春になると花粉症に悩まされる人もいるでしょう。目が痒くなって鼻水やくしゃみが出て……思い出すだけでも、気持ちが沈んでしまう人もいるかもしれませんね。
ではそんな「花粉症」を英語で言うことはできますか?また、花粉症の人はその症状などについて説明ができるでしょうか。
今回は英語で「花粉症」をなんと言うのかをはじめとして、花粉症の会話で使えるフレーズをご紹介します。特に自分が花粉症だという人は、ぜひ参考にしてくださいね。
花粉症は英語で何?
花粉症は英語で「hay fever」と言うのが一般的。しかし実はそれ以外にも言い方があります。
「Hay fever」の次に一般的なのは、「pollen allergy」でしょう。Pollenというのは花粉のことで、pollen allergyは花粉症の直訳です。
「Allergy」というのがアレルギーのことですが、allergyの形容詞であるallergicを使うと、花粉症をもっと詳細に説明することができます。
たとえばこんな感じです。
- I’m allergic to cedar pollen.(私はスギ花粉にアレルギーがあります。)
- I’m allergic to any kind of pollen.(私はどんな花粉にもアレルギーがあります。)
「Hay fever」だけを覚えておいても基本的な会話はできますが、上記の表現を覚えておけば、もっと自分の花粉症について詳細に説明することができますよ。
英語圏に花粉症はある?
日本では花粉症は多くの人がもつ一般的な症状ですが、英語圏やその他の海外ではどうなのでしょうか。
結論から言うと、海外にも植物が生えていて花粉が飛んでいますから、花粉症はあります。日本と同じ時期とは限らず、国や気候によってその時期は異なりますが、花粉症が何かは誰もが知っているでしょう。
ただ、なんとなく日本よりは花粉症が身近ではないイメージはあります。もし花粉症であっても、日本人のようにマスクをつけている人はほとんどいないでしょう。(現在はコロナの関係でマスクをつけている人は多いですが)
国によっては、花粉症の原因となる植物の種類が多い国もあります。そのため、日本では花粉症ではなかった人が海外に行って花粉症を発症するなんてこともあるのです。
ではなぜ花粉症があまり身近ではない感じがするのかというと、1つは花粉症であってもマスクをしないのでパッと見ではわからないこと、またすぐに薬を飲むので症状がそれほど出ないことが理由として挙げられるでしょう。
ちなみに筆者もイギリスにいた時に軽めの花粉症を発症しています。その年のイギリスは、目に見えるほどの花粉が飛んでいて、現地の人もよく花粉の話をしていました。「花粉症になったみたい」と言うと「花粉すごいもんね」という反応でしたよ。
花粉症に関する会話フレーズ
日本ほどではないとは言え、海外でも花粉症は日常的なもの。ですから、花粉が飛んでいる時期には、花粉症の話をすることもあります。
そこで英語で花粉症の話をするのに役立ちそうなフレーズを入れた会話文を作成してみました。使えそうなフレーズがあれば丸覚えして、ぜひ会話に役立ててくださいね。
自分は花粉症だと説明する
まずは花粉症の人にとってとても重要なフレーズ。自分が花粉症だと説明する会話例をみてみましょう。
すごいくしゃみをしてるね!大丈夫?
うん、ありがとう。ただの花粉症だよ。ちょっとうざったいけどね。
えっ、花粉症なの?実は、私も花粉症なんじゃないかと思ってるんだ。
自分や誰かが花粉症だと言う場合は、「have+hay fever」「be動詞+allergic to pollen」という形を取ります。
こちらはそのまま覚えてしまいましょう。わかりやすいように「私は花粉症です」という意味になる文章を2つ下記においておきます。
I have hay fever.(私は花粉症です)
I’m allergic to pollen.(私は花粉アレルギーです)
花粉症の症状を説明する
次に、花粉症の症状に関する会話例から、症状の説明の仕方を学んでいきましょう。
ちょうど上でAさんが「自分も花粉症かもしれない」と言っているので、その続きの会話文を作成してみました。
何か症状があるの?
ええ、でもあなたのようにひどくはないけど。目がかゆくて、鼻水が少し出るくらいよ。
うーん、目のかゆみと鼻水は、花粉症の代表的な症状だね。多分、君も花粉症っぽいな。
このアレルギーのための薬を何か飲んでる?花粉症は初めてだから、どうしたらいいかわからないの。
うん、飲んでるよ。抗ヒスタミン剤を飲んでるんだ。薬を飲まないと、泣いているように目が赤くなり、鼻水がひどく、肌がかゆくなり、頭痛がして、夜も眠れないんだ。
それは本当に大変そうだね。薬が効いてるようで良かったよ。
花粉症の代表的な症状というと、鼻水・くしゃみ・目のかゆみの3つでしょう。しかし、花粉症がひどい人だとひどい鼻詰まりや目の充血、頭痛などが起こり、さらには皮膚のかゆみを感じる人もいます。
例文の中には入れられませんでしたが、鼻詰まりは「a blocked nose」や「a stuffed nose」と言い、鼻が詰まっているというなら「My nose is blocked.」「My nose is stuffed.」と言ったりします。
花粉症の季節にそなえて英語表現を覚えておこう
普段から英会話を話す機会がある人は、花粉症の季節にそなえて英語表現を覚えておくと、会話に役立てることができるはず。今回ご紹介した表現や会話例文を参考に、英会話を話す相手とたくさん花粉症の話をしてみましょう。
オンライン英会話でレッスンをとっているなら、講師に花粉症の会話で使える英語表現を聞いてみるのもいいですね。ここでご紹介したものの他にもさまざまな英語表現を聞けるかもしれませんよ。