子どもが英語を好きになる一番の近道は「楽しく遊びながら学ぶこと」です。

近年では、AIツールであるChatGPTを使って、家庭や保育の場で手軽に英語アクティビティを取り入れることができます。

今回は、バイリンガル保育士である私が、実際に子どもと一緒に楽しめる「ChatGPTでできる英語遊び10選」を紹介します。すぐに実践できる内容ばかりですので、参考にしてみてください。

ChatGPTとは

ChatGPTを使った子どもの英語遊び

ChatGPTは、OpenAIが提供する対話型のAIです。文章のやりとりだけでなく、画像や音声も扱えるため、英語のクイズを作る、物語を書く、絵を描く、読み上げるといったことを一つの画面でまとめて頼めます。

英語遊びに使うぶんには、無料のプランで足りることがほとんどです。1日に使える回数の上限はありますが、5分程度の遊びを毎日続ける使い方なら問題になりません。

プランの構成や搭載されているAIの世代は数か月単位で変わります。この記事では具体的な金額やモデル名は挙げません。課金を検討する場合は、その時点の公式サイトで確認してください。

使い始める前に確認したいこと

ChatGPTには年齢制限があります。13歳未満は利用できず、13歳から17歳は保護者の同意が前提です。

この記事で紹介する遊びは、すべて大人が操作し、子どもは画面の前で一緒に楽しむ形を想定しています。保育園で使う場合も、操作するのは保育士です。

もうひとつ、無料プランや下位のプランでは、回答の下に広告が表示される場合があります(2026年8月時点)。子どもに画面を見せながら進めるときは、表示される内容に目を配ってください。画面を見せず、大人が読み上げる形で進めるのがもっとも安全です。

ChatGPTを使って英語遊びをする利点

親子でAIを使いながら英語に触れる

材料準備がいらない

従来の英語活動は、カードや絵本などの教材を準備する必要があります。ChatGPTを使えば、その場でクイズ・なぞなぞ・物語を作れるため、準備の負担が軽くなります。

子どものレベルに合わせられる

「3歳向け」「5歳向け」とリクエストすれば、年齢や発達段階に合わせた表現や単語で出題されます。個々の子どもに合わせて難易度を調整できるのは大きな利点です。

多様な遊びが可能

クイズ、なぞなぞ、ロールプレイ、歌、ストーリー作りなど、一つのツールで幅広い活動ができます。保育の現場で飽きさせない工夫がしやすくなります。

英語に親しみやすい雰囲気を作れる

AIは何度でも同じ質問に答えてくれるので、「間違えても大丈夫」という安心感を子どもが得やすくなります。英語への苦手意識が生まれにくくなります。

保育士の負担軽減と学習支援

英語が得意でない保育士でも、会話例や歌詞を作ってもらえるため準備で困りません。保育士自身も一緒に英語を学びながら子どもと遊べます。

即時のフィードバックが得られる

「正解かどうかを子どもに伝えて」と指示すれば、その場で反応が返ります。訂正やヒントも英語で返してくれるため、やりとりが続きます。

個別対応がしやすい

グループ活動でも、大人と子ども1人で進める場面でも、その子のペースに合わせられます。特に内気な子には向いています。

実用的な英語に触れられる

「お店ごっこ」や「動物園ごっこ」などのロールプレイでは、日常生活で使える表現を自然に学べます。

想像力と創造力を育てる

ストーリー作りや歌づくりでは、子どものアイデアを広げてもらえるため、英語と創作を組み合わせて楽しめます。

グローバルな感覚が身につく

英語でやり取りする体験そのものが、「英語は世界とつながるための道具」という意識につながります。

ChatGPTでできる子供向け英語遊び10選

家庭や保育園で取り入れやすい英語遊び

保育園や家庭で英語遊びを取り入れるときに大切なのは、無理なく、楽しく、短い時間で行うことです。ChatGPTを使えば、難しい英語を一から準備する必要がなく、その場で活動をアレンジできます。ここでは実践しやすい10種類を紹介します。

1. 英語クイズタイム(5分)

「3〜4歳向けの簡単な英語クイズを作って」と依頼します。

例:「I am red. You can eat me. I grow on a tree. What am I?」

ポイント:色・食べ物・動物など、子どもに身近なテーマが効果的です。

2. 英語なぞなぞ(5分)

「幼児向けのやさしい英語なぞなぞを出して」とお願いします。

例:「What has two hands but can’t clap?」→ Clock

ポイント:日本語でヒントを補うと理解が深まります。

3. ストーリー作り(10分)

「子ども向けの短い英語ストーリーを作って」と依頼し、途中で止めて「次はどうなる」と子どもに予想させます。

例:「A little rabbit found a big carrot…」

ポイント:絵本の読み聞かせと同じ感覚で使えます。

4. 単語しりとり(Word Chain)(5分)

「動物の名前で英語のしりとりをしよう」と依頼します。

例:「cat → tiger → rabbit」

ポイント:小さい子には2〜3回で切り上げて、成功体験で終わらせます。

5. 英語早口ことば(Tongue Twisters)(3分)

「幼児でも言える英語の短い早口言葉を作って」とお願いします。

例:「Red rabbit runs.」

ポイント:リズム遊びや発音練習にもなります。

6. 動物あてっこゲーム(Guess the Animal)(5分)

「子ども向けに動物をヒントで出して」と依頼します。

例:「I am big and gray. I have a long trunk. What am I?」

ポイント:ジェスチャーを加えると盛り上がります。

7. 韻あそびソング(Rhyming Game)(5分)

「cat, hat, bat のような韻を使った短い歌を作って」とお願いします。

ポイント:簡単なリズムで繰り返すことで、言葉の音に敏感になります。

8. ロールプレイ(Role Play)(10分)

「レストランごっこ」を例に、英語の会話例を作ってもらいます。

  • Teacher: “Hello! What would you like?”
  • Child: “Apple, please.”

ポイント:ごっこ遊びの延長で自然に英語を口にできます。

9. 単語さがし(Word Hunt)(10分)

「色や動物の単語を5つ出して」と依頼します。

例:「red, blue, cat, dog, apple」

子どもが部屋の中や絵カードから探します。

ポイント:体を動かしながら学べます。

10. 間違い探し(Spot the Mistake)(5分)

「わざと間違えた英語の文を作って」とお願いします。

例:「The sky is green.」→ 子どもが “No! The sky is blue!” と訂正します。

ポイント:正解することで自信がつきます。

よくある質問

子どもが自分でChatGPTを操作してもよいですか

13歳未満はできません。ChatGPTは13歳未満の利用を認めておらず、13歳から17歳は保護者の同意が前提です。未就学児や小学生と遊ぶ場合は、大人が入力し、子どもは答えたり考えたりする役に回ってください。

英語が苦手な大人でも進められますか

進められます。日本語で「3歳向けの英語クイズを作って」と頼めば、出題文も答えも用意されます。読み方に迷う場合は「この文をカタカナの読み方付きで」と続けて頼む方法もあります。

AIが出す英語に間違いはありませんか

まれに不自然な表現が混ざります。子どもに出す前に一度目を通し、気になる場合は「もっとやさしい表現に」「この文は自然ですか」と聞き直してください。なぞなぞは答えが複数成り立つこともあるため、答えも一緒に確認しておくと進行が止まりません。

1回どのくらいの時間が適していますか

5分から10分です。この記事の10種類も、それぞれ3分から10分で終わる長さにしています。長く続けるより、短く切り上げて「またやりたい」で終わる方が次につながります。

毎回同じ遊びでも意味はありますか

あります。同じ形式を繰り返すと、子どもはルールを覚えているぶん英語そのものに集中できます。飽きた様子が見えてからテーマを変える程度で十分です。

まとめ

ChatGPTは、子どものレベルに合わせて遊びをアレンジしてくれる頼もしい存在です。

クイズ、なぞなぞ、ストーリー作り、ロールプレイなど、家庭でも保育の現場でも取り入れやすい活動がたくさんあります。大切なのは「正しい英語を覚えさせる」ことよりも、「英語を使って遊ぶことが楽しい」と感じてもらうことです。

遊びで慣れた英語を人に向けて使う場面もつくりたいときは、Kimini英会話のように講師と話せるレッスンを組み合わせる方法があります。

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lily 子ども英語教育講師・保育士 / Early Childhood English Educator
英会話講師・保育士として活動し、インターナショナルスクールを10年間経営。独学で英語を習得し、幼児英語教育の現場で長年指導に携わる。シンガポールをはじめ各国で幼児教育を研究し、「生きた英語」を重視した指導を実践している。