今回は、英語で「いつも」という表現を見ていきたいと思います。常々何かしていると言いたい時や、いつもありがとうとお礼を言いたい時、様々なシチュエーションで出てきますよね。この記事では、最初に「いつも」を表す英語表現をご紹介し、そのあとに日常会話で使いたい「いつもありがとう」という決まり文句をご紹介していきます。使用頻度が高いだけに、ネイティブから聞く機会も自分から言う機会も多くなるので気合いを入れて覚えていきますよ!

always

「いつも」と言えばAlwaysですよね。こちらは頻度を表す単語なので、一般動詞の後に置きます。しかし、be動詞ではその後に置くというルールがあったのでここは注意すべきところです。

常日頃から何かをしている、いつも○○な状態だ、そんな時に使える表現です。Alwaysよりも頻度が低くなれば、OftenやSometimesなどを使います。こちらも基本的な単語なので使うのにそう難しく考える必要はありません。

Aさん
He always takes his phone in the restroom.
訳)彼ってトイレにいつもスマホ持って行くよね
Bさん
Gosh! I said to him not to do so.
訳)もう!持ってくなって言ったのに

上記の頻度を表す単語が簡単すぎるなら、今度はもっと低い頻度を表す単語を徐々に覚えていくと良いでしょう。覚える時は、それが日常生活でも使えるカジュアルな表現なのか、それともビジネスシーンで使われるくらい硬いフォーマルな表現なのかをチェックすることをおすすめします。

英語には敬語がない分、どのようなシチュエーションで使うべきかがカジュアルかフォーマルかで分かれているからです。相手に意味は伝わるでしょうけれど、ネイティブにとっては少し違和感のある言い回しを普通を覚えてしまうのはもったいないですからね。

as usual

「いつも通り」と言いたいなら、As usualと言ってみましょう。いつものように何かしている状態を表すことができます。別の日本語訳だと「相変わらず」が合いますね。

How are you?と聞かれた時に返す言葉としても使えて、例えば「Same as usual」と言えば、「相変わらずですね」のようなニュアンスを伝えられます。Sameは「同じ」という意味です。「いつも同じ」という直訳になるわけですね。

実際に、How are you?と聞かれて何か特別なことが起こって会話を始めることは少ないでしょうから、Same as usualは毎回言う言葉として覚えておくのも良いでしょう。

As always

As always

先ほど解説したAlwaysにもAsを付けてAs alwaysとすると、「いつも通り」という意味になります。As usualと同じ意味ですが、As alwaysの方が「いつも」という意味が強いです。

これは単語を見れば予想がつくもので、Alwaysは「いつも」という意味ですが、Usualは「普段」という意味になるから、この単語によって頻度に差が出ています。「いつも」と「普段」だったら「いつも」の方が頻度が高くなるため、As alwaysの方が常に何かしている状態を表せます。

また、As alwaysは相手を褒める時に使われることが多く、「いつもキレイだね」と言うには「You look beautiful as always」と言います。大抵は文頭か文末に使われることが多いので、あまり文法を気にせず、単に「いつも」と言いたいなら最後に付け加えたらいいと思っておきましょう。

Aさん
You look beautiful as always.
訳)君はいつもキレイだね
Bさん
Thank you. I love Italian because every man says so.
訳)ありがと。イタリア人はそう言ってくれるから大好きよ

As ever

As everは「いつもより~」という表現です。「より~」という表現が入っていることから比較の要素を含んでいることがわかりますが、ここでは比較級の文法を使用する必要がありません。

文末にAs everを加えれば、過去と比べても今が一番~であるという意味になります。文末に付けられることが多いですが、基本的には「As~as ever」の形で使われるためイディオム的に暗記した方が楽でしょう。

「いつもありがとう」と英語で言いたい時

「いつもありがとう」と英語で言いたい時

さて、「いつも」や「いつも通り」などの単語を覚えたので、今度は「いつもありがとう」と感謝の気持ちを英語で伝える方法を学んでいきましょう!単にお礼を言うのではなくて、毎日ありがとう、常に感謝してるからねと伝えたい時に便利な表現です。一緒に暮らす家族や、長年お世話になっている人に対して言えますね。

Thank you always.

Thank you always.は、最初に解説したAlwaysがThank youの後にくっついただけのものです。予想以上に簡単で驚いたという人もいるのでは?「いつもありがとう」という訳の基本的表現です。

Alwaysはbe動詞の後、一般動詞の前に置くと解説しましたが、Thank youの場合は英語の文を作る際の基本ルールである「主語+動詞」がそもそもないので、文末に置いて決まり文句のように使われます。ここでのAlwaysは副詞表現というので覚えておきましょう。

Thank you as always.

As alwaysも先ほど解説した「いつも通り」という表現でしたよね。これがThank youの後に続くと、「毎度のことだけど感謝しているよ」というような意味になります。Alwaysよりも「いつも」という意味合いが強く、いつも感謝しているけれど、今回も感謝しているよというニュアンスがあります。

日常的に何かをしてもらっていて、改めてお礼を言いたい時にはThank you as always.の方が気持ちが伝わりやすいですね。

Aさん
Thank you as always, granma.
訳)いつもありがとう、おばあちゃん
Bさん
What happened to you?
訳)お前に何があったんだよ

thank you for always ~ing

先ほどまでの「いつもありがとう」の英語表現は決まり文句で、単にお礼を言いたい時に使うものでしたよね。では、何に対してお礼を言いたいのかを明確にしたい時はどうすればいいのかというと、ing形を使って内容を表します。

「Thank you for~ing」で「~してくれてありがとう」という意味になります。これにAlwaysを挟み込むことにより、「いつも」という意味を追加できます。Alwaysを入れる場所がどこか迷いそうだと思ったら、こもまま暗記しちゃってくださいね。この場合はAlwaysを動詞の直前に持ってくることで、「いつも○○してくれて」という意味合いを強くしています。

まとめ

「いつも」の基本英語はAlwaysでしたが、be動詞の場合と一般動詞の場合で置く位置が変わることに注意するのでしたね。また、「いつも通り」にはAsを使うことが多く、As usualやAs alwaysがありました。「いつもありがとう」と、日常的にしてもらっていることに対してお礼を言う時にもAlwaysが活躍するので、文中に組み込真われた形で暗記しておくと便利です。Thank you for~という表現も基本なので、イディオムとしてセットで覚えてしまいましょう!