日常生活やビジネスシーンで「命」という言葉を使うことはあまりないかもしれませんが、英語では様々な文脈で使われます。

この記事では、フォーマルな場面からカジュアルな場面まで、状況に応じた使い分けができる「命」に関する様々な英語表現を、スラングやイディオムまで含めて紹介します。

life の複数形

life の複数形

「命」を意味する”life”は、単数形と複数形で意味合いが変わる場合があります。

・”life”の基本的な意味

単数形の”life”は、個々の「命」や「人生」を指す不可算名詞として使われることが多いです。

Aさん
Every life is precious.(すべての命は尊い。)

He saved my life.(彼は私の命を救った。)

・複数形”lives”の使い方

複数形”lives”は、「複数の命」や「人々の暮らし」を指す可算名詞として使われます。

Aさん
Many lives were lost in the disaster.(その災害で多くの命が失われた。)

The movie depicts the lives of people in a small town.(その映画は小さな町の住民の暮らしを描いている。)

Oxford Learner’s Dictionariesによると、”life”の説明は「the period between somebody’s birth and their death; a part of this period」となっています。生物の命全体を指す場合は不可算、複数の人や動物の命を指す場合は可算名詞として扱われます。

参照:Oxford Learner’s Dictionaries

「生命」を英語で

「生命」という言葉は、より学術的、哲学的な文脈で使われることが多く、英語では”life”や”existence”で表現されます。

・”life”を「生命」として使う場合

“life”は、生物の存在そのものを指す場合にも使われます。

Aさん
The search for extraterrestrial life.(地球外生命体の探索。)

Life on Earth began millions of years ago.(地球上の生命は何百万年も前に始まった。)

・”existence”との違い

“existence”は、より広範な「存在」「実在」を意味し、生物に限らず、物事や概念の存在を表現する際に使われます。

Aさん
The existence of black holes.(ブラックホールの存在。)

“cherish”のスラングはある?

"cherish"のスラングはある?

“cherish”は、「命」を大切にする気持ちを表す際に非常に適した動詞です。「〜を大切にする」「〜を心に抱く」といった意味で使われます。

・”cherish”の基本的な意味と使い方

“cherish”は、人や物、思い出などを心から大切に思う気持ちを表現します。

Aさん
I cherish every moment of my life.(私は人生のあらゆる瞬間を大切にしています。)

He cherished the memory of his grandfather.(彼は祖父の思い出を大切に心にしまっていた。)

英辞郎 on the WEBによると、”cherish”は「〔~を〕大事[大切]にする、〔希望・イメージなどを〕抱く、〔アイデアなどを〕温める、〔いい思い出などを〕胸[心]にしまっておく」という意味で、愛情や敬意をもって大切にするニュアンスが含まれています。

参照:英辞郎 on the WEB

ちなみに、「cherish」にスラング的な使い方はありません。

この単語は「〜を大切にする」「〜を心に抱く」といった意味で、愛情や尊敬を込めて使われるフォーマルな動詞です。

SNSなどでもカジュアルな文脈で使われることはありますが、スラングとは異なります。

「命日」の英語にスラングはある?

「命日」を英語で表現する際、正式には”anniversary of death”や”death anniversary”が使われますが、日常会話やスラングではもっとカジュアルな表現があります。

“death day”といったシンプルな表現が使われることもありますが、直接的でスラング的な表現です。場面を選んで使う必要があり、正式な場では避けた方が無難です。

家族や親しい友人との会話では”the day we lost him/her”(彼/彼女を失った日)のような表現が自然で、相手への配慮も込められています。

・正しい「命日」の英語表現

  • the anniversary of one’s death(〜の死の記念日)
  • death anniversary(命日)
  • the day of one’s passing(〜が亡くなった日)
Aさん
Today is the one-year anniversary of my grandmother’s death.(今日は祖母の一周忌です。)

「生命」のかっこいい言い方

映画や文学作品で使われるような、命に関するかっこいい英語表現を紹介します。

・命に関する慣用句や格言

  • The breath of life(命の息吹):生命の源や活力を表します。
  • Embrace life(人生を受け入れる、楽しむ):人生のあらゆる側面を積極的に受け入れる姿勢を示します。
  • Live life to the fullest(人生を最大限に生きる):後悔なく、充実した人生を送ることを意味します。
Bさん
You only live once, so live life to the fullest.(人生は一度きり。だから最大限に楽しんで。)

「命の恩人」「命をかける」「命に係わる」を英語で

命に関する様々な状況で使える、具体的なフレーズを見ていきましょう。

・「命の恩人」の英語表現

“life saver” は「命の恩人」を意味する最も一般的な表現です。文字通り命を救ってくれた人だけでなく、困難な状況で助けてくれた人に対しても使えます。

Aさん
Thank you! You’re a real life saver.(ありがとう!君は本当に命の恩人だよ。)

・「命をかける」の英語表現

“risk one’s life” は「命をかける」という行為を表すダイレクトな表現です。

Aさん
He risked his life to save the child.(彼はその子どもを救うために命をかけた。)

・「命に係わる」の英語表現

“life-threatening” は「命に係わる」状態や危険を表現する形容詞です。

Aさん
This is a life-threatening illness.(これは命に係わる病気です。)

まとめ

この記事では、「命」に関する様々な英語表現を、単語の意味からイディオムまで幅広く解説しました。”life”の単数形と複数形の使い分けや、「命日」のようなデリケートな言葉を正しく表現することなど、その場にふさわしい言葉を選ぶことで、より深いコミュニケーションが可能になります。

ぜひ今回紹介したフレーズを参考に、英語表現の幅を広げてみてください。