「10万円って英語でなんて言う?」

「英語で2/3ってなんて言うんだっけ?」

このような質問を、とっさに答えられた人は少ないのではないでしょうか?

数字を英語に変換して言うのは、英語の上級者でも少し考えてしまう傾向があります。

しかし、ご安心ください。

数字を英語で簡単に言い表すための法則があります。

覚えてしまえば、応用は難しくありません。

この記事では、そんな数字の英語表現についてお伝えしていきます。

0~100の表現

まずは0〜100の表現を確認していきましょう。

0(ゼロ)の表現

0は文字では「Zero」と書かれ、発音は「ゼロ」ではなく「ズィロゥ」と読まれます。

また口語や電話番号などの数字の羅列(られつ)として伝えるとき、ローマ字の「O(オゥ)」として発音されることもあるので覚えておきたいですね。例:305(スリー・オー・ファイヴ)

日本語で例えるなら、305を「さん・まる・ご」と表現するようなイメージですね。

1〜99の表現

続いて1〜99の表現です。

1〜99までは数が多いですが、法則さえ見出してしまえば簡単に表現できますよ。

この項の最後に1〜99までの書き方と読み方を一覧にしてありますのでぜひご活用ください。

注意するポイントは2つ

  • 11と12
  • 一部のスペル(つづり)が変化するポイント

11と12

13以降は「サーティ、フォーティ、フィフティ」と、規則的に変化していきます。

対して11と12は例外的に、「イレヴン、トゥウェルヴ」という固有の読み方があります。

11と12の2つだけ「こういうものなんだ」という感じで覚えてしまいましょう。

スペル(つづり)が変化するポイント

17はSeventeen、18はEighteenなど、規則的に変化するものは1〜9までの書き方・読み方に倣(なら)っています。

しかし、13や30(Thirteen、Thirty)、15や50(Fifteen、Fifty)など、少しだけスペル(つづり)が変化して使われるものもあります。

どれも大きく変わるわけではなく、少しだけつづりが変わるだけなので、少しずつ慣れていくと良いですよ。

1〜99の英語表現一覧

1〜99の英語表現を↓に一覧でまとめましたので、ぜひご活用ください。

書き方 ・ 読み方書き方・読み方書き方・読み方
1one
ワン
34thirty-four
サーティフォー
67sixty-seven
シクスティセヴン
2two
トゥ
35thirty-five
サーティファイヴ
68sixty-eight
シクスティエイト
3three
スリー
36thirty-six
サーティシクス
69sixty-nine
シクスティナイン
4four
フォー
37thirty-seven
サーティセヴン
70seventy
セヴンティ
5five
ファイヴ
38thirty-eight
サーティエイト
71seventy-one
セヴンティワン
6six
シックス
39thirty-nine
サーティナイン
72seventy-two
セヴンティトゥー
7seven
セヴン
40forty
フォーティ
73seventy-three
セヴンティスリー
8eight
エイト
41forty-one
フォーティワン
74seventy-four
セヴンティフォー
9nine
ナイン
42forty-two
フォーティトゥー
75seventy-five
セヴンティファイヴ
10ten
テン
43forty-three
フォーティスリー
76seventy-six
セヴンティシクス
11eleven
イレヴン
44forty-four
フォーティフォー
77seventy-seven
セヴンティセヴン
12twelve
トゥエルヴ
45forty-five
フォーティファイヴ
78seventy-eight
セヴンティエイト
13thirteen
サーティーン
46forty-six
フォーティシクス
79seventy-nine
セヴンティナイン
14fourteen
フォーティーン
47forty-seven
フォーティセヴン
80eighty
エイティ
15fifteen
フィフティーン
48forty-eight
フォーティエイト
81eighty-one
エイティワン
16sixteen
シクスティーン
49forty-nine
フォーティナイン
82eighty-two
エイティトゥー
17seventeen
セヴンティーン
50fifty
フィフティ
83eighty-three
エイティスリー
18eighteen
エイティーン
51fifty-one
フィフティワン
84eighty-four
エイティフォー
19nineteen
ナインティーン
52fifty-two
フィフティトゥー
85eighty-five
エイティファイヴ
20twenty
トゥエンティ
53fifty-three
フィフティスリー
86eighty-six
エイティシクス
21twenty-one
トゥウェンティワン
54fifty-four
フィフティフォー
87eighty-seven
エイティセヴン
22twenty-two
トゥウェンティトゥ
55fifty-five
フィフティ
88eighty-eight
エイティエイト
23twenty-three
トゥウェンティスリー
56fifty-six
フィフティシクス
89eighty-nine
エイティナイン
24twenty-four
トゥエンディフォー
57fifty-seven
フィフティセヴン
90ninety
ナインティ
25twenty-five
トゥウェンティファイヴ
58fifty-eight
フィフティエイト
91ninety-one
ナインティワン
26twenty-six
トゥウェンティシクス
59fifty-nine
フィフティナイン
92ninety-two
ナインティトゥー
27twenty-seven
トゥウェンティセヴン
60sixty
シクスティ
93ninety-three
ナインティスリー
28twenty-eight
トゥウェンティエイト
61sixty-one
シクスティワン
94ninety-four
ナインティフォー
29twenty-nine
トゥウェンティナイン
62sixty-two
シクスティトゥー
95ninety-five
ナインティファイヴ
30thirty
サーティ
63sixty-three
シクスティスリー
96ninety-six
ナインティシクス
31thirty-one
サーティワン
64sixty-four
シクスティフォー
97ninety-seven
ナインティセヴン
32thirty-two
サーティトゥー
65sixty-five
シクスティファイヴ
98ninety-eight
ナインティエイト
33thirty-three
サーティシックス
66sixty-six
シクスティシクス
99ninety-nine
ナインティナイン

100の英語表現

100は英語で「One hundred(ワン ハンドゥレッドゥ)」または「A hundred(ア ハンドゥレッドゥ)」と読みます。

OneやAの部分をTwo,Threeと変化させれば、「Two hundred(200)」「Three hundred(300)」を表現することができます。

また100以降の二桁の数は、「One hundred (and) twenty-five(125)」と表現します。
※()内でくくっているandについては、イギリス英語ではandをつけ、アメリカ英語ではつけないケースが多いようです。

1000の英語表現

1000の英語表現

1000は英語で「One thousand(ワン サウザンド)」または「A thousand(ア サウザンド)」と読みます。

前項でお伝えした「100の英語表現」と共通する部分が多く、OneやAの部分をTwo,Threeと変化させれば、「Two thousand(2000)」「Three thousand(3000)」を表現することができます。

また1000以降の三桁の数字は、「Three thousand two hundred (and) twenty-five(3125)」と表現します。

桁の多い数字の単位の読み方

桁の多い数字の単位の読み方

例えば「13425を英語で言ってみてください」と言われたら、とっさに答えるのは難しいですよね。

桁数が多くなるとなおさら、「えっと、三千だからThree thousand で…」といった感じで混乱しやすくなります。

そこで、桁が多い数字をわかりやすく読むための方法をお伝えします。

桁が多い数字を英語で読むときは、「,(カンマ)」を活用すると、とても読みやすくなります。

例えば先ほどの「13425」は、カンマをつけると「13,425」になりますよね。

日本語では「一万三千……」と読みますが、英語ではカンマで区切るので「13千」という考え方をします。

「13千」を英語で表現すると「Thirteen thousand(サーティーン サウザンド)」と言います。

あとは後ろの「425」を順当に「four hundred twenty-five(フォーハンドレッド フィフティ ファイブ)」をつけ足せばOKです。

最終的には「13,425=Thirteen thousand twenty-five(サーティーンサウザンド フォーハンドレッド フィフティファイブ)」になります。

このように、桁の多い数字の読み方は、「,(カンマ)」を活用すると、とても読みやすくなるといえます。

さらに大きな桁数をあらわすときは、以下の読み方が参考になるのでぜひご活用ください↓

  • 100,000=“One hundred thousand”
  • 100,000,000=“One hundred million”
  • 1,000,000,000の位の区切り= “One billion”

英語の序数

英語には数字だけじゃなく「序数」という数え方もあります。

日本語で言うなら「1番、2番、3番」というイメージですね。

英語では「First,(ファースト) Second,(セカンド) Third(サード)…」が序数になります。

序数にも一定の法則があり、丸暗記する必要はないので、以下の一覧を参考に法則を把握してみてください。

「First, Second, Third」だけが例外ですが、基本的に数字の基本形の後に「th」をつける形になります。

数字序数省略形読み方基本形
1first1stファーストOne
2second2ndセカンドTwo
3third3rdサードThree
4fourth4thフォースFour
5fifth5thフィフスFive
6sixth6thシックスSix
7seventh7thセブンスSeven
8eighth8thエイスEight
9ninth9thナインスNine
10tenth10thテンスTen
11eleventh11thイレヴンスEleven
12twelfth12thトゥウェルフスTwelve
13thirteenth13thサーティーンスThirteen
14fourteenth14thフォーティーンスFourteen
15fifteenth15thフィフティーンスFifteen
16sixteenth16thシックスティーンスSixteen
17seventeenth17thセヴンティーンスSeventeen
18eighteenth18thエイティーンスEighteen
19nineteenth19thナインティーンスNineteen
20twentieth20thトウェンティースTwenty
21twenty-first21stトウェンティ ファーストTwenty One
22twenty-second22ndトウェンティ セカンドTwenty Two
23twenty-third23rdトウェンティ サードTwenty Three
24twenty-fourth24thトウェンティ フォースTwenty Four
25twenty-fifth25thトウェンティ フィフスTwenty Five
26twenty-sixth26thトウェンティ シックスTwenty Six
27twenty-seventh27thトウェンティ セブンスTwenty Seven
28twenty-eighth28thトウェンティ エイスTwenty Eight
29twenty-ninth29thトウェンティ ナインスTwenty Nine
30thirtieth30thサーティースThirty
31thirty-first31stサーティ ファーストThirty One
32thirty-second32ndサーティ セカンドThirty Two
33thirty-third33rdサーティ サードThirty Three
34thirty-fourth34thサーティ フォースThirty Four
35thirty-fifth35thサーティ フィフスThirty Five
36thirty-sixth36thサーティ シックスThirty Six
37thirty-seventh37thサーティ セブンスThirty Seven
38thirty-eighth38thサーティ エイスThirty Eight
39thirty-ninth39thサーティ ナインスThirty Nine
40fortieth40thフォーティースForty
41forty-first41stフォーティー ファーストForty One
42forty-second42ndフォーティー セカンドForty Two
43forty-third43rdフォーティー サードForty Three
44forty-fourth44thフォーティー フォースForty Four
45forty-fifth45thフォーティー フィフスForty Five
46forty-sixth46thフォーティー シックスForty Six
47forty-seventh47thフォーティー セブンスForty Seven
48forty-eighth48thフォーティー エイスForty Eight
49forty-ninth49thフォーティー ナインスForty Nine
50fiftieth50thフィフティースFifty
51fifty-first51stフィフティー ファーストFifty One
52fifty-second52ndフィフティー セカンドFifty Two
53fifty-third53rdフィフティー サードFifty Three
54fifty-fourth54thフィフティー フォースFifty Four
55fifty-fifth55thフィフティー フィフスFifty Five
56fifty-sixth56thフィフティー シックスFifty Six
57fifty-seventh57thフィフティー セブンスFifty Seven
58fifty-eighth58thフィフティー エイスFifty Eight
59fifty-ninth59thフィフティー ナインスFifty Nine
60sixtieth60thシックスティースSixty
61sixty-first61stシックスティー ファーストSixty One
62sixty-second62ndシックスティー セカンドSixty Two
63sixty-third63rdシックスティー サードSixty Three
64sixty-fourth64thシックスティー フォースSixty Four
65sixty-fifth65thシックスティー フィフスSixty Five
66sixty-sixth66thシックスティー シックスSixty Six
67sixty-seventh67thシックスティー セブンスSixty Seven
68sixty-eighth68thシックスティー エイスSixty Eight
69sixty-ninth69thシックスティー ナインスSixty Nine
70seventieth70thセブンティースSeventy
71seventy-first71stセブンティ ファーストSeventy One
72seventy-second72ndセブンティ セカンドSeventy Two
73seventy-third73rdセブンティ サードSeventy Three
74seventy-fourth74thセブンティ フォースSeventy Four
75seventy-fifth75thセブンティ フィフスSeventy Five
76seventy-sixth76thセブンティ シックスSeventy Six
77seventy-seventh77thセブンティ セブンスSeventy Seven
78seventy-eighth78thセブンティ エイスSeventy Eight
79seventy-ninth79thセブンティ ナインスSeventy Nine
80eightieth80thエイティースEighty
81eighty-first81stエイティ ファーストEighty One
82eighty-second82ndエイティ セカンドEighty Two
83eighty-third83rdエイティ サードEighty Three
84eighty-fourth84thエイティ フォースEighty Four
85eighty-fifth85thエイティ フィフスEighty Five
86eighty-sixth86thエイティ シックスEighty Six
87eighty-seventh87thエイティ セブンスEighty Seven
88eighty-eighth88thエイティ エイスEighty Eight
89eighty-ninth89thエイティ ナインスEighty Nine
90ninetieth90thナインティースNinety
91ninety-first91stナインティ ファーストNinety One
92ninety-second92ndナインティ セカンドNinety Two
93ninety-third93rdナインティ サードNinety Three
94ninety-fourth94thナインティ フォースNinety Four
95ninety-fifth95thナインティ フィフスNinety Five
96ninety-sixth96thナインティ シックスNinety Six
97ninety-seventh97thナインティ セブンスNinety Seven
98ninety-eighth98thナインティ エイスNinety Eight
99ninety-ninth99thナインティ ナインスNinety Nine
100one hundredth100thワンハンドレッドスOne Hundred

小数の読み方

続いて英語で小数の読み方をお伝えします。

小数はこれまでの数字の読み方に比べて簡単です。

例を挙げてみましょう。

  • 0.5=”Zero point five”
  • 0.05=”Zero point zero five”
  • 31.04=”Thirty-one point zero four”

このように、日本語で「さんじゅういち”てん”ぜろよん」と読むのと似たイメージで読み進めることができます。

小数点の「点」は英語で「Point」と読みますから、そのまま「Point」と発音すればOKです。

分数の読み方

分数の読み方

英語で分数を読むときにも一定の法則があります。

分数の基本的な読み方

先に例を挙げてみましょう。

  • 1/8=”One-eighth”
  • 9/11=”Nine-elevenths

1/8は日本語で「八分の一」というように、分母から読み上げます。

しかし英語では、”One-eighth”と、分子から読んでいるのがわかりますね。

また、分母は序数で表していることもわかります。

9/11はどうでしょうか?

”Nine-elevenths”となっています。

分母が序数で、かつ複数形になっていることがわかりますね。

これは、「分子が複数(2以上)の時は、分母を複数形で表す」というルールがあるからです。

このように、分数の基本的な読み方には以下の3点を押さえておけばOKです。

  • 分子→分母の順番で読む
  • 分母は序数で読む
  • 分子が複数(2以上)の場合、分母を複数形で表す

分数の例外的な読み方

分数の基本的な読み方とは違う例外的な読み方があります。

例外的な読み方は以下の3点です。

  • 1/2
  • 1/4
  • 3/4

1/2は順当に読めば「One-second」になりますよね?

しかし、1/2は例外的に「One-half(ワン ハーフ)」という読み方になります。

1/4と3/4はアメリカ英語かイギリス英語かで読み方が変わります。

アメリカ英語の場合は「One-fourth(ワン フォース)」や「Three fourths(スリー フォース(ス)」というように基本通りの読み方でOKです。

イギリス英語の場合、「One-quarter(ワン クオーター)」や「Three quarters(スリー クオーターズ)」という読み方をします。

よく「おばあちゃんがイギリス人のクオーターだね。」などで言われる、四分の一を表す「クオーター」をイメージしていただくとわかりやすいかと思います。

  • 1/2は「Half(ハーフ)」を使う
  • 1/4、3/4は、イギリス英語では「Quarter(s)(クオーター)」を使う

↑の2点を数少ない例外として覚えておけばOKです。

ローマ数字の使い方

ローマ数字の使い方

ローマ数字とは、時計の文字盤などで使用される「Ⅲ、Ⅵ、Ⅸ、Ⅻ」などの表記を指します。

一般的な「1,2,3」などの表記は「アラビア数字」です。

ローマ数字は「Ⅰ、V、X」などの文字で成り立ち、1~3までは「Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ」というように「Ⅰ」を一つずつ増やしていきますが、5の一つ手前である4は「Ⅳ」のように「V(5)」の手前に「Ⅰ」をつけたような表記をします。

「V(5)」以降は「Ⅵ(6)、Ⅶ(7)」といったように、Vの右側に「Ⅰ」を足していきます。

「X(10)」の付近である「Ⅸ(9)」や「Ⅺ(11)」も同じようなイメージです。

↓主なローマ数字書き方は以下の一覧をご活用ください。

123456789
IIIIIIIVVVIVIIVIIIIX
102030405060708090
XXXXXXXLLLXLXXLXXXXC

予算の話題によく出る10Mの「M」や「K」って何?

予算の話題でよく「10M」や「10K」などの言葉を目にしませんか?

「10M」のMについては、上述の「ローマ数字」から来ています。

前項では90までのローマ数字を一覧表にしましたが、予算などで使われる大きな単位については以下の表をご活用ください。

  • X=10
  • L=50
  • C=100
  • D=500
  • M=1,000

また「K」についてはローマ数字ではなく「Kilo(キロ)」を意味します。

1kg(キログラム)や1km(キロメートル)のKilo(キロ)ですね。

ところで1kgは何グラムでしたでしょうか?そう、1,000gです。

なので、1K=1,000と認識することができますね。

まとめ

この記事では、数字を英語で表す時の言い方と法則についてお伝えしました。

ここまでお読みのあなたは、もう英語で数字を言い表すときも混乱しないだけの知識を持っていることでしょう。

この記事でお伝えしたことが、あなたの英語表現を豊かにするのに役立てられれば幸いです。