今回は、英語で「感想」はどう言うのか、そして感想を相手に聞く表現や、その質問への答え方を一気にご紹介していきたいと思います!おすすめされた映画を見た時の感想、プレゼントされたお菓子を食べた感想などなど、自分から相手に感想を聞きたい時も、感想を言わないと失礼に当たる時もあります。そんな時の適切な英語の受け答えを見ていきましょう。

英語で「感想」はどう言うの?

ではまず、英語で「感想」はどのような単語を使って表すのかを見ていきましょう。ひとつではなく複数あるのですが、どれをいつ使うのかを覚えればネイティブレベルに一歩近づけます。まずは単語の使い方をひとつひとつ丁寧に見ていきましょう。

impression

英語で「感想」と言えばImpressionですね。これが日本語の「感想」に一番近い表現なので、まずはImpressionから覚えていきましょう。

Impressionは「印象」ではないの?と思った人も正解です。他にも「気持ち」と訳した方がしっくりくることもありますし、「感銘」なんて訳がつくこともあります。

Impressionは名詞ですが、これが動詞になるとImpressとなります。意味は同じなので、「感動させる」だとか「印象を与える」という意味になりますね。訳すと受動態になることに着目してみてください。

sentiment

Sentimentは、センチメンタルという日本語でも使う単語です。訳は「感想」の他に、「気持ち」や「心情」などがあります。

ちなみにSentimentalと言うと、「感情的な」や「涙もろい」という意味になります。Impressionよりは感情の方に重きを置いた単語だと覚えておきましょう。

feedback

Feedbackももはや日本語になっていますよね。これはその日本語としての意味合いと同じで、感情的な感想ではなく意見的な感想というニュアンスになっています。

辞書でFeedbackを引くと「意見」や「反応」という訳が出て来るのですが、少しお堅いシチュエーションで感想を聞くのであればこちらの方が適切でしょう。

「感想」を含む英語表現

「感想」を含む英語表現

「感想」という単語を含む日本語を英語にした時、そこには果たして上記で習った単語が含まれているのでしょうか。よく使う表現をメインに集めたので、以下の言い回しも今覚えてしまいましょう!

「感想文」はbook report

学生時代に宿題で出されることが多かった読書感想文などの「感想文」は、英語ではBook reportと表現します。レポートというとなんとなく意味がわかるのではないでしょうか。

ここにはImpressionやSentimentalなどのいわゆる「感想」の英語訳に当たる単語は出てきませんでしたね。このような言い回しこそ注意して覚えておくべきです。

「簡単な感想」はbrief comment(s)

「簡単な感想」という日本語訳の方が違和感があるかもしれませんが、短く、簡単にコメントを述べる場合にはBrief commentという表現を使います。

例えば仕事で書類を作って上司に確認をしてもらう時、上司に時間がない場合にざっくり見てコメントをもらうような場合に使われます。とりあえず、急ごしらえの感想といったニュアンスですね。

「感想を述べる」は英語で?

感想を聞きたい時に使う英語表現

では、「感想」という英単語がわかったので、ここからは感想を自分から述べると言いたい時にどのような英語を使うのかを見ていきましょう。名詞を学んだ時には、それをどのような動詞で使うのかもセットで覚えておくべきです。

express a sentiment

Expressは「表現する」という動詞なので、これを使って「感想を述べる」と言うことができます。日本語だとSayなどが当てはまりそうですが、英語だとそれが「表現する」になることもあるのだと覚えておきましょう。

日本語と英語の違いが顕著に表れる部分ですね。単純に直訳するばかりでは英語という言語にならない例のひとつです。

give one’s impression

こちらはImpressionという名詞に、Giveという動詞を入れて「感想を述べる」としたものです。Giveはご存知の通り「与える」という意味ですから、直訳すると「感想を与える」という意味になりますね。

感想は相手へ贈るものですから、そういう意味で考えればGiveも適切な動詞だといえます。意外と簡単な動詞が使えるので、新たにスペルなどを覚える必要がないのは嬉しいですね。

感想を聞きたい時に使う英語表現

感想を聞きたい時に使う英語表現

ここからは具体的な会話をイメージしながら、相手に感想を聞く時に使えるフレーズを覚えていきましょう。丸っと暗記してしまった方が早いので、いつでもサッとこの言葉が出て来るように定着させていきますよ!

How was it?

シンプルでかつ短い表現で言うと、How was it?という表現があります。直訳すると、「それはどうだった?」となりますね。相手から返ってくる言葉はその感想になるので、「感想聞かせて」と同じ意味になります。

注意すべきは、感想を聞くのですから過去形にしなければならないという点ですね。be動詞があるのでここはWasにしておきましょう。

How did you feel?

How was it?と似ていますが、be動詞ではなく一般動詞のFeelを使ってHow did you feel?と言うこともできます。「どう感じた?」という意味ですね。

Howが「どのように」という疑問詞なので、相手に感想を聞くにはもってこいです。

感想を言う時に使える英語表現

感想はどうだったか聞かれた時、まずは簡単に第一声として言える表現を覚えておきましょう。その後に詳細を語ることもできますし、イマイチだったならそこで別の話に持って行くこともできます。

It was very good!

感想を伝える表現は自由に作れるのでこれといったフレーズがないのですが、一応シンプルなのはIt was~.とbe動詞を使い、それがどうだったかを伝える言い回しですね。

これなら、Very goodで良かったと伝えることもできますし、その他の表現のFantasticやAmazingで素晴らしさを伝えたりもできます。逆に自分には合わなかったと伝えるなら、Not so good for meなど少しネガティブな単語を使うだけで感想を簡単に伝えられます。

Aさん
How was it?
訳)どうだった?
Bさん
It was very good!
訳)めっちゃ良かったよ!

I really liked it!

感情を込めて感想を言いたいのであれば、「好き」という動詞のLikeを使うのもおすすめです。今でもそれが好きならば現在形でも良いですし、過去に経験したことについて言いたいのなら過去形にしてもOKです。

Aさん
How did you feel it?
訳)どう思った?
Bさん
I really liked it!
訳)これすごく好き!

まとめ

「感想」は英語でImpressionという単語が一番適しているのでしたね。それに感情が混じればSentimentになりますし、意見という意味合いが強いならFeedbackで良いのでした。感想を聞く時や答える時は意外とシンプルに受け答えができるので、How was it?とIt was~.というセットを覚えておくと良いですね。