくキツい」「マジでやばい」 という意味も使われます。

例文はこちらです。

Aさん

That workout was brutal!
(あのトレーニング、マジでキツかった!)

Aさん

I had a brutal hangover this morning.
(今朝の二日酔い、ヤバかった。)

Aさん

The exam was brutal.
(試験、めちゃくちゃ難しかった。)

brutally honestの意味は?

brutally honestの意味は?

先の例文にも出てきた”brutally honest”は、「容赦なく正直な」「率直すぎる」「ズバッと言う」 という意味の英語表現です。

“brutally”は「容赦なく」「残酷に」を意味する副詞で、”honest”は「正直な」を意味する形容詞なので、直訳すると「容赦なく正直な」という意味。

この表現は、遠慮せずに本当のことをズバッと言うときに使われます。

Bさん
場合によっては失礼になったり、相手を傷つけたりする可能性もあるので、使う際には注意が必要です!

例文1:ズバッと本音を言うとき

Aさん

To be brutally honest, I don’t think this idea will work.
(正直に言うと、このアイデアはうまくいかないと思う。)

例文2:容赦なく事実を伝えるとき

Aさん

The feedback was brutally honest, but it helped me improve.
(フィードバックは手厳しかったが、改善に役立った。)

例文3:いい意味で「忖度なしの正直さ」を表すとき

Aさん

A brutally honest friend is better than a fake one.
(本音で話してくれる友達の方が、偽りの友達より良い。)

 

brutally coldの意味は?

“brutally cold”は 「極寒の」「めちゃくちゃ寒い」「容赦なく寒い」 などの意味を持つ英語表現です。

“brutally”は「容赦なく」「極端に」という意味の副詞で、”cold”は「寒い」という意味の形容詞なので、組み合わせることで「とんでもなく寒い」「耐えられないほど寒い」といったニュアンスを作れます。

例文1:冬の寒さが厳しいことを表すとき

Aさん

It’s brutally cold outside!
(外、めちゃくちゃ寒い!)

Aさん

The weather in Canada can be brutally cold in winter.
(カナダの冬の天気は極寒になることがある。)

 

例文2:寒さを強調したいとき

Aさん

This morning was brutally cold, I almost froze!
(今朝はめちゃくちゃ寒くて、凍えそうだったよ!)

Aさん

I had to walk home in the brutally cold wind.
(容赦なく冷たい風の中を歩いて帰らなきゃいけなかった。)

 

その他「厳しい寒さ」の表現(類似表現)

最後に、brutally cold以外で、「厳しい寒さ」を表す英語表現をまとめました。

  • freezing cold → 凍るように寒い
  • bitterly cold → 身を切るように寒い
  • icy cold → 氷のように冷たい
  • frigid → 極寒の
Bさん

寒さの状況に応じて、積極的に使ってみてください!

まとめ

今回は、”brutally”の意味や熟語、そして”brutal”の意味を解説しました。

学習した大切なポイントをまとめて終わりましょう。

  • “brutally”は副詞で、「容赦なく」「残酷に」「率直に」などの意味
  • “brutal”は形容詞で、「残酷な」「厳しい」「容赦ない」「過酷な」などの意味
  • “brutally honest”は、「容赦なく正直な」「率直すぎる」「ズバッと言う」 などの意味
  • “brutally cold”は 「極寒の」「めちゃくちゃ寒い」「容赦なく寒い」 などの意味

“brutally”は、意味を知っているだけでちょっと英語通に聞こえるかもしれないですね。

初めて知った表現はメモをして、何回も口に出して覚えましょう!

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