風邪やアレルギー、ケガなど身体にダメージを受けると、「炎症」が起こっている場合が大半です。

日本語では「炎症」ですが、英語では医学的な視点や日常会話での症状の伝え方によって、表現を上手く使い分けなければなりません。

そこでこの記事では、「炎症」に関する様々な英語表現を、専門用語の意味から、症状を伝える際の具体的な使い方まで、まとめて紹介します。

英語で”inflammation”の意味は?

英語で"inflammation"の意味は?

英語で「炎症」は医学用語で “inflammation” と言います。

“inflammation”の基本的な意味と使い方

“inflammation”は、体内で組織が損傷したり、細菌に感染したりした際に起こる、身体の防御反応の一つです。

医学的な診断や、病気のメカニズムを説明する際によく登場します。

Aさん
The doctor diagnosed inflammation of the joint.

(医師は関節の炎症だと診断しました。)

Aさん
Inflammation is characterized by redness and swelling.

(炎症は赤みと腫れを特徴とします。)

Oxford Learner’s Dictionariesで”inflammation”の意味を見ると、「a condition in which a part of the body becomes red, painful and swollen because of infection or injury」となっています。「感染やケガによって体が赤く、痛く、腫れる状態」といった意味です。

参照:Oxford Learner’s Dictionaries

「炎症反応」を英語で

炎症が起こる一連の生物学的プロセスや、体の防御システムとしての「炎症反応」は、英語で”inflammatory response”です。

“inflammatory response”の基本的な使い方

Aさん
The drug is designed to suppress the inflammatory response.

(その薬は炎症反応を抑制するために設計されています。)

Aさん
Acute inflammation is a rapid inflammatory response.

(急性炎症は急速な炎症反応です。)

【ワンポイントアドバイス】 “inflammatory”は「炎症性の」「炎症を起こす」といった意味の形容詞です。医学的な文脈以外でも、「(議論などが)炎症を起こすような、扇動的な」といった比喩表現で使われることもあります。

「炎症を起こす」を英語で

体が「炎症を起こす」といったように、動詞として表現したい場合は、”become inflamed”“cause inflammation”が使われます。

Bさん

「〜を炎症させる」と他動詞的に表現したいときは、”irritate”(刺激する、炎症を引き起こす)という単語がおすすめです。

例えば、アレルギー物質や化学物質が皮膚を炎症させるような症状に向いています。

「炎症を起こす」の基本的な表現

  • become inflamed:炎症した状態になる。
  • cause inflammation:炎症を引き起こす(原因となる)。

Aさん
The wound started to become inflamed after two days.

(その傷は二日後から炎症を起こし始めました。)

Aさん
The bacteria can cause severe inflammation.

(その細菌は重度の炎症を引き起こす可能性があります。)

「炎症している」を英語で

特定の体の部位が「炎症している」という状態を伝えたいときは、形容詞の”inflamed”のほか、具体的な症状を指す表現も使われます。

「炎症している」(状態としての)

  • inflamed:炎症を起こしている(形容詞)。
  • swollen:腫れている。
  • red:赤くなっている。

Aさん
My tonsils are inflamed.

(扁桃腺が炎症しています。)

Aさん
The area around the injury is red and swollen.

(怪我の周りが赤く腫れています。)

Cambridge Dictionaryによると、”inflamed”の定義は「red, painful, and swollen, usually as a result of infection」です。「通常、感染の結果として赤く、痛く、腫れた状態」を指します。

参照:Cambridge Dictionary

【ワンポイントアドバイス】 病院で医師に自分の症状を伝えたい場合は、「I have inflammation in my knee.」よりも「My knee is swollen and painful.」(膝が腫れて痛いです)のように、具体的な症状(腫れ、痛み、赤み)のほうが医師に伝わりやすいです。

Bさん
特に熱を伴う場合は、「It feels warm.」(熱を持っている感じがします)と付け加えるのが一般的です。

「炎症どめ」を英語で

「炎症どめ」を英語で

薬局や病院で「炎症どめ」の薬が欲しいときには、具体的な種類の名前や薬の効能がわかる表現がおすすめです。

「炎症どめ」の基本的な表現

  • anti-inflammatory drug:抗炎症薬(医学用語)。
  • anti-inflammatory medication:抗炎症剤(一般用語)。
  • steroid:ステロイド剤(強力な炎症止め)。

Aさん
I need an anti-inflammatory drug for my back pain.

(腰痛のための炎症どめが必要です。)

Aさん
The doctor prescribed a strong anti-inflammatory medication.

(医師は強力な抗炎症剤を処方しました。)

【ワンポイントアドバイス】 炎症どめでよく使われる非ステロイド性抗炎症薬(ロキソニン、イブプロフェンなど)は、頭文字を取って”NSAIDs”(エヌセイズ)です。医師や薬剤師との会話で、「Are they NSAIDs?」(これはNSAIDsですか?)といったフレーズを耳にする場合があります。

Bさん
ちなみに、「痛みどめ」は日常会話で”painkiller/pain reliever”と言います。

まとめ

この記事では、「炎症」に関する様々な英語表現を、単語の意味から具体的な使い方までまとめて紹介しました。

  • 病名や医学的な文脈では:”inflammation”
  • 具体的な状態を伝えるには:”inflamed”や”swollen”
  • 薬を求める際には:”anti-inflammatory drug”

といったように、会話のTPOに応じた使い分けが大切です。