「ご心配おかけしました」という日本語は、体調が悪かった後やトラブルの後など、相手に心配をかけたことを謝罪・感謝する時によく使いますよね。
でも、これを英語でどう表現すればよいのか迷う方も多いのではないでしょうか。
英語には「ご心配おかけしました」にぴったりの表現がいくつかあります。
場面によって、フォーマルな言い方、カジュアルな言い方が変わるので注意が必要です。
本記事では、日常会話やビジネスシーンで使える「ご心配おかけしました」の英語表現をわかりやすく解説します。
英語学習を始めたばかりの人にも理解しやすい内容なので、ぜひ最後までご覧ください。
「ご心配おかけしました」を英語で何て言う?(一般)
よく使われる表現を紹介します。
Thank you for your concern.
「ご心配おかけしました」という日本語のニュアンスは、英語では「心配してくれてありがとう」と伝えるのが一般的です。
そのため、”Thank you for your concern.”(ご心配いただきありがとうございます)という表現がよく使われます。
例文はこちらです。
Thank you for your concern. I’m feeling much better now.
(ご心配おかけしました。もうずいぶん良くなりました。)
Sorry for worrying you.
もう少し謝罪の気持ちを伝えたい場合は、”Sorry for worrying you.”(ご心配おかけしました)と謝ることもできます。
例文はこちらです。
Sorry for worrying you. Everything is fine now.
(ご心配おかけしました。もうすべて大丈夫です。)
このように、英語では「謝罪」か「感謝」どちらを強調するかによって使う表現が変わります。
「ご心配をおかけして申し訳ございません」を英語で何て言う?(ビジネス)
ビジネスシーンでは、よりフォーマルで丁寧な英語表現が必要です。
「申し訳ございません」という謝罪の気持ちをしっかり伝えるのがポイントです。
I apologize for causing you concern.
“I apologize for…”は、フォーマルな謝罪表現としてビジネス英語でよく使われます。
“causing you concern”で「ご心配をおかけして」という意味になります。
例文はこちらです。
I sincerely apologize for causing you concern.
(ご心配をおかけして申し訳ございません。)
We apologize for any concern we may have caused.
(ご心配をおかけしたことをお詫び申し上げます。)
このように、会社として謝罪する場合は”I”ではなく”We”を使うのが一般的です。
その他の表現
“Sorry for any inconvenience caused.”という表現もあります。
ビジネスのメールや書面でよく使われる表現で、「ご不便をおかけして申し訳ありません」という意味です。
心配だけでなく、迷惑をかけた場面にも応用できる便利な英語フレーズです。
The event time has changed to 3 PM. Sorry for any inconvenience caused.
(イベントの時間が午後3時に変更になりました。ご不便をおかけして申し訳ありません。)
「心配かけてごめんね」を英語で何て言う?(カジュアル)
家族や友達など、親しい相手に「心配かけてごめんね」と伝えたい時は、カジュアルな英語表現を使います。
定番のカジュアル表現
“Sorry for making you worry.”は「心配かけてごめんね」に近いカジュアル表現です。
この表現は、”Sorry for…”という謝罪フレーズに、”making you worry”(あなたを心配させた)を続けたものです。
例文はこちらです。
Sorry for making you worry. I’m okay now.
(心配かけてごめんね。もう大丈夫だよ。)
また、こんな表現もできます。
I didn’t mean to worry you.
(心配させるつもりはなかったんだ。)
“I didn’t mean to”で「わざとではなかった」「意図していなかった」という意味です。
さらにカジュアルに
さらにカジュアルにいいたいなら、「ごめん!」の意味で”My bad.”を使うこともあります。
友達同士の軽い会話なら、この表現でも伝わります。
しかし、「心配させてごめんね」というニュアンスは薄くなります。
また、会社の上司や目上の人には不適切な表現なので注意しましょう。
「心配かける」を英語で何て言う?
「心配かける」という動詞フレーズ自体も英語で覚えておくと便利です。
“Make someone worry”が基本
「心配させる」という意味では、”make someone worry”が基本の英語表現です。
“someone”の部分に「相手」を入れましょう。
例文はこちらです。
I didn’t want to make you worry.
(あなたに心配かけたくなかった。)
Why did you make me worry like that?
(なんでそんなに心配させたの?)
“Cause concern”はフォーマル
ビジネスシーンなど、もう少し固い英語表現にしたいときは、”cause concern”(心配を引き起こす)も使えます。
例文はこちらです。
I hope my absence didn’t cause you concern.
(私の不在でご心配をおかけしていなければよいのですが。)
このように、英語では場面に応じて適切な動詞表現を選ぶことが大切です。
「心配してくれてありがとう」を英語で何て言う?
「ご心配おかけしました」の後に、感謝の気持ちを伝えるのも大切ですね。
英語でも自然に「ありがとう」を伝えられます。
定番表現
“Thank you for worrying about me.”(私を心配してくれてありがとう)は、直訳的ですが、英語でよく使われる表現です。
例文はこちらです。
Thank you for worrying about me. I’m really touched.
(心配してくれてありがとう。本当に感動したよ。)
より自然な表現
他にも、”Thanks for checking in.”という表現があります。
“check in”は「様子をうかがう」という意味の英語表現です。
「連絡してくれてありがとう」「様子を見に来てくれてありがとう」というニュアンスで使えます。
例文はこちらです。
Thanks for checking in on me. I appreciate it.
(気にかけてくれてありがとう。感謝しているよ。)
英語では「心配して連絡してくれてありがとう」という感謝を、日常会話でよく伝えます。
まとめ
「ご心配おかけしました」は英語では、感謝を伝えるなら”Thank you for your concern.”、謝罪なら”Sorry for worrying you.”など、いくつかの表現があります。
ビジネスの場では”I apologize for causing you concern.”など、より丁寧な英語が適しています。
家族や友達にはカジュアルに”Sorry for making you worry.”などを使いましょう。
また「心配させる」「心配してくれてありがとう」など、関連表現も覚えておくと、英語でのコミュニケーションがよりスムーズになります。
英語学習は、こうした実用的なフレーズを知っているととても役立ちます。
ぜひこの記事を参考に、日常生活やビジネスの英語表現に自信を持ってチャレンジしてくださいね!
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