皆さんは、何か自分なりのこだわりはありますか?髪型にこだわったり、料理の盛り付けにこだわったり、休日の過ごし方にこだわったり・・・。このように、何かにこだわることは英語では何と言うのでしょうか。日常会話でよく使う単語なのに、いざとなると結構難しいですよね。相手が言わんとしていることはわかっても、自分発信で「こだわり」と言えないなら、今この記事を見て覚えていってみてくださいね!

picky about

Picky aboutは、「選り好みをする」や「細かいことにこだわる」、「うるさい」という意味です。まさにこだわりがある時に使う表現です。

Pickyは動詞のPick「選ぶ」から来ていて、「選り好みをする人」という意味です。ただこだわりがあるという表現でも使えはしますが、「こだわりがあってうるさい」というように少しネガティブなニュアンスも含んでいるので使う時には注意が必要です。

自分が何かにこだわりがあってPicky aboutを使うのは良いですが、相手に良い意味で「こだわりがあるんだね」と言いたいのに、Picky aboutを使ってしまうとちょっと雰囲気が変わってしまいます。

Aさん
You know, I’m picky about films.
訳)俺映画にはうるさいからね
Bさん
I know. That’s why I don’t talk about it to you.
訳)知ってる。だからその話は君としないんだもん

take~seriously

Take~seriouslyは、単語通り「~について真面目に考える」という意味です。Seriouslyは「真剣に」や「真面目に」という意味があり、文の最後につけることで動詞を修飾することができます。

行動にこだわりが見られる場合だけでなく、考えにこだわりがある場合にも使えます。こだわっているという訳がしっくりこないなら、「真剣に取り組む」などとしてみましょう。意味がスムーズに頭に入っていくはずです。

Seriousは、形容詞として使うと真面目の中でもジョークが通じないようなネガティブな意味で使われることがあるので、褒めたくて真面目と言うシチュエーションでは控えましょう。

particular about

particular about

Particularは「特有の」や「特別の」といった意味です。Particular aboutとすることで、「好みがうるさい」という意味に変わり、つまりはこだわりがあるという表現になります。洋服の好み、食べ物の好みなど、ひとによってそこにこだわる人は結構いますからね。

他に「~に細心の注意を払う」という意味もあるので、リーディングなら文脈によって、会話中なら空気を読むことによって、どちらの意味として使われているのかを見極められるように練習しておきましょう。

Aさん
I have something to tell you…I’m not good at cooking.
訳)ちょっと言わないといけないことがあるんだけど・・・わたし料理が上手くないんだ
Bさん
Don’t worry. I’m not particular about food.
訳)大丈夫。俺、食べ物にこだわりないから

care very much about

少し長い表現ですが、Care very much aboutで「何かを気にかける」、「注意を払って扱う」という意味になります。何かをとても気にかけていて、大切なものとして扱っている状態ですね。

Careは「注意を払う」という意味がメインですから、これに強調になるVery muchを入れることで「こだわり」を表現できます。

Care aboutだけでは単に「注意を払う」という意味になってしまうのですが、強調があることによって強く何かを気にしていることを伝えられます。

be hung up on

be hung up on

Be hung up onは、「~にこだわる」、「~に執着する」という意味です。Hangは「ひっかける」という意味があり、気持ち的に何かがひっかかって動けないという意味を表します。それだけその何かにこだわりを持っているということですね。

気持ち的なこだわりもあれば、そのこだわりによって物理的に身体が動かないことも表せます。日本語訳をすればまさに「こだわる」になります。前置詞が2つも連続してあるので違和感があるかもしれませんが、そういうイディオムだと覚えてしまいましょう。

Aさん
He hangs up on her lessons.
訳)彼、彼女の授業にこだわってるんだよね
Bさん
Perhaps he likes her?
訳)たぶん好きなんじゃない?

stick to

Stick toは、「~にしがみつく」、「~がくっついて離れない」という意味です。Stickが「くっつく」という動詞であること、納豆や日本のお米のようにネバネバしたものを表す形容詞がStickyであることもあわせて覚えておきましょう。

Stickerというと「シール」という意味になりますが、Stickという動詞の意味を知っていればもうわかりますよね。「くっつくもの」という意味ですから、ステッカー、つまりシールという意味になるのも納得です。

be committed to~

be committed to~

Be committed to~は「~に熱心である」という意味です。日本語でもコミットすると言うことがありますが、その感覚を知っていれば理解しやすいでしょう。

その他にも、「~に全力を注いでいる」という意味がありますが、これも意訳すれば何かに夢中でこだわっていると取れますね。自分にとっては普通のことでも、他人からしたらこだわっていると捉えられることもあるので、こだわりとは人による加減も影響しているのでしょう。

まとめ

「こだわり」や「こだわる」という英語表現、これで一通りはカバーできましたよ!日常生活で使う時、咄嗟に出てこないと、ただ単に「それ好きなんだね」とか、「それが趣味なの?」といった別の聞き方になってしまいます。きちんとその人の中のこだわりについて聞きたいならば、上記の表現をいくつか覚えていつでも使えるようにしておきましょう。リスニングをしている時に出てきたらサッと理解したい表現でもあるので、自分の答えを用意しておく練習もおすすめですよ!