「交通の便がいい」という表現は、日常生活でも引っ越しや旅行のときによく使いますよね。
では、英語ではどのように表現するのでしょうか?
この記事では、「交通の便がいい」「アクセスがいい」「交通の便が悪い」などの日本語表現を、英語でどう言えばいいのかを丁寧に解説します。
また、”transit”や”transportation”など、交通に関する英単語の違いも一緒に学んでいきましょう。
例文を交えて解説するので、英語の初心者でも安心です。
「交通の便がいい」を英語で何て言う?

「交通の便がいい」は、英語で以下のように表現できます。
convenient location(便利な場所)
この表現は、交通に限らず「便利な場所」という意味で使えます。
しかし文脈によっては「交通の便がいい」という意味にもなります。
例文はこちらです。
This apartment has a convenient location.
(このアパートは交通の便がいい場所にあります。)
easily accessible(アクセスしやすい)
“easily accessible”(アクセスしやすい)は、交通手段が整っていることを示すときによく使います。
例文はこちらです。
The station is easily accessible from here.
(ここから駅まではアクセスしやすいです。)
good transportation access(交通アクセスがいい)
“access”を使った表現もよく使われます。
例文はこちらです。
The hotel offers good transportation access.
(そのホテルは交通の便がいいです。)
「アクセスがいい」を英語で何て言う?
「アクセスがいい」は先ほど紹介した「交通の便がいい」とほぼ同じ意味で使えます。
すでに紹介した”easily accessible”や”good access”も使えますが、他にもいくつかの表現があるので見ていきましょう。
英語に慣れてきたら、さまざまな言い回しを覚えて、表現力の幅を広げてみましょう!
well-connected(交通網が発達している)
“well-connected”は文脈によってさまざまな意味を持つ表現です。
例えば人脈やネットワークなどにも使えます。今回のテーマである「交通網」について話すときにも使えます。
例文はこちらです。
The area is well-connected by buses and trains.
(その地域はバスと電車でアクセスがいい。)
close to public transportation(公共交通機関に近い)
この表現も、「アクセスがいい」に近い意味合いです。
例文はこちらです。
Our office is close to public transportation.
(私たちのオフィスは公共交通機関に近いです。)
「交通の便が悪い」を英語で何て言う?
「交通の便が悪い」は、ポジティブ表現の反対です。
“inconvenient location” (不便な場所)や “hard to access”(行きづらい) などで表現できます。
inconvenient location(不便な場所)
例文はこちらです。
The house has an inconvenient location.
(その家は交通の便が悪いです。)
hard to get to(行きづらい)
例文はこちらです。
The park is hard to get to without a car.
(その公園は車がないと行きづらい。)
poor transportation access(交通アクセスが悪い)
“poor”(不十分な、乏しい)を使うこともできます。
例文はこちらです。
The area has poor transportation access.
(その地域は交通の便が悪い。)
「公共交通機関が充実している」を英語で何て言う?

公共交通機関が使いやすい、路線が多いなどの意味で「充実している」と言いたいときには、以下の表現が便利です。
well-developed public transportation(発達した公共交通)
例文はこちらです。
Tokyo has well-developed public transportation.
(東京は公共交通機関が充実している。)
excellent public transit system(優れた公共交通システム)
例文はこちらです。
The city is known for its excellent public transit system.
(その都市は公共交通システムが優れていることで有名です。)
reliable public transportation(信頼できる公共交通)
例文はこちらです。
I prefer cities with reliable public transportation.
(私は信頼できる公共交通機関のある都市が好きです。)
transitとtransportationの違いは?
似た英語に”transit”と”transportation”があります。
この2つはどう違うのでしょうか?
transitの意味と使い方
“transit”は主に「公共交通機関」や「通過」という意味で使われます。
アメリカ英語で特に「バスや電車などの交通サービス」を指すときに使います。
例文はこちらです。
The city has great public transit.
(その都市は公共交通機関が充実している。)
transportationの意味と使い方
“transportation”はより広い意味で、物や人を運ぶ手段全般を指します。
公共交通だけでなく、車や飛行機なども含まれます。
例文はこちらです。
We need to find transportation to the airport.
(空港までの移動手段を探さないといけません。)
transportationとtrafficの違いは?
それでは、”transportation”と”traffic”には、どのような違いがあるのでしょうか?
transportation:移動手段
先ほども説明した通り、”transportation”は人や物を移動させる手段全体を表します。
traffic:交通量、渋滞
“traffic”は車などの交通量や渋滞を表す言葉です。
例文はこちらです。
There is a lot of traffic this morning.
(今朝は渋滞がひどい。)
Heavy traffic can cause delays.
(交通量が多いと遅れることがあります。)
まとめ
今回は、「交通の便がいい」を英語でどう表現するかについて詳しく紹介しました。
大切なポイントをまとめます。
- 交通の便がいい/アクセスがいい:convenient location, well-connectedなど
- 交通の便が悪い:inconvenient locationなど
- 公共交通機関が充実している:well-developed public transportation
また、”transit”、”transportation”、”traffic”の違いを理解することで、より自然な英語表現が使えるようになります。
ぜひこの記事を参考に、日常生活や旅行、英会話で使ってみてくださいね。
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