映画やドラマ、スポーツ観戦をしていて、「気づいたら最後まで見入っていた」「目が離せないほど夢中になっていた」なんて経験はありませんか?日本語ではよく使う「釘付けになる」という表現ですが、英語ではどう表現するのでしょうか?

今回は、目が離せないほど夢中になったときに使える自然な英語表現をご紹介します。

釘付けになる は英語で何と言う?

釘付けになる は英語で何と言う?

「釘付けになる」を英語で表したいとき、まず覚えておきたいのが、日常会話でもよく使われる定番の表現。日本語のように一語でぴったり対応する単語はありませんが、英語では「離れられない」「見続けてしまう」といった状態や感情で表現します。

定番フレーズ①:be glued to ~

be glued to ~”は、「~に釘付けになる」「~から離れられない」という意味で、もっともよく使われる表現のひとつです。“glue”は名刺では「のり」、動詞の場合は「接着剤でくっつける、貼り付ける」という意味になります。カジュアルで使いやすく、「釘付けになる」を表すときの基本として覚えておくと便利です。

【会話1】

Aさん

You were glued to the TV during the game, weren’t you?

試合中、ずっとテレビに釘付けだったでしょ?

Bさん

Yeah, totally.

うん、ほんとに。

【会話2】

Aさん

Were you on your phone all evening?

一晩中スマホ見てた?

Bさん

Pretty much. I was glued to my phone.

ほぼね。スマホに釘付けだった。

定番フレーズ②:I can’t look away.

I can’t look away.”は、「目を離すことができない」という意味の表現です。感動したときや、ハラハラする場面、衝撃的な出来事を見たときなど、感情が強く動いた場面でよく使われます。“be glued to ~”よりも、「気持ちが引き込まれていた」ニュアンスが強いのが特徴です。

【会話1】

Aさん

How was the movie?

映画どうだった?

Bさん

It was intense. I couldn’t look away.

すごい展開で、目が離せなかったよ。

【会話2】

Aさん

This game is amazing.

この試合、すごいね。

Bさん

Yeah, I can’t look away.

うん、目が離せないよ。

心を奪われて見入ってしまうときの英語表現

心を奪われて見入ってしまうときの英語表現

先ほどご紹介した定番フレーズ2つ以外にも、思わず見入ってしまうときにぴったりの英語表現があります。ここでは、ニュアンスの違いごとに使える英語表現を確認しましょう。

それぞれの表現がどんな場面に合うのかを意識しながら読むことで、状況に応じた言い分けがしやすくなりますよ。

can’t stop watching:つい見続けてしまう

can’t stop watching”は、「見るのをやめられない」という意味で、ドラマや動画、スポーツ中継などを気軽に言い表したいときに使える表現です。「釘付けになって、次々と見てしまう」ような場面にぴったりです。

【会話1】

Aさん

What are you watching lately?

最近、何見てるの?

Bさん

This drama. I can’t stop watching it.

このドラマ。つい見続けちゃうんだよね。

【会話2】

Aさん

Did you finish the series already?

もうそのシリーズ見終わったの?

Bさん

Yeah. Once I started, I couldn’t stop watching.

うん。一度見始めたら止まらなかったんだ。

be completely absorbed in ~:内容に没頭する

be completely absorbed in ~” は、「~に完全に没頭する」という意味で、目だけでなく、意識や気持ちまで引き込まれている状態を表します。

【会話1】

Aさん

You didn’t hear me calling you.

呼んだのに気づかなかったよ。

Bさん

Sorry, I was completely absorbed in the show.

ごめん、番組に完全に夢中だった。

【会話2】

Aさん

How was the game last night?

昨夜の試合どうだった?

Bさん

It was great. I was absorbed in it and forgot the time.

すごく良かったよ。夢中で時間を忘れてた。

get caught up in ~:気づいたら引き込まれていた

get caught up in ~” は、「巻き込まれるように夢中になる」というニュアンスがあります。最初は軽い気持ちだったのに、気づいたら見入ってしまっていたという場面で使いやすい表現です。

【会話1】

Aさん

I thought you were just going to watch one episode.

1話だけ見るって言ってなかった?

Bさん

I know, but I got caught up in the story.

そうなんだけど、物語に引き込まれちゃって。

【会話2】

Aさん

You stayed up late again?

また夜更かし?

Bさん

Yeah, we got caught up in the show and watched it all night.

うん、番組に夢中になって一晩中見ちゃった。

be mesmerized by ~:美しさに心を奪われる

be mesmerized by ~” は、「魅了されて見入る」「心を奪われる」という意味で、景色やパフォーマンスなど、美しさや迫力に圧倒されたときに使われます。

【会話1】

Aさん

How was the view from the top?

上からの景色どうだった?

Bさん

Amazing. I was mesmerized by it.

最高だった。思わず見惚れたよ。

【会話2】

Aさん

The audience was really quiet during her dance.

彼女のダンス中、観客すごく静かだったね。

Bさん

Yeah, everyone was mesmerized by her performance.

うん、みんな見惚れてた。

be fascinated by ~:強く興味を引かれる

be fascinated by ~” は、「強く惹かれる」「興味を持つ」という意味で、見た目の美しさだけでなく、内容やアイデアに心を奪われる場合にも使えます。

【会話1】

Aさん

What did you think of his talk?

彼の話、どうだった?

Bさん

I was fascinated by his ideas.

彼の考え方にすごく惹かれたよ。

【会話2】

Aさん

She finished the book in one day.

彼女、その本1日で読み終えたんだって。

Bさん

Wow, she must be really into the story.

それは相当ハマってるね。

参照元:Oxford Learner’s Dictionaries, 英ナビ

まとめ

「釘付けになる」「目が離せない」「夢中になる」といった気持ちは、英語ではひとつの言葉でまとめるのではなく、そのときの状態や感じ方に合わせて言い分けるのがポイントです。

集中して見ていたのか、緊張感や感動で見入っていたのか、美しさに心を奪われていたのかによって、選ぶ表現は変わります。まずは身近な場面を思い浮かべながら、自分がどんな気持ちだったのかを意識してみましょう。それが、英語で気持ちを伝える第一歩になります。