海外ニュースやドラマで「裁判」のシーンをよく目にする方も多いのではないでしょうか。
英語では「裁判」を trial や lawsuit と言いますが、実際に使われる単語は状況によって微妙に異なります。
たとえば「裁判所に行く」は go to court ですが、「裁判を受ける」は stand trial となります。さらに「裁判官」「審査員」「検察官」など、裁判に関わる人々を表す単語も数多く存在します。
日本語ではひとことでまとめられる表現も、英語になると複数の言い回しがあり、制度の違いによってニュアンスも変わります。
そこで今回は、裁判に関する代表的な表現を紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
「裁判所」は英語で“court”

「裁判所」は英語で court と表現されます。
courtには「法廷」「裁判所」という意味があり、法律の文脈で使われるときは建物だけでなく「裁判機関」自体を指すこともあります。
アメリカでは裁判所の種類が細かく分かれており、日本の制度と比較して学ぶと理解しやすいです。
- the Supreme Court = 最高裁判所
- district court = 地方裁判所
- family court = 家庭裁判所
- juvenile court = 少年裁判所
彼は昨日、裁判所に召喚されました。
その事件は最高裁判所で審理されます。
ニュースでは「the court’s decision(裁判所の判断)」のように使われることが多く、ドラマでは「Order in the court!(静粛に!」といった表現が定番です。
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「裁判官」は英語で“judge”
「裁判官」は英語で judge といいます。
裁判を指揮し、最終的な判決を下す権限を持つ人物です。日本の「裁判長」にあたる表現は chief judgeです。アメリカの連邦裁判所では federal judge という表現もよく使われます。
- judge = 裁判官
- chief judge = 裁判長
- federal judge = 連邦裁判官
裁判官は最終判決を言い渡しました。
彼女は史上最年少の連邦裁判官になりました。
アメリカの最高裁判所の判事は Justice と呼ばれます(例:Justice Roberts。)
「justice」が「正義」という意味を持つ一方で、称号としても使われる点がユニークです。
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「審査員」は英語で“juror / jury”
「審査員」「陪審員」を意味する英語は juror(個人)と jury(複数・団体)です。
アメリカの裁判では 陪審員制度が重要で、刑事事件の有罪・無罪を判断するのは陪審員団です。
日本でも裁判員制度がありますが、こちらは lay judge という表現で説明されます。
- juror = 陪審員(個人
- jury = 陪審員団
- grand jury = 大陪審
- trial by jury = 陪審裁判
陪審員団は被告を有罪と判断しました。
各陪審員は公平でなければなりません。
アメリカの裁判では、陪審員が評議の結果を出すときに「We, the jury, find the defendant guilty.(我々陪審員は被告を有罪と認める)」と宣言します。ドラマでもおなじみのシーンですね。
「司法」は英語で“judiciary / judicial system”

「司法」という日本語は、英語では judiciary または judicial system と表現されます。
- judiciary = 司法(司法権を持つ機関全体)
- judicial system = 司法制度
- judicial review = 違憲審査
- justice = 裁判官(最高裁判所判事の称号)
司法は民主主義において重要な役割を果たします。
アメリカの司法制度は日本のものと異なります。
英語で「三権分立」を説明するときには the legislative, the executive, and the judiciary(立法・行政・司法)と表現します。覚えておくとニュース記事の理解に役立つでしょう。
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「検察官」は英語で“prosecutor / district attorney”
「検察官」は英語で prosecutor といいます。
アメリカでは地域によって district attorney(DA)という言葉が使われ、法廷ドラマやニュースでも頻繁に登場します。
- prosecutor = 検察官
- public prosecutor = 公訴検察官
- district attorney (DA) = 地方検事
- prosecution = 検察、起訴
検察官は新しい証拠を提示しました。
地方検事は起訴を決定しました。
「検察官」と「弁護士」を混同しやすいですが、prosecutor は「訴える側(公的」、lawyer / defense attorney は「弁護する側(私的」と覚えると整理しやすいです。
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「被告人・原告・原告人」は英語で“defendant / plaintiff / complainant”
裁判には、訴える側と訴えられる側があります。それぞれを英語で次のように表現します。
- defendant = 被告人(訴えられる側)
- plaintiff = 原告(訴える側)
- complainant = 原告人(特に被害を受けた当事者)
被告人は無罪を主張しました。
原告は損害賠償を求めています。
原告人はその会社を訴えました。
ニュース記事では plaintiff vs. defendant という形で「原告対被告」と記されることが多いです。
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まとめ
今回は、裁判所や裁判官、陪審員、司法制度、検察官、被告人・原告などに関する英語表現を紹介しました。
- 裁判所 = court
- 裁判官 = judge
- 審査員 = juror / jury
- 司法 = judiciary / judicial system
- 検察官 = prosecutor / district attorney
- 被告人 = defendant、原告 = plaintiff、原告人 = complainant
紹介した表現は、法廷ドラマや海外ニュースを理解するうえで便利な単語です。例文とともに覚えることで、文脈に合わせた正しい使い方ができるようになるでしょう。
英語圏の法律文化や制度の理解にもつながりますので、ぜひ繰り返し学習し、実際のニュースや映像作品でチェックしてみてくださいね。

