「今日は湿気がないから、カラッとしてて気持ちいいね!」
こんな日には多くの人が布団を干したいと思うでしょう(笑)
この日本語のような会話は日常でよくあるものです。ここに登場するオノマトペ「カラッと」を英語でも表現できると、ちょっとした英会話に使えると思いませんか?
そこで、この記事ではオノマトペ「カラッと」に当たる英語フレーズ”Dry and pleasant”を例文とともに紹介します。湿度が低くて爽やかな天気に使える表現です。この機会に、日常英会話に使えるフレーズを増やしましょう。
オノマトペ「カラッと」の意味3選
さっそくですが、まずは「カラッと」という普段使い慣れているオノマトペの3つの意味を簡単に確認していきます。
「カラッと」の意味3つ
多くの人にとって、天候に関し、乾いた爽やかさが頭に浮かぶ「カラッと」ですが、他にも2つの意味があります。その一つが「唐揚げがカラッと揚がっていておいしいね」など、油が抜けていてヘビーではなく食べやすい状態の食感、もう一つが洗濯物などが十分に乾いていて湿り気のない状態を示すニュアンスとしての使われ方です。
そう言えば、そのような3つの対象に私たちは自然に「カラッと」という表現を使っていますね。
本記事では、このなかでも天気・気候に関する「カラッと」の英語を紹介していきます。
英語Dry and pleasantで「カラッと」を表現

さて、ここからは天候に関するオノマトペ「カラッと」を英語でどう表現すればいいのかについて話を進めていきましょう。「カラッと」は、2つの単語を組み合わせて表現することになります。
「カラッと」に使用する単語”dry”と”pleasant”
その2つの単語とは”dry”と”pleasant”です。
”dry”には様々な意味がありますが、本記事に関連するものを辞書で調べると以下です。
訳)雨が降らない天候や期間を表すときに使われる。
一方、”pleasant”は”enjoyable, attractive, friendly, or easy to like”(楽しい、魅力的な、親しみやすい、または好きになりやすい)の意味を持っています。いずれもポジティブなニュアンスの形容詞であり、さらに心地よくって気持ちがいいという状態を表します。カタカナ語の発音はプレザントのようにします。
Dry and pleasantで「カラッと」を表現
dryとpleasantを組みあわせ”Dry and pleasant”とすることで、日本語オノマトペ「カラッと」を表現するフレーズになります。
日本は5月から暑い日がありますが、湿度が高ければ不快指数も上がります。そんな日は「カラッと」とは正反対で不快を感じることになります。逆に「カラッと」した日は湿気がなく気持ち良い状態なため、”Dry and pleasant”を使うことによって相手に上手くその爽やかな天候を伝えることができます。
Dry and pleasantはどんなときのフレーズ?
日本語の「カラッと」には”Dry and pleasant”です。ここでは、さらに外国人にどのように使われているフレーズなのか確認します。
Dry and pleasantは天気や天気予報に使用
湿度が低くて爽やかな天気に使うのが”Dry and pleasant”です。このため日常会話、そして天気予報に使用されます。
以下、イギリスの例文をひとつ挙げてみましょう。
訳)イギリスの多くの地域では、カラッとした天候のイースターサンデーとなりました。
春にあるイースターと言えば、イギリスの年間イベントのなかでも大きなものの一つであり、その週末は連休になるということで、天気予報が気になるところです。例文では、カラッとした素晴らしい日となったことを述べていますが、これは乾燥していて快適な陽気だったという意味になります。
次からは、さらに例文を紹介しますので、使い方に慣れていきましょう。
Dry and pleasantと反対の天気フレーズ
カラッとした日があれば、ジメッとした日もあるでしょう。ジメッとした日の英語は”wet and unpleasant”で表現します。湿気があったり、雨や嵐など悪天候に使用します。
訳)ビーチに行くのキャンセルしたほうがいい?雨が降っていて悪天候だよ。
Dry and pleasantの使い方

「カラッと」は英語にすると”Dry and pleasant”というフレーズになることが分かりました。そこで、実際の使い方を例文で具体的に紹介します。
Dry and pleasantの例文紹介
イギリス人は、会話を天候ネタで始めることがとっても多いです。ぜひ、Dry and pleasantを覚えて英会話に活かしましょう。
訳)今日のロンドンはカラッとしているから気持ちいいね!
訳)天気予報ではカラッとするということなので、今週の土曜はピクニックを計画したほうがいいね。
”dry and pleasant”と予測する天気予報の英語”weather forecast”、予測するの動詞”predict”もここで一緒に覚えましょう。
訳)明日の天気ってどうなの?
訳)カラッとしそうだよ。
Dry and pleasantの類語2選を紹介
最後に”dry and pleasant”の類語を2つ紹介します。どちらも単語一つの表現になります。
fair
「公平な・適正な」でお馴染みのfairという単語があります。典型的なフレーズ”to be fair”は「ただね、」といったニュアンスを持ち、イギリス人がよく使います。このfairを、晴れていて天候良好なときに使用することができます。
訳)妹は、週末は天気が晴れて良好になるだろうって言ってたよ。
fine
こちらの”fine”も親しみのある単語ですね。I’m fine.(私は元気です)というフレーズもお馴染みです。健康的で順調といったニュアンスのfineが、特にイギリス英語では晴れてカラッとしたような天候に使われるのです。
訳)このカラッとした良い天候を楽しんでください、これこそまさにイギリスの夏の典型的な天気です。
まとめ
本記事では、「カラッと」に当たる英語表現”Dry and pleasant”の意味や使い方を解説しました。30度超えで湿気も感じるような日が数日続いたロンドンですが、今日はまさにカラッとしたお天気、そんな日にこの記事を執筆しました。午前中にスーパーのデリバリーがあったのですが、ドライバーとも”Dry and pleasant”を使い、天候についての会話をしたところです。
こんな風に、日常の英会話で”dry and pleasant”を使っていきましょう。
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