「めっちゃ雨が降っていて、傘をさしたけどびしょ濡れ~」
こんな天候の日は、家でゆったり過ごしたいですね。雨が降るレベルは、その雨量によっていくつかに分かれていますが、激しく降る雨を日本語ではオノマトペ「ザーザー」と言ったりします。
では、英語では「ザーザー」をどのように表現するのでしょう?
この記事では、オノマトペ「ザーザー」の英語Pouringを解説します。雨が強いときの英語表現を学びましょう。
オノマトペ「ザーザー」の意味とは?

雨の降り方を表すオノマトペはいくつかあります。本記事で紹介する「ザーザー」の他にも「しとしと」「パラパラ」や「ポツポツ」などですね。まずは「ザーザー」という言葉を使う際の意味を確認していきます。
「ザーザー」の定義とは?
国土交通省・気象庁のホームページによると、1時間の雨量が10mm以上~20mm未満のやや強い雨を「ザーザーと降る」というイメージで表現しています。さらに言えば、地面からの跳ね返りで足元がぬれる、雨の音で話し声が良く聞き取れない(屋内)というレベルが「ザーザー」ということです。
ちなみに、ザーザー降りよりさらにひどい雨には土砂降り、バケツをひっくり返したように降るといった豪雨があります。
オノマトペ「ザーザー」に使う英語Pouring
オノマトペ「ザーザー」の英語は”Pouring”になります。
もう一つ”Pouring rain”というフレーズもありますので、それぞれの意味を紹介します。
「ザーザー」の英語Pouring
皆さんは英会話で”pouring”という単語を使いますか?本記事では「ザーザー」に当てはまる言葉として紹介しますが、それ以外についても後半紹介します。
さて、辞書で”pouring”の動詞”pour”を調べてみましょう。”pour”のカタカナ語の発音はポー、以下の意味が見つかります。
訳)急速に、大量に流れる。
さらに、このページ部分を読み進めると以下のような使用例が挙がっています。
訳)ひどい土砂降り(激しい雨)でない限り、子ども達は楽しい時間を過ごすでしょう。
この例文にpouring down (= raining heavily)というフレーズが出てきています。ここの部分こそ、pouringが雨の強い状態を表しています。
「ザーザー」はPouring rainでも表現
もうひとつの「ザーザー」は、pouringに雨という単語rainを加えたフレーズPouring rainで表現します。辞書で調べると「どしゃぶり」という意味であることが分かります。
「ザーザー」の英語Pouring rainの例文

オノマトペ「ザーザー」は英語で”pouring rain”であることが分かりました。そこで、どのように会話で使っていけばいいのか、例文を挙げて解説していきましょう。
pouring rainの使い方
訳)昨晩は、ザーザー降りでした。
訳)今、ザーザー雨が降っているけれど、娘を保育園に迎えに行かないといけないわ。
どんな天候でも、仕事や子どもの送り迎えは避けられませんね。
訳)西から、ザーザー降ってきたよ。
訳)ザーザーの雨がその地域に洪水を引き起こしました。
大雨が長時間に渡り断続的に降れば、これは洪水といった水害・自然災害が発生しやすくなります。日常会話でこのような状況も話せるようになりたいですね。
さて、pouring rainの使い方には、いくつかのパターンがあります。それらを例文で紹介します。
訳)今はひどい雨です。
この例では、pouringとrainの間に前置詞withが入ったパターンです。
訳)ざあざあ雨が降ってきた。
pouring downというフレーズは「激しく降る」という意味を持つため「ザーザー」として使用できます。
Pouringの他の使い方を紹介
せっかくの機会ですので、pouringを覚えたところでこの機会に日常会話でよく使用される”pour”の意味と使い方も紹介しましょう。
pourで「注ぐ」
“pour”を辞書でみてみると、最初に出てくる意味が以下になります。
訳)物質が入っている容器の片側だけを持ち上げ、特に別の容器に物質を流すこと。
この英文を一言で言えば「注ぐ(そそぐ)」です。
コップに水を注ぐ、ワインをグラスに注ぐなど言いたいときにネイティブが使う単語になります。
pourの例文
「注ぐ」の意味を持つpourやpouringは、雨も空から降り注ぐというイメージにリンクします。
訳)グラスに水を注ごうか?
訳)うん、お願い。
訳)彼女は、もう一杯ワインを注いでいます。
訳)父は、私のサンデーローストにグレービーソースをかけてくれました。
pour・pouringを使えば、普段の生活に頻出の「注ぐ」も「ザーザー雨」も表現できるようになります。
イギリスのMet Officeを紹介
最後にイギリスのMet Officeと、彼らが行なう降雨量の測定方法を紹介しましょう。
Met Officeとは?
イギリスの国立気象局がMet Officeです。1800年代半ばの設立以来、重要な気象サービスと世界をリードする気候科学を提供し、人々の安全と繁栄に貢献しています。
参考:Met Office
降雨量の測定方法を知るビデオ紹介
Met Officeによれば、サンプルの領域を区切る円形の集雨器と、集めた雨を測定機構に導く漏斗で構成されているとのことです。
以下のページでは、イギリス英語でその方法を説明していますのでぜひ動画をご覧ください。
Met Office ”How we measure rainfall”
まとめ
本記事では、「ザーザー」に当たる英語表現”pouring”の意味や使い方を例文とともに解説しました。雨がザーザー降っている、ザーザー降ってきそうといったときには、ぜひpouringやpouring rainでそれらを表現してみましょう。
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