今回は史上最大の飛行鳥類の一つと言われる「アルゲンタヴィス」について詳しく解説し、英語での説明方法も学んでいきましょう。

古代の巨大生物に興味がある方、英語で動物について話したい方にぴったりの内容です。

アルゲンタヴィスとは?

アルゲンタヴィスとは?

まずはアルゲンタビスの概要から学んでいきます。

基本情報(学名・生息時代・分類)

アルゲンタヴィス(Argentavis magnificens)は約900万年前から680万年前に生息していた巨大な鳥類です。

学名の「Argentavis」は「アルゼンチンの鳥」という意味で、「magnificens」は「壮大な」という意味を持ちます。

分類学的には、コンドル類を含むタカ目コンドル科に属しており、現在のコンドルやハゲワシの遠い祖先にあたる種と考えられているのです。

どこに住んでいたのか?(分布地域)

アルゲンタヴィスは文字通り、アルゼンチンに生息していました。

化石は主に中央部や北部で発見されており、広大な草原地帯を生息域としていたとされています。

温暖な気候と開けた地形が、この巨大鳥類の飛行に適していたと考えられているのです。

どれくらい大きかった?(サイズと翼開長)

アルゲンタヴィスのサイズは驚異的であり、5.09~6.5メートルとされています。

以前は7.5メートル~8.0メートルとされていましたが、現在は5.09~6.5メートルであったという説が有力なようです。

かつては翼開長7.5 – 8.0メートルとされたが、後の推定で5.09 – 6.5メートルの可能性が高いとされた。

参考:ウィキペディア

体高は立った状態で約1.5〜1.8メートル、体重は70〜72キログラムほどと推定されています。

現存する最大の飛行鳥類であるワタリアホウドリ(翼開長約3.5メートル)の2倍以上の大きさだったということで驚きです。

なぜ有名なのか(史上最大の鳥類の一種)

アルゲンタヴィスが注目される最大の理由は、これまでに発見された飛行可能な鳥類の中で最大級のサイズを誇ることです。

飛行能力を持つ生物としては史上最大クラスであり、その大きさから当初は飛行が可能だったのかという疑問も投げかけられましたが、現在の研究では上昇気流を利用して飛行していたと考えられています。

Aさん
また、最近ではゲームタイトル「Ark: Survival Evolved」などでも登場する大人気の生物です。
Bさん
ゲームでは持ち物の重量を半減してくれる、移動に便利な生物なのです!

アルゲンタヴィスの特徴を英語で説明しよう!

アルゲンタヴィスの特徴を英語で説明しよう!

次は、Kimini英会話として「英語」にフォーカスしていきます。

これまで紹介したアルゲンタヴィスの説明を参考に、例文を考えていきましょう。

アルゲンタヴィスのざっくりイメージを伝える

Aさん
Argentavis was one of the largest flying birds that ever lived on Earth.

訳)アルゲンタヴィスは地球上に生息する鳥の中で最大級の大きさを誇った。

サイズ感の表現

Aさん
Argentavis had an impressive wingspan of approximately 7 to 8 meters.

訳)アルゲンタヴィスは翼を広げると約7~8メートルもあった。

生息地を説明する

Aさん
Argentavis inhabited the vast plains of what is now Argentina.

訳)アルゲンタヴィスは現在のアルゼンチンの広大な平原に生息していた。

絶滅に関する表現

Aさん
Climate change and habitat transformation may have contributed to the extinction of this magnificent species.

訳)気候変動と生息地の変貌が、この壮大な種の絶滅につながったのかもしれない。

アルゲンタヴィスに関する英単語・フレーズ集

次にアルゲンタヴィスと関連付けて覚えたい英単語を見ていきましょう!

覚えておきたい単語10選

  • wingspan (翼幅)
  • predator (捕食者)
  • extinct (絶滅した)
  • fossil (化石)
  • carnivorous (肉食性の)
  • scavenger (死体・ごみなどを食べる動物)
  • soar (滑空する)
  • Miocene (中新世)
  • avian (鳥類の)
  • megafauna (巨型動物類)

中でも受験英語などでよく使われるのが”Extinct(絶滅した)”や”Fossil(化石)”です。

関連して「絶滅危惧種」と言いたい場合は、”endangered species”と言いましょう!

他の絶滅巨大鳥類と比較してみよう

他の絶滅巨大鳥類と比較してみよう

最後に他の鳥類との比較です。アルゲンタヴィスの説明に加え、マメ知識として覚えておいてください。

テラトルニス(Teratornis)との比較

更新世前期~更新世後期のカリフォルニア州、オレゴン州、ネバダ州南部、アリゾナ州、フロリダ州に生息していた絶滅した鳥類の一種。

翼幅3.8m、体高75cmでこれはアンデスコンドルよりやや大きかった。

参考:コトバンク 様

テラトルニスもアルゲンタヴィスと同じコンドル科に属する巨大な古代鳥類ですが、サイズはアルゲンタヴィスよりかなり小さく、翼開長は約3.5〜4メートル程度でした。

テラトルニスは北アメリカに生息し、更新世(約250万年前〜1万年前)という、より新しい時代の生物です。

英語で説明:

Aさん
Teratornis was a large prehistoric bird, but still considerably smaller than Argentavis, with a wingspan of about 3.5 to 4 meters.

訳)テラトリスは先史時代には大型の鳥だったが、それでもアルゲンタヴィスよりかなり小さく、翼開長は約3.5〜4メートルでした。

フォルスラコス(Phorusrhacos)との違い

フォルスラコスはアルゲンタヴィスと同時期の南アメリカに生息していた生物です。

飛行能力を持たない地上性の捕食鳥として有名で、高さは約2.5メートルに達し、強力なくちばしで獲物を捕らえていたと考えられています。

英語で説明:

Aさん
Unlike Argentavis, Phorusrhacos was flightless and hunted on the ground, belonging to a group known as ‘terror birds’.

訳)アルゲンタヴィスとは異なり、フォルスラコスは飛行能力がなく地上で狩りをしており、「恐鳥類」として知られるグループに属していました。

まとめ|アルゲンタヴィスを英語で説明できるようになろう!

こちらの記事では巨大の鳥類、アルゲンタヴィスについて学んできました。

最後にざっくり復習していきましょう。

  • 約900万年前から680万年前に生息していた
  • 学名の「Argentavis」は「アルゼンチンの鳥」という意味
  • サイズは現在5.09~6.5メートルとされている

また、”Extinct(絶滅した)”や”Fossil(化石)”などの良く使われる単語から、実際の使用イメージまで紹介してきました。

かなり専門的な話なのでどうしても単語は難しくなりがちですが、このような会話ができるようになると外国人とのコミュニケーションもワンランクアップします。

ぜひこの記事を走りとし、色々な恐竜・絶滅動物に触れてみてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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