英語を学ぶなら、場所を表す表現は必須ですよね。

中学1年生のうちから習っており、それをどんどん強化していって感覚的に覚えるようになっています。

ここでは、「場所」という英単語そのものをいくつかご紹介し、それぞれの違いを説明します。

その後、場所を表すのに大変便利で使用頻度が高い前置詞の違いについても解説します。

前置詞はどれを使えば良いのかわからなくなることが多いですし、学校でも詳しく解説されないまま学ぶため、ぜひここで復習していってくださいね。

「場所」という英単語は3つある

「場所」という英単語は3つある

ではまずは、「場所」という英単語には何があるのか、そしてそれぞれの違いは何なのかを見ていきましょうか。日常的に使うものは3つあるので、以下で詳しく見ていきます。

Place

「場所」と言えば英語ではPlaceです。こちらの特徴は、一定の形を持っていない漠然とした場所を指す時に使います。

Aさん
There aren’t places for children to play.
訳)子どもたちが遊ぶ場所がない。
Aさん
My cat must think that my lap is peaceful place to sleep.
訳)私の猫は、私の膝の上を寝るのに落ち着く場所だと思っているに違いないね。
Aさん
There are a lot of places to see in Kyoto.
訳)京都には見るべきところがたくさんあるよ。

Spot

Spotも「場所」という意味ですが、Placeと違って特定の場所と決められた場所を示す単語です。ここに違いが現れるので、使う時には少し意識してみてください。

Aさん
Here is a good spot for some rest. Le’t have lunch here.
訳)ここは休憩するのに良い場所だね。ここでお昼を食べようか。
Aさん
London is a popular spot among Harry Potter fun.
訳)ロンドンはハリー・ポッターファンにとって人気の場所なんです。
Aさん
This room is one of my favorite spot.
訳)この部屋は私のお気に入りの場所なの。

Location

Locationは、物の位置や不動産の場所で使われることの多い単語なので、どちらかというと限定的な意味合いを持ちます。「場所」と言えばLocationと思ったかもしれませんが、使う時には少し制限されます。

Aさん
I wanna build a house in convenient location.
訳)私は便利な場所に家を建てたいな。
Aさん
The hotel was built in an excellent location.
訳)そのホテルは一等地に建てられました。
Aさん
This is an ideal location for me because it takes about only 10 minutes to university.
訳)この場所は大学までたったの10分だから私にとっては理想的な場所ね。

場所に関する前置詞の使い分け

場所に関する前置詞の使い分け

場所を表す時、英語ではよく前置詞を使いますよね。ですが、at / on / in・・・どれを使えば良いのかイマイチよくわからないと悩んだことはないでしょうか。これらは中学1年生から習いはするものの、なんとなく教えられるだけで違いを教えられることはありません。だから曖昧になってしまうのも当たり前なのです。ここでそれぞれを違いを習得し、ネイティブレベルにまで持っていきましょう!

atは「小さい単位」

場所を表す前置詞は、ズバリ「大きさの単位」で決めます。先ほど挙げたat / on / inのうち、もっとも小さな単位なのがat。これはひとつの場所を表す時に使うので、場所はかなり絞られます。

中学校のうちでセットのようにして暗記したのは、at kitchenやat schoolですね。他の前置詞を使えば間違いだとされていたのは、範囲の大きさがネイティブの感覚に合っていなかったからなのです。

Aさん
My mother is at the kitchen now.
訳)お母さんはキッチンにいますよ。
Aさん
He’s at work.
訳)彼は会社にいる。

onは「中くらいの単位」

onはatよりも大きな単位で、特に○○通りと道を表したり、〇階とフロアを表したりする時に使います。通りにはいくつもの家がありますし、ひとつの階には何部屋もあるので少し大きな単位と言えるでしょう。

Aさん
I live on the 4th floor.
訳)私は4階に住んでるよ。
Aさん
The shop is on ABC street.
訳)そのお店はABC通りにある。

inは「大きな単位」

最後にinですね。こちらはatやonと比べると一番大きな単位となります。ですから、よく使われるのは地名や国名の前ですね。これも中学ではin Japanなどと地名、国名とセットでなんとなく習ったので、それが正解っぽいなと曖昧ながらもわかるようになっています。

Aさん
I live in Tokyo.
訳)東京に住んでいる。
Aさん
Football is popular in the UK.
訳)イギリスではサッカーが人気だ。

ただ、この前置詞の考え方も例外がないわけではありません。英語にたくさん触れて、色々なシチュエーションを経験すると自然と正しい組み合わせがわかるのですが、そうでない場合はとりあえず単位の大きさで見分けることがおすすめです。その後で、違う前置詞を選んでしまったらそのニュアンスをピックアップして覚えていけば大丈夫ですよ。

まとめ

「場所」という英語はPlace、Spot、それからLocationがありましたね。Placeは漠然とした場所、Spotは決まった場所、そしてLocationは物の位置や不動産的な意味合いがありました。また、場所を表す前置詞の曖昧さは「単位のサイズ」によって決める方法を解説しましたね。小さいものからat、on、inでした。例外はまた出くわした時に覚えれば良いとし、今は概ね正解できる方法を追求しましょう。これができるようになればライティングにも自信が付きますし、咄嗟に言う英会話のスピーキング能力だって上がります。