夏と言えば海!今年は海外旅行に行ってビーチを楽しみたいかたも少ないのではないでしょうか。そんな中、海に関する単語やビーチの安全や注意事項に関してしっかり英語でも理解しておくと便利です。今回は、ビーチで困ったことがあったり、快適にすごすために必要な英単語やフレーズなどを紹介していきます。
アメリカのビーチマナー

アメリカのビーチでは、他の利用者や自然環境への配慮から、以下のようなマナーが推奨されています。これらのマナーを守ることで、より快適で安全なビーチ体験ができます。
1. ゴミを持ち帰る(No Littering)
ビーチにゴミを残さないことは基本中の基本です。多くのビーチにはゴミ箱が設置されていますが、ない場合は自分で持ち帰りましょう。特に、プラスチック製品やタバコの吸い殻は海洋生物にとって危険です。
2. 音量に配慮(Keep Noise to a Minimum)
音楽を楽しむ際は、周囲の人々への配慮が必要です。大音量で音楽を流すことは、他の利用者のリラックスを妨げる可能性があります。
3. 野生動物に餌を与えない(Do Not Feed Wildlife)
ビーチで見かけるカモメやその他の野生動物に餌を与えることは、彼らの健康や生態系を害する可能性があり、また他の利用者にとっても不快な体験となることがあります。
4. 地元の規則を遵守する(Observe Local Regulations)
ビーチごとに特有のルールや制限があります。例えば、特定のビーチではテントの設置が制限されていたり、特定の時間帯に犬の立ち入りが禁止されていたりします。訪れる前に、地元の規則を確認しましょう。
アメリカではビーチでの飲酒はダメ?
アメリカではビーチでの飲酒に関する法律は州や自治体によって異なります。多くの地域では公共の場での飲酒が禁止されており、ビーチもその対象となることが一般的です。ただ、ビーチにあるお店やカフェなどでは可能な場合もあります。
基本的には、アメリカのビーチではお酒は持ち物に入れないのが無難でしょう。
ビーチでよくある英語の注意書き

ビーチには、安全やマナーに関する英語の注意書き(signs / notices)がたくさん見られます。注意書きに反する行動をして気まずくならないようにしたいですね。以下に、よくある代表的な注意書きをカテゴリー別に紹介します。
安全に関する注意書き
- No Lifeguard on Duty – Swim at Your Own Risk
救助員はいません。自己責任で泳いでください。 - Strong Currents / Rip Tides – Swim With Caution
強い潮流があります。注意して泳いでください。 - Warning: Sharks Have Been Sighted in This Area
このエリアでサメの目撃情報があります。 - High Surf / Dangerous Waves – Stay Out of the Water
高波・危険な波が発生しています。海に入らないでください。
行動マナー・ルール関連
- No Glass Containers Allowed on the Beach
ビーチへのガラス容器の持ち込みは禁止されています。 - No Alcoholic Beverages
アルコール飲料は禁止です。 - No Smoking
禁煙です(多くの州や市でビーチも対象になっています)。 - No Dogs on Beach / Dogs Must Be Leashed
犬の立ち入り禁止/リード着用必須 - Keep Off the Dunes
砂丘への立ち入りは禁止です(環境保護のため)。 - Leave Only Footprints
足跡だけを残して帰ってください(=ゴミは持ち帰って)。
その他よく見る表示
- Beach Closed from 10 PM to 6 AM
ビーチは夜10時から朝6時まで閉鎖されます。
アメリカのビーチは、街によって管理されていることが多く、入り口や駐車場は一定の時間以外は閉まっています。夜中の海にひょっこり言って怒られることのないようにしましょう。
- Turtle Nesting Area – Do Not Disturb
ウミガメの産卵区域です。立ち入らないでください。 - Watch for Jellyfish
クラゲに注意。 - Surfing Area Only – No Swimming
このエリアはサーフィン専用。遊泳禁止。
サーファーが多いと、泳いでいる人とぶつかってしまうことあるため、遊泳禁止とされていることもあります。海に泳ぎに行く場合は、そのビーチが泳げるかどうかも調べてから行きましょう。
覚えておくと良いワード
ここでは、海だけでなく公園や施設などで見られる大事なワードを紹介します。
看板は「短くて直接的」なのが特徴です。ただ、関係する単語を知らないと表示されている意味もわかりません。できるだけ暗記をして安全に過ごせる準備をしておきましょう。
“At Your Own Risk”
「自己責任で」という意味です。何事をするにも「自己責任でお願いします」という意味が含まれています。
“Prohibited”
「禁止されている」という意味です。このワードを見たら、その看板に書かれていることを決して行わないようにしてください。
“Authorized Personnel Only”
「関係者以外立ち入り禁止」という意味です。そこから先には入らないようにしましょう。
“Violators Will Be Fined”
「違反者には罰金する」という意味です。
“No Littering” “Do Not Litter”
「ゴミ捨て禁止」という意味です。アメリカの公共の場(特にビーチ、公園、道路など)でよく見かけます。
ビーチで困ったときに役立つ英語表現

ここでは、ビーチで困ったときに使える英会話表現を紹介していきます。以下、シチュエーション別にリストアップしていきます。
危険を知らせたいとき
- I lost my friend / child.
友達/子どもとはぐれました。 - Someone is drowning!
誰かが溺れています! - I think I stepped on something sharp.
何か鋭いものを踏んだ気がします。
道に迷った・場所を聞きたいとき
- Where is the nearest restroom?
トイレはどこですか? - Where can I get water?
水はどこで手に入りますか? - How do I get back to the parking lot?
駐車場にどう戻ればいいですか? - I lost my phone / wallet.
携帯/財布を失くしました。
警備員やスタッフに話しかけるとき
- Excuse me, can I ask you something?
すみません、ちょっとお聞きしてもいいですか? - Is it safe to swim here?
ここで泳いでも安全ですか? - Is there a lost and found?
遺失物取扱所(落とし物センター)はありますか?
緊急時はアメリカでは“Call 911!”が最優先です。とにかくこれを言えば警察か救急車を誰かに読んでもらうことができます。そこまで出なくとも、誰かの助けが欲しい場合には“Excuse me, I need help.”が使いやすく万能です。
訳)すみません、助けが必要です。
訳)あら、どうしたの?
訳)夫が転んでしまった立てないの。彼を起こすのを手伝ってくれるかしら?
アメリカのビーチはマナーを守って楽しもう
アメリカのビーチでは、他人を不快に思わせたり、自然を守るために日本よりも比較的厳しいマナーを大切にしなければいけません。日本では許されていたことも、アメリカでは許されないことまるので、ビーチに遊びに行く際は地元のルールをしっかりと調べてから行くと良いでしょう。

