皆さんは、普段メガネを使っていますか?自分が使っていなくても、身近にあるものなのでこれを英語で言えないと英語学習者としてはまだまだですよ!知っているよという方でも、実は結構間違えやすい単語なので、その注意もかねてここで解説をしていきます。簡単なようで知らない注意点、特に瞬発力が大事な会話で失敗しやすいので、今のうちに練習しておいて正しい言い方を学んでおきましょう!

メガネは一般的にglasses

英語では、メガネのことをglassesと言います。ここでの最初の注意点は、必ず複数形で使うということです。英語圏ではメガネは両目の分を2つそろえて使うと考えます。目だってeyeではなく普通はeyesと複数形で、目が2つあることを示します。数え方が日本的な考えとは違うことに着目しておきましょう。

そしてここでもうひとつ注意点があります。シチュエーションにもよりますが、単にglassesと言うと、グラスの複数形と同じになってしまいます。グラスではなくメガネのことを言っているんだよと正確に伝えたい場合には、「a pair of glasses」と言いましょう。ペアになるのはメガネですから、これでグラスのことではないとわかります。必ず2つセットで使うものはこのように表現するので、例えば靴も「a pair of shoes」と言ったりします。

ただ、日常生活では文脈からそれがグラスなのかメガネなのか普通はわかるので、glassesだけで十分と考えても良いでしょう。

イギリス英語やフォーマルな言い方ではspectacles

spectaclesはメガネの別の言い方のひとつ。主にイギリスで使われる単語で、フォーマルなイメージもあります。メガネに限らず、イギリス英語はフォーマル、アメリカ英語はカジュアルなイメージですね。spectaclesもやはり複数形で使うことに注意をしていきましょう。

他に「素晴らしい景色」や「ショー」と言った意味もあるのですが、こちらもはやり文脈できちんと意味の区別はできるので、あえて「a pair of spectacles」と言わなければならない場面はそんなにありません。ちょっと堅苦しい言い方になってしまうので、spectaclesだけでも良いでしょう。

その他の「メガネ」の英語表現

その他の「メガネ」の英語表現

基本的にはメガネと言ったら英語ではglassesかspectaclesですが、それ以外にもメガネという意味を持つ英単語があります。

例えば、eye glassesがそうですね。glassesにeyeがついただけなのですが、これはグラスと区別したい時に使える表現です。

あとはeyewearなんて言い方もありますね。こちらはメガネだけでなくサングラスなど、目にかけるものの総称です。特に目を保護するためにつけるものを意味することが多いです。ですから、バレーボールなど、スポーツをする時に付ける専用のメガネなどはこちらを使います。safety gogglesと言ったりもしますよ?

伊達メガネならglasses for showやfake glassesと言います。「ショーのためのメガネ」、「嘘のメガネ」という表現になります。

メガネに関する英単語

他にも、メガネに関する英単語があるのでこちらでご紹介しておきます。メガネ、コンタクトレンズ、目にまつわることなどなど、メガネから派生しやすい単語を選んでみました。

  • メガネ入れ:glasses case
  • 縁なしメガネ:rimless glasses
  • コンタクトレンズ:contact lenses
  • 近眼(近視):near-sighted
  • 遠視:far-sighted
  • 乱視:astigmatic
  • 視力:eyesight
  • レーシック:LASIK
    「laser in situ keratomileusis」が正式名称
  • 眼鏡屋:optician’s shop
  • 眼科:department of ophthalmology

コンタクトレンズもやはり2個セットのものなので、普通は複数形で使います。また、近視などの目にまつわる表現が出てきましたが、これには「視力」という意味のsightを使っていますね。何気に眼科が難しいので、目がeyesと単純なだけに覚えるのが大変そうです・・・。

メガネにまつわる英語の動詞

メガネにまつわる英語の動詞

メガネを英語でどう言うのかがわかったところで、今度はメガネについて使える動詞を学んでいきましょう!これを覚えれば文章が作れますし、普段日本語で言っていることが英語でも言えるようになります。

メガネをかける

メガネをかけると言いたい時に使う動詞はput onです。「服を着る」という意味でも使う単語で、メガネも自分に装着するという意味ですから同じ単語で通じるのです。

同じく「服を着る」という意味のwearも使えますが、少し堅苦しい言い方になってしまいますね。

Aさん
Hey, I put on dad’s glasses.
訳)見て。パパのメガネをかけてみた
Bさん
Haha! You are like a professor!
訳)あはは!教授みたいだよ!

メガネを外す

メガネを外すと言いたい時にはtake offを使います。こちらも「服を脱ぐ」という意味があり、メガネなどの身につけるものに対して使えることがわかります。removeでも伝わりはしますが、やはりフォーマルな言い方になるので普通なtake offで良いでしょう。

Aさん
I took off my glasses here and… where are they?
訳)ここでメガネを取ってから・・・どこいったんだ?
Bさん
They are on your desk.
訳)机の上にあったよ

まとめ

メガネは英語でglassesやspectaclesでしたね。そして注意すべき点は、英語圏ではメガネは2つのペアと考えるため、複数形で表すのでした。しかしこれは、グラスの複数形とまったく同じ発音とスペルになってしまうので、文脈からその違いを区別するか、またはa pair of glassesと表現する方法がありました。また、英語圏ではメガネは洋服と同じように身につけるものとまとめられるので、メガネをかけたり取ったりする時には服を着たり、脱いだりするのと同じ動詞を使うことも学びましたね。これで、メガネに関する英語表現はバッチリです!