最近は、働き方や趣味の幅も実に多様になってきましたよね。それもネットの進化のおかげです。例えば動画投稿でお金を稼ぐ人もいますし、画像編集をして作品を作ることを趣味にしている人もいます。では、最近よく使われるようになった「編集」という言葉、英語ではどう言ったらいいのでしょうか。「編集」と言うとなんだか硬く聞こえて難しそうですが、「写真加工」と言えば、女子高生がスマホで撮った写真によく行っていることとなります。素人でも簡単にできるようになった「編集」や「加工」、これらの英語を学んでいきましょう!

修正を加えるならretouch

レタッチは、すでに日本語となっていてデザイン業界などではよく使われる一般的な言葉となっています。写真などに修整を加える作業のことですね。Retouchは、re-という接頭語から「もう一度」という意味があることがわかり、Touchは「触る」という動詞ですから、「もう一度触る」、つまり「修正を加える」という意味になります。

このレタッチ作業では、余計なものが移り込んでしまった時にそれを消去したり、光を調整してより対象の見栄えを良くするものです。スマホアプリでも既に高性能なものが出ているので、素人でもそれを使えばかなりの修正が可能になります。

編集作業という意味でのRetouchは、慎重に、そして丁寧にする作業というイメージを持っています。また、基本的には写真にのみ使われる動詞だと思っておきましょう。

レタッチ技術は素晴らしいですが、しかしこれだけ自然なレタッチが可能になった今の時代、写真を見る時は編集されていると思って見た方が騙されないのかもしれませんね。

Aさん
Can you retouch this photo?
訳)この写真、修正頼める?
Bさん
OK. How should I retouch?
訳)いいよ。どうやって加工すればいい?

ちなみに豆知識なのですが、こうして私たちがレタッチによる修正を本物と思いこんでしまわないように、海外では一時写真の編集が行われているなら、それを明記しなければならないという法律ができたこともあったそうですよ?

例えばダイエットの雑誌だったりすると、レタッチをした写真がより自分の理想的な姿だったら期待しちゃいますよね。けれど、それが後で修正された写真だとわかったら利用者は怒るでしょう。ダイエット商品が売れる国や、ファッション業界が盛んな国だとこのような配慮も行われることがあるのですね。

軽い編集はtouch up

軽い編集はtouch up

Retouchも写真の編集でしたが、Touch upも同じような意味です。違うとすれば、Retouchよりも素早く写真の修正を行うことと、写真に限定せず化粧直しなどにも使えることです。ここでもやはりTouchという単語が使われていることに注目してみましょう。

日常生活で使うなら、スマホで写真を加工する時や、メイク直しに行く時でしょうね。Touch upという熟語の意味を知らないと、Touch「触る」はわかるのに意味が取れないと嘆くことになってしまうのできちんと覚えておきましょう。

基本的には確かに何かを触るという意味ですが、写真に対してもメイクに対しても使えることを知っていないと即座には相手の言っている意味が理解できない場合もあります。

Aさん
Where is Jane?
訳)ジェーンはどこ?
Bさん
She went to the bathroom to touch up her make-up.
訳)彼女ならメイク直しにトイレに行ったよ

デジタル加工ならairbrush

今エアブラシと言うのなら、ほとんどの場合はデジタルの話で、アナログの話ではないでしょう。エアブラシとはスプレー状のペイントのことですが、これを使って描くことをAirbrushと言います。

デジタルでイラストを描く人ならすぐにピンと来ると思いますが、そうでないとちょっとイメージしにくいですかね。デジタル加工の一緒で、スプレーを写真やイラストにかけて見栄えよくすることと覚えておきましょう。

Aさん
I want airbrush him to make the photo much better.
訳)この写真をもっと良く見せるために彼にエアブラシをかけたいんだけど
Bさん
Then how about using this brush?
訳)じゃあこのブラシを使ってみるのはどう?

photoshopも「編集する」という意味

photoshopも「編集する」という意味

皆さんは、画像編集ソフトとして有名なPhotoshopをご存知でしょうか。こちら、あまりに有名になったためそのもが英語の動詞となってしまいまいた!画像編集ソフトなので、「画像を編集する」という意味で使われます。

他にも画像編集ソフトはありますが、それを使っていてもPhotoshopが使えます。動詞として使われる場合は、もうソフトとしての意味合いではなくただ「編集する」ことに注意が向いていると考えるのが早いですね。

ネット検索することをGoogleと言うのと同じような感覚です。他の検索エンジンを使っていたとしても、「ググれ」などと日本語でも言ったりしますよね。ある業種で有名になったものは、その固有名詞が英語の動詞として使われるようになる例もあると思うと、その企業としては嬉しい限りでしょう。

Aさん
Can you photoshop that man in the background?
訳)この背景にいる男性、加工して消せる?
Bさん
Let me see….Yes! Leave it up to me.
訳)えっと・・・うん!任せて!

まとめ

最近ますますたくさんの画像や写真編集アプリが登場してきて、素人でもプロのような加工ができるようになってきました。そんな「編集」に関して、今回はRetouchやTouch up、Airbrush、Photoshopを覚えましたね。Retouchは写真を編集することに限定して使われる動詞で、Touch upは軽く編集することを言い、メイク直しにも使えるものでした。Airbrushは写真や画像加工の方法の一種で、Photoshopは画像編集ソフトがそのまま動詞になってしまったパターンでしたね。スマホを使うのであれば、デジタルでイラストを描いていなくてもこれらの単語は日常会話で登場する可能性が高いものです。今覚えて練習しておきましょう!