スケジュール調整や機械の微調整などなど、「調整する」という言葉は使う場面が結構あります。今回は、そんな知っていそうで知らない英語で「調整する」という単語をいくつかご紹介していきますよ!たくさんあるので、今回は語彙力を増やすと同時に正しいシチュエーションで適切な単語を使い分けられるようにすることが目標です。どれも訳すと「調整する」になってしまいますが、それぞれが持つ細かな違いを意識していきましょう。

accommodate

Accomodateは、考え方などに違いがあった時にそれを調整するという意味で使われる動詞です。一般的には「宿泊する」という意味で使われるので意外かもしれませんが、別の意味もあるのだと覚えておきましょう。

このようなメインとなる意味がある英単語は、それだけで知ったつもりになっているといざリーディングをした時に意味がわからなくなります。確かに「宿泊する」という意味なのに、全然意味が取れないのならば別の意味があるのかもしれないと思った方が良いですね。

Accomodateの場合は「宿泊する」と「調整する」の意味をくっつけることが難しいので、それぞれ別のイメーで覚えても良いでしょう。

Aさん
Don’t you think we need to accommodate cultural differences?
訳)私たちは文化の違いを調整する必要があると思わないか?
Bさん
Umm, I think we need to understand culture differences.
訳)う~ん、私は文化の違いを理解する必要があると思うけどな

adjust

adjust

Adjustも意見が食い違った時、日程が合わない時にそれを合わせるために使う動詞です。何かをより良く合わせるために調整しているイメージですね。意見や日程だけでなく、機械の調整にも使えるので結構幅が広いです。

ビジネスシーンでは、シフト調整や打ち合わせの調整、納期の調整などでAdjustがよく使われますね。

regulate

Regulateは「規制する」という意味がありますが、そこから派生して「調整する」という意味としても使えます。名詞のレギュレーションをカタカナにすると、「規制」や「ルール」といた意味合いがよくわかるでしょう。

もともと「整える」ということに重きを置いている動詞であるとイメージしてもらうと、楽器などのチューニングや温度調整、時間調整をする時に使う単語であるとわかると思います。正しい元の状態に戻す感じですね。

Aさん
The machine needs to be regulated.
訳)その機械は調整しないといけませんね
Bさん
Do you know where should I call?
訳)どこの連絡したらいいか知りませんか?

control

「調整する」はControlでも言えます。既に日本語になっているので単語が持つニュアンスは理解しやすいですね。意味としては先ほど解説したRegulateと似ているのですが、Controlの方がカジュアルで、Regulateの方が少し硬い表現です。

「制御する」という意味で考えると、やはり温度調整などに使えます。会社などで、寒すぎたり暑すぎたりした場合にエアコンの温度調整をしてほしいと訴える時にはControlかRegulateで言ってみましょう。

coordinate

coordinate

Coodinateはカタカナでコーディネートですから、これもニュアンスは取りやすいと思います。ただ、ファッション用語としてのイメージが強いため、ここで新たに追加しなければならないのは「調整する」という意味ですね。

作業や物の動き、意見、スケジュールの調整など、使える範囲は広いです。ただ、カジュアルさはそこまでなく、フォーマルな言い方になるので日常会話とうよりビジネスシーンや文書の中で使う言葉になります。

arrange

arrange

Arrangeも、日本語のアレンジと同じようなニュアンスで使えます。スケジュールの調整など、色々なシチュエーションで使えるため便利な表現のひとつです。

名詞形はArrangementで、「調整」として使えるので、動詞も名詞もどちらも覚えておきましょう。

Aさん
Can you attend the meeting tomorrow?
訳)明日の会議出られますか?
Bさん
I’ll arrange my schedule.
訳)スケジュール調整してみます

organize

Organizeも「調整する」という意味ですが、どちらかというと「組織する」という意味合いが大きいです。名詞形のOrganizationが「組織」という意味ですから、ここから覚えるのがおすすめです。

日程調整の他、人数調整などで使われます。

fix

Fixは「調整する」の中に、「固定する」という意味合いが入っています。調整してからそれを固定する、つまり決定するというところまでの意味が含まれている点を意識してみましょう。

カタカナ語が好きな人だと、「フィックスする」とすでに日本語として使っている人もいます。

settle

Settleは「調整する」と訳すこともできますが、「解決する」や「落ち着かせる」といった意味合いが強い動詞です。よって意見が食い違っている時などに活躍し、争いを鎮静して調整するというイメージで覚えておきましょう。

同義語には「reconcile」や「work out」があります。スペルがまったく違うので覚えにくいかもしれませんが、できればセットで覚えてしまいましょう。

Aさん
Hey! Everyone please settle down!
訳)ちょっと!皆静かにしてください!
Bさん
Nobody listens you.
訳)誰も聞いちゃいないよ

align

Allignには「提携する」という意味があります。細かく言うならば、調整してから提携するというような感じですね。他にも、「一直線にする」という意味があります。これも調整して一直線にしたという意味合いです。

「align with ~」のようにイディオムがあるので、前置詞はWithを使うのだと暗記しておきましょう。

まとめ

「調整する」という英語はかなりありましたね。もちろん、それ以外にも似たような意味で訳すこともありますが、すべてざっくりと言うと似た意味になります。ArrangementやCoodinate、Adjust、Allignなどは少しとっつきにくいかもしれませんが、Controlなら日本語になっている意味と同じなので使いやすいですね。英語でも他の言語でも、語彙力を強化することはすべての基礎です。できるだけこれらの単語を一緒に覚え、細かな意味の違いを意識していくことに集中しましょう。