その時折で時候の挨拶を相手に伝えることで、気持ちの良いコミュニケーションをとることができます。では、英語ではどのような言い方があるのでしょうか?
この記事では、この表現を覚えるとさまざまな異なる時期にも使え便利な「ハッピー ホリデー」の意味について解説します。様々な人種や宗教を持つ人たちが生活する海外で、間違った挨拶をしないためにもぜひ覚えたいフレーズのご紹介となります。ぜひご参考にしてくださいね。
“happy holidays”の意味 – 日本語

例えば、師走になると日本人の間では「良い年末年始を」といった挨拶を交わすことがあります。もちろん海外でも相手への声がけフレーズがあります。そのひとつが“happy holidays”です。
“happy holidays”の意味とは?
外国人が“happy holidays”と言うとき、どのような意味で使用しているのでしょうか?happyには幸せな・ハッピーなという他に「楽しい・喜ばしい」という意味があります。一方holidayの意味は「休日・休暇」などです。
そこで“happy holidays”を日本語にすると「良い休暇を」「良い休暇を過ごしてね」「良い休暇を過ごしてください」といったものに当たります。
“happy holidays”が複数なのは?
“happy holidays”というフレーズでholidaysが複数形になっている点に注目しましょう。もし単数にすれば特定の1日だけを限定することになってしまいますが、休暇をとるシーズン全体を指すために複数にしているのです。したがって、“happy holiday”ではなく“happy holidays”として使いましょう。
「メリークリスマス」の英語
次に、クリスマスの挨拶について使用される典型フレーズを紹介します。皆さんにとっても馴染みのある表現が登場します。
クリスマスの挨拶
日本人にとって親しみのあるフレーズはおそらく”Merry Christmas”または”Merry X’mas”でしょう。どちらもメリークリスマスと発音し「楽しいクリスマスを!」という挨拶になります。さらに、“happy Christmas”というフレーズも使用されることがよくあります。
“happy holidays”をクリスマスに使うわけは?
ところが”Merry Christmas”や”Merry X’mas”の代わりに“Happy holidays”というフレーズを使う人が多くいます。
クリスマスにも使う“Happy holidays”
実は、様々な人種や宗教が存在する外国では“Happy holidays”という挨拶はとても便利で無難なフレーズとして、クリスマス時期に使われています。
Merry Christmasの”Christmas”には、Christ(イエス・キリスト)+mass(ミサ)が組み合わせられた「キリスト誕生を祝う礼拝の日」の意味があります。しかし、相手がイスラム教、仏教、ユダヤ教やヒンドゥー教などを別の宗教を信仰している場合があります。そこで“Happy holidays”にすれば、クリスマスを含む年末年始という時期にどんな宗教の方にでも問題なく使用できる便利なフレーズとなるのです。筆者もインド人の友人などからは“Happy holidays”のメッセージが届きます。また、友人などがキリスト教徒であっても“Happy holidays”を使うことに問題はありません。
挨拶の英語 – 例を紹介
ここでは、挨拶つながりでさまざまなフレーズ例を紹介します。「こんにちは」から「さようなら」まで、膨大な種類の挨拶が存在するため、1年を通して英語圏のネイティブが使うものを挙げていきます。
季節の挨拶例を紹介
どれもまずHappyを頭に持ってきて、その後ろにはそれぞれお祝いする言葉を続けていきます。
- Happy New Year! 明けましておめでとう!
- Happy Easter! ハッピーイースター!
- Happy Halloween! ハッピーハロウィン!
- Happy Christmas! ハッピークリスマス!
- Happy Birthday! ハッピーバースデー!
このようにHappyはネイティブにとって挨拶の際、頻繁に使われるワードです。
「クリスマスメッセージ」の英語

ネイティブたちは、クリスマスにどのようなメッセージを送りあっているのでしょうか?1年のなかでも大きなイベントであることから、街のデパートやショップではさまざまなクリスマスカードが売られ、イギリスではまだまだグリーティングカードが健在です。
どれを選ぶ?クリスマスメッセージ
訳)皆さんにメリークリスマスと良いお年をお祈りします!
訳)私たち家族から皆さんのご家族へ、良い休暇をお祈りします。
訳)幸せと楽しい気分を!クリスマスの季節がやってきました!
訳)とっても、とっても楽しく陽気な時間をお過ごしください!
訳)あなたとご家族に、心から楽しいホリデーをお祈りします。
訳)クリスマスは、一年のなかで朝食にお菓子を食べてもまったく問題ない唯一の時期だよ。楽しんでね!
参考:Greetings ISLAND “100+ Merry Christmas Wishes, Messages & Quotes”
「シーズンズ グリーティング」という英語とは?
挨拶に関連する英語で、もうひとつ覚えておきたい「季節のご挨拶」を表す英語フレーズがあります。最後に、この表現「シーズンズ グリーティング」を紹介します。企業などのフォーマルなシーンにも使えます。
“Season’s Greetings”の意味と使い方
季節の(Season’s)+挨拶(Greetings)ということから、“Season’s Greetings”で「季節のご挨拶」になります。特定の祝日ではなく、大きく季節としてくくる表現であり、宗教や文化に関係なく使用できる中立的な挨拶になります。このフレーズは、企業や学校、メールなどでよく使用されます。
“Season’s Greetings” or “Happy Holidays” is a versatile wish that is a lovely way to connect with friends and family without specifying a particular holiday.
訳)「シーズンズ グリーティング」または「ハッピー ホリデーズ」は、特定の祝日を指定せずに、友人や家族心をつなぐ素敵な挨拶として使える便利な表現です。
以下、使い方を一例挙げてみましょう。
訳)AAA社一同より、季節のご挨拶を申し上げます。
Season’s Greetings from ◯◯のパターンにすれば、簡単に季節の挨拶を伝えることができます。
まとめ
本記事では「ハッピー ホリデー/happy holidays」の意味や、このフレーズがメリークリスマスに置き換えて使われていることを解説しました。英語の挨拶は文頭にhappyを置き、いろいろなお祝いに応用することができます。これからは、季節の挨拶を英語でも表現できるようにし、外国人の知り合いなどがいる方は積極的に使ってコミュニケーションをとるようにしましょう。

