普段から使っている人もいるほど私たちの生活によく馴染んだ自転車。この自転車を英語で言い表わすなら、bikeが真っ先に思いついたという人も多いのでは?中学生、いや、小学生で習うような単語ですから簡単ですよね!・・・ところが、自転車にまつわる英語って意外と知らないのです。基礎単語はわかっても、「自転車に乗る」や「自転車から降りる」、「ブレーキをかける」は英語で言えるでしょうか。今回は、そんな自転車にまつわる表現についてお話をしますね。

自転車はbikeで伝わる?

自転車はbikeで良いと言われて習ったものの、実際伝わらなかったなんてことも実はあります。しかし、bikeは伝わる表現なので安心してください。他にも、bicycleでもOKですよ!どちらかというとbikeの方が口語的ですが、ネイティブはどちらも使います。

日本語ではbikeと言えば原付など、モーターが付いているものを指しますが、それはmotorbikeと言うのでネイティブは自転車しか思い浮かべません。

自転車にまつわる動詞

自転車にまつわる動詞

さて、基本的な自転車の英単語を確認したところで、これを実際に文章として使えるようにしていきましょう。そのために必要なのは動詞ですね。動詞がなければ英語は文章が成り立ちませんから。

では、自転車でよく使う表現を以下で一気に覚えてしまいましょう!

  • 自転車に乗る
    ride on one’s bike

「ride on ~」というフレーズは、「~に乗る(乗り物)」という意味です。主に乗り物に対して使用しますが、前置詞のonを忘れがちになるので注意しましょう。

  • 自転車からおりる
    get off one’s bike

「get off ~」は、「~からおりる(乗り物)」というフレーズですね。道案内などの内容で、教科書で電車のどこで降りるのかを外国人に教えるという勉強をした人はこれがそのまま出たはずです。

  • ブレーキをかける
    hit the brakes
    applied the brakes

「ブレーキ」は英語なのでそのまま「Brakes」ですが、複数形になっていることを意識しましょう。確かに、自転車のブレーキは左右両方にあるので複数にしなければ不自然ですね。こういう細かいところはきちんと勉強しないと気付けないものです。

Aさん
At that time, I hit the brakes!
訳)あの時ブレーキをかけたんだよ!
Bさん
Oh god… I’m scared.
訳)そうだったんだ…怖くなっちゃったよ。
  • タイヤがパンクする
    get a flat tire

自転車に乗っているとタイヤのパンクというハプニングもたまに起こりますが、この事態を英語で説明する時にパンクという言葉は使えません。これは和製英語だからです。使うなら「Flat」で、これは「平らである状態」を指します。タイヤが平らになっていたらパンクというイメージができますよね。

Aさん
Oh my gosh! I got a flat tire!
訳)マジかよ!タイヤがパンクした!
Bさん
What!? Again?
訳)え!?また?
  • タイヤに空気を入れる
    pump up a tire

自転車のタイヤの空気が抜けたら対応しないと走りにくくなりますが、この時に使う英語は「pump」。筋トレをしている人なら筋肉をムキムキにすることをパンプアップと言うのではないでしょうか。

  • 自転車を直す
    fix one’s bike

「fix」は「修正、直す」という意味なので、これを覚えていればすぐに使えます。

自転車の種類を英語で言いたい時

自転車の種類を英語で言いたい時

自転車と一口に言っても、その種類は様々。ですからそれに相当する英語を覚えていないといちいちその自転車の特徴を説明しなくてはいけません。それだけの説明力と会話力があれば良いですが、自信がないならやはり語彙力を増やしてスムーズに会話につなげた方が楽ですよ?ということで、以下にいろいろな自転車の英語表現を並べてみました!

  • マウンテンバイク
    Mountain bike
  • 競技用自転車
    Racing cycle
  • 電動自転車
    Electric bicycle
  • 大人用自転車
    Full-size bicycle
  • 子供用自転車
    Children’s bicycle

広い国土を誇るアメリカなどでは、移動と言ったら車なので車に乗れない年齢以外は自転車をそんなに使いません。また、イギリスでは自転車と言ってもかなりのスピードが出せるまるで競技用のサドルが高い自転車で通学・通勤し、頭には必ずアーモンド形のヘルメットをかぶります。イギリスは日本と同じ右ハンドル左通行なので混乱はしにくいですが、日本で走るゆっくりな自転車とは違うことを意識しましょう。

自転車の部位を英語で言いたい時

自転車のサドル、ペダル、チェーンなどはすべてカタカナですが、これらは英語として使えるのでしょうか。ここからは自転車の各部位についての英単語を確認していきましょう。

  • サドル
    Seat
  • ペダル
    Pedal
  • 補助輪
    Training wheels
  • チェーン
    Chain
  • サビ
    Rust
  • ライト
    Light

ペダルやチェーンはそのまま使えますが、サドルはシートと言います。より正確にはbicycle seatですが、明らかに自転車のサドルとわかっている内容の時には省略できます。

まとめ

bikeは原付ではなく自転車を指す言葉であると確認できましたね。また、自転車に対して使える動詞や、自転車の部位を何と言うのかも学びました。簡単な単語だと思っていても、やはり実際に自転車という言葉を会話の中で使うなら他の表現も知らないと言えないことはたくさんありますね。海外で自転車に乗る機会はそんなにないかもしれませんが、英会話などではロールプレイもあるのでその時に困らなくなり、流暢な英語を披露できます。また、基本的な単語から他のフレーズやイディオムを学んでいく芋づる式はおすすめの学習法です。今回学んだことを忘れないよう、何度も繰り返し言って定着させましょう!