英語学習をしていて、なかなか英語が話せるようにならないと感じることはありませんか。
英語を「話せるようになる」ことを目標にしている場合、会話が続かないと「上達していない」と感じると思います。しかし、これには必ず原因があります。
それは、英語を上達させるための方法を知らなかったり、非効率な学習をしているからかもしれません。オンライン英会話をひたすら続けていても、これでは話せるようになるとはいえません。
英語が思うように上達しないのには原因があるはずですし、話せるようになるための方法は必ずあります。
これを知った上で、オンライン英会話を活用することで、より効率的に英語を上達させることができます。
本記事では、英語が話せるようにならない原因として考えられることや、オンライン英会話の利用で英語を上達させる方法をご紹介します。
オンライン英会話で話せるようにならない原因とは?
オンライン英会話を利用しているのに、なかなか英語が話せるようにならない原因は、主に以下の3つです。
・短期間でやめてしまう
・アウトプットしない
・レッスンの時間外に予習をしない
それぞれについて具体的な内容を解説します。
短期間でやめてしまう
オンライン英会話で話せるようにならない第一の原因は、短期間でレッスンをやめてしまうことにあります。
英語が母語ではない場合、第二言語として英語を習得するにはそれなりに長い時間をかける必要があります。また、どのレベルまで話せるようになりたいのかという目標により、人それぞれの学習時間も変わってきます。
「英語が話せる」ようになりたい場面として想定しているのが海外生活や海外旅行先でなのか、ビジネスのためなのかによっても、目標達成までの道のりは異なります。
目的に応じて英語を話せるようになるためには、一定の期間は継続して学習することがもっとも大切です。
学習が短期間であればあるほど、反復がすくないために、覚えたことは定着せずに忘れてしまいます。もし継続して学習すれば、向上したかもしれない英語力も上達せず、英語を話せるようにはならなかったと感じてしまう原因になりす。
次の記事は、オンライン英会話で効果を感じるにはどのくらいの期間続けたらいいのかなど、「英語が話せる」ようになるヒントが紹介されています。
アウトプットが足りない
オンライン英会話で話せるようにならない第二の原因は、アウトプットの絶対量が足りないことです。
特に英語が話せるようになりたいと思って学習している方は、流暢な英語を話している姿を目標にしているのではないでしょうか。
これは、繰り返し話し続けているから、なめらかに話すことができているのです。
日本語を母語とする私たちが、日本語を流暢に話すことができているのは、子供の頃から繰り返しアウトプットしているからです。
英語がうまく話せないと感じている方は、このアウトプットする時間が圧倒的に足りないことが原因です。
講師がレッスン中に話を引き出そうと話しかけても、受講者の側がことばに詰まってしまったり、なんとなく聞き役になってしまう、せっかくとオンライン英会話で学習していても、レッスンを受ける側が話している時間が短いので、アウトプットの時間が足りていないという状態になってしまうことがあるのです。
レッスンの時間外に予習をしない
オンライン英会話で話せるようにならない第三の原因は、レッスンの時間外に予習ができていないことです。
オンライン英会話では、使われる教材や会話のトピックについて予習をしておくと、スムーズに進められます。自分がわからないことを講師に質問できるので、レッスンの時間を有効に使えます。
講師と会話するだけでも英語力を伸ばすことは可能です。しかし、特に英会話のレベルに自信がなかったり、講師の英語についていくことだけでいっぱいいっぱいになってしまうと、効率のよい状態でレッスンが受けられていない状態になっているといえます。
レッスン前の予習が不足しているために、教材や授業内容につまずいてしまい、余裕をもって授業を受けられていない、英語が上達しにくいと感じてしまう状態になっていることが考えられます。
オンライン英会話で話せない人のタイプを考え、それぞれのタイプに応じた解決策を提示しているのが次の記事です。学校ではそれなりに英語を勉強してきたのに、英語の成績は悪くなかったはずなのに「話せない」という方のご参考になると思います。
オンライン英会話で「上達する」方法3選をご紹介!
ここからは、オンライン英会話で「上達する」方法を3つ紹介します。
うまく英語が話せるようになるためには「継続」すること、たくさん話すこと、予習することがポイントになります。
オンライン英会話を利用して勉強しているのに、なかなか英語が上達しないと感じている方はぜひ試してみてください。
学習を習慣にする
まず1つ目の「英語が上達する方法」は、オンライン英会話を習慣にすることです。
英語学習において、一定期間は、英語学習を続けることで確実に上達します。
継続するためには、英語学習を生活のなかに取り入れて、学習すること自体を習慣として身につけることです。
たとえば習慣化の方法としては、このような利用法があります。オンライン英会話のレッスンを受けるときは、毎回同じ時間帯で予約をとります。自分のスケジュールを前もって把握しておき、レッスンの予定を事前に入れます。できるだけ仕事や用事で予約を変更しなくてもいいような時間帯にレッスンを予約できることがベストです。
さらに、レッスンとレッスンの間を空けすぎないようにします。レッスンを受けたら、間を置かずに、すぐ次のレッスンを入れるという方法でもよいかもしれません。
オンライン英会話を3カ月程度続けてみると、継続して学習できるようになるので、英会話の上達につながります。
インプットよりもアウトプットする
2つ目の「英語が上達する方法」は、インプットすることよりも、アウトプットすることに重点を置くことです。
日本の学校教育では、授業の時間の多くを英文法や英単語の学習に充てるので、読み書きの力はある程度ついていると思います。
しかし、英語を話せるようになるためのスピーキング力は、英単語や英文法を知っているだけで高めることはできません。
英単語や英文法が簡単でも、なめらかに話している方が、「英語が話せる」という印象を与えることができます。
そのためには、英文を繰り返し話す練習をする時間をできるだけたくさんもてるように意識することが大事です。
英語を聴き続けるという聞き流しの学習法もあります。英語の文法を理解していて、たくさんの英単語を知っている上級者の学習方法としてはよいのかもしれません。
しかし初学者の場合は、まずは「英語を話している」という経験を少しずつ積むという意味でも、簡単な英文をアウトプットすることから始めると、より上達している手応えを感じることができます。
特に英会話の勉強を始めたばかりの人に向けて、役立つアドバイスが書いてある記事を紹介します。
まずはあいさつから始めてみる
「簡単な英文をアウトプットすることから始める」と言われても、どうしたらいいのかわからない方もいることでしょう。
まずはレッスンの初めに、自分からあいさつをしてみましょう。
-
“Good morning. /Good afternoon. /Good evening.”
(おはようございます。/こんにちは。/こんばんは。)
-
”My name is …… Nice to meet you.”
(わたしの名前は・・・・・・・です。どうぞよろしく)
-
“How are you today?”
(今日のご機嫌はいかがですか?)
-
“Have you had breakfast?”
(朝ごはんは食べましたか?)
-
“How is the weather today there?”
(そちらの天気はどうですか?)
講師もあなたのあいさつに答えるはずです。その答え方を覚えたら、次に誰かに質問されたときにもきっと答えることができますね。
自分からあいさつをする、問いかけることで、会話に積極的な姿勢を講師に見せることもできます。
講師に自分の希望を伝えてみる
また、たとえばレッスンの最中に、講師にこのような声をかけることで、新しいやりとりが生まれます。
-
“Pardon?”
(今、なんと言ったのですか?)
-
“Sorry, I don’t understand.”
(すみません、わかりません。)
-
“Could you say that again, please?”
(もう一度言ってもらえませんか?)
-
“Could you please speak more slowly?”
(もっとゆっくり話してもらえませんか?)
-
“Wait a moment, please.”
(少し待ってください。)
このように言うことで、講師は話すスピードを落としたり、別の言い方をしたりしてあなたの理解を助けくれるはずです。
つまり、こうしたお願いは単なるアウトプットだけではなく、レッスンを自分のレベルに合わせることにもつながる働きかけといえるでしょう。
レッスンの予習をする
3つ目の「英語が上達する方法」は、予習をすることです。
オンライン英会話の場合、レッスン時間にしっかり学ぼうとか、レッスン後に復習をしようとする方がほとんどだと思います。
しかし、むしろレッスン前の予習に力を入れることを勧めます。特に英会話に慣れていない方は、授業でわからないことを減らすためにも、予習をしてみてください。
予習の方法としては、まずレッスンや教材の内容を確認します。会話が主なら使われるフレーズ、自分が使いたいフレーズを準備して、レッスンで使えるように練習しておくことです。教材を使っている場合は、知らない単語があれば意味を調べておく、文法に自信がなければ文法書で確認しておくとよいでしょう。
レッスン前に内容を把握しておくことで、少し余裕をもってレッスンを受けることができ、わからないことを講師に質問することもできます。アウトプットする回数を増やすことにもつながるので、英語を話せるようになるために、一歩進めることができます。
できれば復習もする
余裕をもってレッスンに臨めること、わからないところをレッスンで講師に聞けること、で予習は大切です。しかし、もし時間があるなら、復習に取り組むと、覚えたことは忘れにくくなり、定着しやすくなります。
次の記事では、復習を活かした英語学習法を紹介しています。
英会話以外の教材も使ってみる
オンライン英会話を受講する場合、ついつい会話することに集中してしまいますが、「話す」「聞く」力を支えているのは、英語の文法や語彙です。
たとえば海外旅行先で、単語だけを調べて道を尋ねたとしても、正確に意図を伝えるのはなかなか難しいはずです。英語には決まった語順があり、めちゃくちゃな順番で単語だけを並べても通じませんし、内容が現在なのか過去なのか未来なのか、単数なのか複数なのかを明らかにせずに話してしまうと、相手にはよくわからないだけでなく、思わぬ誤解を招くこともあります。
オンライン英会話のレッスンを受けながら、自分がわからないところ、自信がないところを見つけ、それを解決していく勉強を続けることは、きっと力になることでしょう。この記事では、オンライン英会話と並行して使うと効果的な教材について提案しています。
オンライン英会話を勧める理由とは
ここまで、オンライン英会話を利用しているのに話せるようにならない原因や、「英語が上達する方法」を紹介してきました。
最後に、話せるようにならない原因を除き、「英語が上達する方法」を実践するために、オンライン英会話がおすすめの理由を3つ、お伝えします。
隙間時間を活用して自宅で学習できる
オンライン英会話を勧める理由の1つ目は、隙間時間を活用して自宅で学習できることです。英会話スクールでの学習だとスクールまでの移動時間が必要でだったり、開講している時間帯が短く、学校や仕事の時間には通えないなどの制約があります。
オンライン英会話では、自宅や他の場所で受講できるので移動時間を削減することができますし、早朝から深夜までレッスンを受けられるので、自分の生活サイクルに合わせて受講することができます。
オンライン英会話は、さまざまな生活スタイルに合わせて学習継続を習慣化するためにも有効です。
たくさんの講師と会話できる
オンライン英会話を勧める理由の2つ目は、たくさんの講師と会話できるところです。
英語を話せるようになるためには、英単語や文法を学ぶほかのスキルが必要なこと、そしてインプットよりもアウトプットが大事であることをここまでにお伝えしました。
オンライン英会話サービスには数多くの講師が在籍しているため、いろいろなタイプの講師との会話を通して、アウトプットする時間を確保することができます。
個人の希望に合わせて学習のカリキュラムを組める
オンライン英会話を勧める理由の3つ目は、個人の希望に合わせて学習のカリキュラムを組めることです。
オンライン英会話には、それぞれの運営者の基準を満たした講師が在籍しています。日本人講師だけでなく、英語のネイティブ・スピーカーである講師も在籍しているので、自宅にいながら、海外の人としているような会話を楽しむことができます。
独自に開発したオリジナルの教材を扱っているオンライン英会話もあるので、もし受講しているコースのレベルが自分に合っていないときには、相談もできます。よりふさわしいコースを紹介したり、スケジュールを調整するなど、学習が継続しやすいようにさまざまな支援をしてくれるところもあるので、柔軟さに期待ができます。
せっかくオンライン英会話で勉強しているのなら、できるだけ効率的に力をつけたい、英語を話せるようになりたい、というのは学習者に共通の願いだと思います。次の記事では、どうしたらオンライン英会話で英語の会話力を高められるかを考え、いくつかの提案をしています。ぜひ参考にしてください。
【オンライン英会話】で上達するための効果的な勉強方法を教えます!
まとめ
オンライン英会話では、なかなか英語が話せすようにならないと感じている方もいるかもしれせんが、それはオンライン英会話の、効率のよい活用方法を理解していないためかもしれません。
「英語が上達する方法」として、英語学習を継続できるように習慣にしてしまう、たくさんの講師と会話してアウトプットする、レッスン前には予習をしておくことを徹底して行えば、英語は必ず上達します。
私自身も、オンライン英会話を利用して英語の学習を続けていて、オンライン英会話は、英語力を身につけやすくなる強みがあると感じています。
もっとうまく英語を話せるようになりたいと感じている方は、ぜひ参考にしてください。