皆さんは「おてつたび」を英語でどう説明するかご存じでしょうか。
日本国内では若者を中心に話題となっている「おてつたび」ですが、2025年度の 新語・流行語大賞ノミネート語30にも選ばれ、ますます注目が高まっています。
この記事では「おてつたび」という言葉の意味から、英語で外国人に説明する方法、そして流行語大賞候補になった背景まで、まとめてわかりやすく解説していきます。
おてつたびを英語でどう言う?

まずは「おてつたび」が英語ではどのように表現されるのかから見ていきましょう。
英語では“Otetsutabi”とそのままローマ字で表記される
まず結論からいうと、「おてつだび」とイコールになる英語表現は存在しません。
「おてつたび」は、日本で生まれたサービス名・概念であるため、英語になると “Otetsutabi” とそのままローマ字表記されることが一般的です。
ただし、言葉の意味が日本語独自のため、英語圏の方に説明する場合は補足説明が必要になります。
英語圏には“ワーキングホリデー”や“Workaway”文化があり、その延長として説明すると理解してもらいやすいです。
そもそも「おてつたび」とは?
若者に人気な「おてつたび」という言葉。日本人でも馴染みの無い方は一定数いるのではないでしょうか。
ここからはそんな「おてつだび」が何なのかをご紹介していきます。
「おてつたび」はサービス名である
まず「おてつたび」というのは、「株式会社おてつたび」が運営する旅とお手伝いを掛け算したサービスです。以下公式からの引用となります。
「おてつたび」は、日本各地の素敵な地域へ行く人が増えて欲しいという想いから生まれたサービスであり、地域の困りごとをお手伝いする事により報酬を得ながら旅行をする事が可能なため、行きたかった地域にいく際のボトルネックになりがちな旅費を軽減する事が可能な点が特徴です。また、お手伝いを通じて地域の方と関係性ができ再び同じ地域へ訪れる参加者も増えており、地域のファン(関係人口)が創出されています。
おてつたび公式HPより引用
改めて「おてつたび」は、旅(たび)とお手伝い(おてつだい)を組み合わせた言葉で、日本各地の地域で短期的に仕事を手伝いながら滞在する新しい旅のスタイルのことなのです。
旅 × 仕事 × 地域活性化の三拍子そろった仕組み
「おてつたび」は、旅しながら地域を応援するサービスのことであり、旅行をしながらお仕事もできて、地域活性にも貢献できるというサービスです。
泊まり込みの日雇いアルバイトをイメージすると良いですが、現地でお金を稼ぎつつ、寝る場所も提供してくれるという内容となります。
交通費がでないのでその点注意ですが、例えば「北海道に旅行したい!」という気持ちと、「ホテル代が高くてやめようと思っている」という考えがある方にはもってこいのサービスとなるのです。
「おてつたび」の仕事内容
内容は地域によってさまざまですが、以下のような仕事があります。
- 宿泊施設の受付や清掃
- 農作業(収穫・選別など)
- イベントの運営
- 漁業の手伝い
- 商店のサポート など
多くの地域では、宿泊費や食費を提供してくれることもあり、日本の地方地域に深く触れられる体験として人気です。
「おてつたび」を英語で説明するには?

訪日外国人や海外在住の友達に「おてつたび」を説明する場合は、以下の2つのステップで伝えるとスムーズです。
- おてつたびの意味
- 海外でいう所の〇〇と伝える
どのフェーズで理解するかは相手次第ですが、詳しく一緒に見ていきましょう。
① おてつたびの意味から伝える
まずはシンプルに、「おてつたび」の意味をそのまま伝えてみます。
訳)おてつたびは、旅をしながら地域を助ける仕組みです。
「〇〇の意味は△△である」といいたい場合、「〇〇 means △△」といってみましょう。今回も〇〇に「おてつたび」が入り、それ以下に「旅をしながら地域を助ける仕組み」という部分を入れればOKです。
② 海外でいう所の〇〇と伝える
「おてつたび」は日本で生まれたサービスなので、似たものが海外にある場合はそちらを例に出してあげるのがコツです。
若干異なりますが海外でも「Workaway」や「Work and Travel」といったサービス/プログラムが存在するので、「こんな感じの奴だよ」と伝えてあげましょう。
訳)おてつたびは「Workaway」や「Work and Travel」みたいなイメージだよ。
おてつたびが流行語大賞に?

いよいよ、多くの人が関心を寄せる 「流行語大賞」パートです。
エッホエッホ記事の構成と完全に揃えています。
『2025 新語・流行語大賞』のノミネート語30に選定
年末に近づくにつれ多くの方が気になるであろう「流行語大賞」というイベントが今年も実施予定です。詳細は以下の通りとなります。
自由国民社がその年1年間に発生した「ことば」のなかから選考し、その「ことば」に関わった人物、団体を顕彰するとされている賞。2004年(平成16年)からは「『現代用語の基礎知識』選 ユーキャン新語・流行語大賞」に、2025年からは「『現代用語の基礎知識』選 T&D保険グループ新語・流行語大賞」に改称している。
ウィキペディアより引用
2025年度からは引用の通り名称が変わり「『現代用語の基礎知識』選 T&D保険グループ新語・流行語大賞」という名前になりました。
「おてつたび」も候補入り
今回記事に取り上げている「おてつたび」についても、流行語大賞の候補30選に選ばれました。
No.3の位置づけとなっておりますが、まだ順位が決まったわけではないのでその点ご注意ください。
「ビジュイイじゃん」や「トランプ関税」なども候補に
「おてつたび」のほかにも、今年は多様な言葉がノミネートされています。大阪・関西万博で話題となった「ミャクミャク」や、国際経済ニュースで取り上げられた 「トランプ関税」、そしてSNS発の若者言葉 「ビジュイイじゃん」など、ジャンルはさまざまです。
さらに、食ブームとして人気の 「麻辣湯」、生活トレンドとして注目された 「リカバリーウェア」、物価上昇を象徴する「物価高」といった社会性の強いワードも選ばれています。
こうしてみると、今年のノミネートは本当にバラエティ豊かで、どの言葉が大賞に選ばれるかまったく予想がつきません。
まとめ
この記事では以下の内容を解説しました。「おてつたび」というサービス名から、英語ではどう伝えるかなど、色々な観点からインプットすることが重要です。
- おてつたびは英語で “Otetsutabi” と表記される
- 外国人には“travel while helping local communities”と説明すると伝わりやすい
- 「旅 × 仕事 × 地域活性化」の新しいスタイルとして話題
- 新語・流行語大賞ノミネート語30にも選ばれた
今後、年末に向けて“トップ10”や“大賞”の発表も控えているため、ぜひ一緒に最新情報を追っていきましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
