応援しているサッカーチームが優勝した!トーナメントを制覇!こんなときは勝利の瞬間です。
自分や家族が関わるスポーツでも、または応援するチームについても、勝利と言う言葉は普段わりと使います。
皆さん、「勝利」の英語はスラスラっと出てきますか?
記事では、英語「勝利」の表現を紹介します。
勝ち負け、完全勝利から白星まで、または勝利の女神など様々な英語表現を例文つきでみていきましょう。
「負け」「負ける」の英語
勝利と言えば「勝ち」であり「相手を負かす」ことですね。筆者はイギリスで剣道道場を運営しています。そして道場のモットーの一つが”打って反省、打たれて感謝”です。勝ったとしても負けたとしても相手がいないことには勝負にならないことから、リスペクトすることが大切だという意味です。
勝負は勝ちと負け、双方がいて初めて成り立ちます。
勝利の英語を紹介する前に、まず「負け」や「負ける」の表現を簡単にみていきましょう。
負けの英語はloss/defeat
負け(名詞)の英語はloss、defeatなどがあります。
どちらの単語もいくつかの意味を持ちますが、lossには競争の「敗北・敗戦・黒星・失点」、defeatには「負け・敗北」があります。defeatは動詞になると敵を負かす、倒すという意味があるところが面白いですね。
以下、例文で使い方を紹介します。
The experience of loss made me grow up myself.
訳)敗北の経験は私自身を成長させてくれた。
We had a fear of defeat.
訳)私たちは負けの恐怖を感じた。
負けるの英語はlose
負ける(動詞)はloseであり、試合などに(で)「負ける」として使われます。
lose to ○○またはlose against ○○とすることで、○○に負ける、○○に負けたと表現することができます。
I lost to him in the chess game.
訳)チェスの試合で、私は彼に負けた。
Man United lost against Arsenal today.
訳)マンユナイテッドは今日、アーセナルに負けてしまった。
※lostはloseの過去形です。
それでは、ここからは「勝ちと負け」の紹介に進みましょう。
勝ちの関連英語 「勝敗」とは?
勝ちと負けを「勝敗」と言いますが、では英語表現はどうなるのでしょう。勝敗のカギを握っている選手、勝敗はこの際問題ではない、このような感じでいささか勇ましい感じの言葉ですね。
勝敗の英語はwin or lose
フレーズwin or loseで「勝敗」を表すことができます。win(勝つ・勝利する)+lose(負ける)ですので、とってもストレートな表現ではないでしょうか。
ニュアンスとしては、勝ちか負けるか、成功するか失敗するかのような感じになります。
No matter win or lose, it’s important you do your best.
訳)勝敗は関係なく、全力を尽くすことが大切です。
勝ちか負けかということは中間的なものがないことですね。このことはall or nothing(全か無か)というフレーズで言い表せます。win or loseもall or nothingも勝負ごとにまつわるフレーズと言ってもよいでしょう。
3勝1敗の英語は?
シーズンを通じて勝ち負けをカウントするような場合、3勝1敗のように言いますね。この英語表現はシンプルで「three wins and one loss」のようにしましょう。
「勝利」や「勝つ」の英語とスラング
まず、勝利の英語ですがこれは皆さんご存知の「win」や「victory」で表します。
winとvictoryに大きな違いはなく、どちらも”勝利”の意味を持ちます。winには名詞の他に動詞として”勝利する・勝つ”がありますが、一方、victoryは名詞のみになります。
勝利はwinやvictory
勝利の英語の使い方も例文で確認してみましょう。
I won the tournament!
訳)トーナメントで勝利した!
I couldn’t win the tournament. We’d better to start working today.
訳)トーナメントで勝つことができなかった。今日から取り組み始めるのがいいだろう。
Our hard work for victory paid off! Congratulations!
訳)勝利に向けての努力が報われた!おめでとう!
例文ではpay offの受動態are paid offが使われています。pay offは、それまで一生懸命してきた努力または投資が効果や利益をもたらすという意味で使われる熟語です。皆さんの日頃の英語学習への努力がテストで実り、合格や高得点をとったときにも使えるフレーズ、勝利と合わせて覚えてみてはいかがでしょう?!
Wで勝利のスラング
とってもシンプルなのですが、W(ダブリュー)がwinのスラング表現になります。winだけでなく、victory/successなど与えられた状況でポジティブな結果が得られたときに使うことができます。
皆さんも応援しているチームが勝った時など「W!」と使ってみませんか?
「勝つ」の英語はbeat
winにも”勝つ”という動詞の意味がありますが、それ以外にbeatも敵を打ち負かす・やっつけるの意味があります。
変化はbeat-beat-beatenです。
Our team has beaten the opponent in the rugby championship and won the trophy.
訳)私たちのチームはラグビー選手権で相手を打ち負かしてトロフィーを獲得した。
勝負事の英語に使いたい、opponent(相手・対戦相手)やtrophy(トロフィー)も一緒に覚えましょう。
「勝利を掴め」の英語
勝利を勝ち取ることを、勝利を掴む(つかむ)などと言います。このために日々厳しい練習などをしてきた人にとっては、夢を掴むという意味にもなるでしょう。
「勝利を掴め」の英語フレーズ
勝利を掴め!と激励をすることがありますね。
このように言いたいときには、以下のようなフレーズを使うことができます。
- grab a victory
- gain a victory
grabはつかみ取る・ひっつかむ、そしてgainには努力をして得る・獲得する、または競争によって〜を勝ち取るの意味があります。
Grab a victory! You can do it!
訳)勝利を掴め!君ならできる!
短いフレーズですが、これほど頼もしいメッセージはないでしょう。
「完全勝利」の英語
失点をせずに勝利を収めた、このような勝ちを「完全勝利」と言います。スポーツやゲームの世界で使ったり、人生負け知らずであれば人生の完全勝利のように表現することもあります。
「完全勝利」の英語いろいろ
気持ち良いくらいの勝ちである”完全勝利”はvictoryを使い、いくつかのフレーズで表すことができます。
以下、さっそく紹介しましょう。
- complete victory
- total victory
- absolute victory
- entire victory
- perfect victory
- clean victory
いろいろありますが、complete(完全な・全部の)、total(完全な・全くの)、absolute(完全な・完全無欠の・完璧な)、entire(完全な・無傷の)、perfect(完全な・申し分のない)、そしてclean(欠点のない・傷がついていない)はすべて形容詞です。
That was the perfect victory! Well done!
訳)まさに、完全勝利だった!よくやった!
勝利にまつわる関連の英語
最後に2つ、勝利に関する他の表現も紹介しましょう。
相撲の白星は?
日本のスポーツで外国人に人気なのは相撲です。筆者のイギリス人夫も相撲ダイジェストで毎場所観戦しています。
さて、相撲で勝つことは「白星」ですね。英語では、sumo victory markのように表現します。白星=勝ちということで例文を確認ください。
One of the active sumo wrestlers is called Abi and he achieved 13 victory marks in the Autumn tournament.
訳)現役力士の一人に阿炎(あび)がいますが、彼は秋場所で13勝をあげました。
勝利の女神はNike
Nike(ニケ)はギリシャ神話に登場する”勝利の女神”です。日本では勝利の女神:NIKKEというゲームがありますね。勝利の女神はGoddess of Victoryになります。
まとめ
勝ち負けが関係することはよくあります。しかし、勝者は次回の敗者、逆に敗者が勝者になる可能性は大です。敗者復活戦は絶対にあります。
英語学習に関しては、ぜひ目標は完全勝利を目指しましょう!