今回は、「自然」という日本語にまつわる英語表現をたくさんご紹介していきたいと思います。森や川といった自然という意味もあれば、自分という個性をそのまま出してふるまう自然体という言葉もありますよね。日本語ではこういったニュアンスに「自然」と付けるのですが、英語では別の言葉に置き換えられるのでしょうか。その辺りも、今から予測して楽しみながら新出単語や熟語を覚えていってくださいね!

「自然」は英語でnature

まずは基本中の基本。「自然」は英語でNature、ですね。他にも、「天然」や「本質」などの意味があります。基本的に不可算名詞であるという点も理解しておきましょう。

Natureという単語からイメージするのは、たくさんの木々や川のせせらぎでしょうか。人間が地球に手を施さないありのままという感じですね。一方で、ありのままでも過酷な自然である切立った崖などはちょっとまた違ったNatureなのかなと思ってしまいます。

日本に多いnatural disaster

日本に多いnatural disaster

Natural disasterは、「自然災害」という意味です。Disasterが「災害」という意味なので、そのまま日本語訳をくっつければ意味はわかりますね。

自然災害というと、日本で多くあるのは豪雪地帯なら大雪、最近はゲリラ豪雨が夏にありますし、台風による被害もあります。そして地震も、人間の手ではどうしようもない自然災害ですね。

Aさん
I’m scared of natural disaster…
訳)自然災害が起こると思うと怖いの・・・
Bさん
Don’t worry. I’m with you.
訳)心配しないで。お父さんがいてあげるよ

自然体はnaturally

冒頭で少し触れた「自然体」という意味は、英語でも「自然」という意味のNatureが入っていました!副詞で、Naturallyと表現します。

名詞としてそのまま訳してしまうなら「natural posture」ですが、文章として使うならNaturallyの方が使い勝手は良いです。以下のように使えます。

Aさん
He acts naturally. So I mean… I think I like him!
訳)彼は自然にふるまうし、だからそれで・・・私彼のこと好きだと思うの!
Bさん
Are you crazy!?
訳)頭が大丈夫!?

rich in natureで「自然豊か」

自然豊かなことを英語で表したいのなら、Rich in nature、あるいはA lot of natureがふさわしいですね。Richは「お金持ちの」という意味ですが、お金がたくさんあることによって豊かですから、そのイメージを持っていれば理解しやすいと思います。

A lot of natureは、A lot ofがそのまま「たくさんの」なので、直訳の「たくさんの自然」で理解できますね。

自然主義はnaturalism

自然主義はnaturalism

Naturalismという単語もあります。これは日本語訳にすると「自然主義」となりますが、主に芸術や文学で使われる単語です。

ただ、自然主義というとなんだか人里離れて暮らす、今の文明の利器に頼らない考え方という意味の方が強いように思いますね。人間が地球を汚すので、このような考えを持って地球を守ろうとしている人々もいます。そのような人を表すなら自然主義者という「naturalist」を使います。

「母なる自然」はmother nature

日本語では、「母なる自然」なんて言ったりしますが、これもなんと英語ではそのままMother natureと言ったりします。

人間が生きる基盤を作ってくれたものは、多くの文化圏でも母と形容されるのでしょうか。名詞をそのまま2つ並べただけなのでなんだか変に思うかもしれませんが、言い回しとしてあるんだと覚えておくくらいでOKですよ!

「自然乾燥」はnatural drying

「自然乾燥」はnatural drying

急に家庭的になりますが、洗濯物などの「自然乾燥」は英語でNatural dryingと言います。乾燥器などを使わず、自然の風や日光を使った乾かし方ですね。

ちなみに、イギリスには各家庭に裏庭があることが多く、ここに大きなパラソルのようなものが一本立っており、広げて洗濯物を干せるようになっていたりします。天気がコロコロ変わるイギリスの場合は部屋干しが多そうですけどね。

「自然保護区」はnatural reserve

人間の手が入らないように、自然を守っていこうとする「自然保護区」はNatural reserveと言います。Reserveは「保護区」という意味ですが、他にも「予約する」や「蓄え」という意味があります。

この場合は「保護区」という意味ですが、自然を予約して誰にも使わせないようにすると考えることができたり、自然を蓄えておくというニュアンスを考ええれば「保護区」という意味にたどり着けないこともないですね。

「自然と共生する」はlive with nature

「自然と共生する」はlive with nature

もっと前から自然との共存は必要不可欠なものとされてきましたから、今後も課題として頻繁にニュースになりそうなのがLive with nature。英語の試験の課題でも出されそうな言い回しです。

日本語そのままの意味なので暗記はしやすいですね。「共に」と表す前置詞Withを使って共生を表しています。

Aさん
When can humans understand it is essential to live with nature?
訳)いつになったら自然と共生していく必要性を人間は理解するんだろう
Bさん
I’m human, but I don’t know.
訳)私人間だけどわかんない

「自然治癒力」はnatural healing power

薬などに頼らず自分の力で身体を直すことは、英語でNatural healing powerと言います。これは他にも「self-healing power」と言ったり、「spontaneous care」と言い換えることができます。

「spontaneous」は聞き慣れないと思いますが、「自然に起きる」とか「自発的な」という意味を持っています。

まとめ

「自然」は英語でNatureでしたが、そのNatureにまつわる英語はかなりありましたね。他にもたくさんあるのですが、全部は紹介しきれないのでここまでとなります。意外と日本語訳と英語訳がそのまま合致するものもあるとわかったので、覚えやすいのはラッキーでしたね!