泳ぐは英語で「swim」と言うのは、基本的な英語表現として知っている方も多いでしょう。

しかし、ひとえに「泳ぐ」といってもさまざまな英語表現があり、swimのほかにも表現があります。たとえば、「飛び込む」や「バタバタ泳ぐ」はswimではない表現を使います。

そこで今回は、「泳ぐ」の英語表現について詳しく解説します。さまざまなシチュエーションで使える表現を紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

「泳ぐ」とは?

「泳ぐ」とは、水中で身体を動かして前に進む行為を指します。

プールや湖、海などの水中で行われ、泳ぎ方にはクロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライなどさまざまな種類があります。泳ぐことはスポーツやレクリエーション、フィットネスの目的で行われることが一般的です。

また、人がたくさんいるところをかき分けるようにして進む様子を「人ごみを泳ぐようにして進む」、動揺や焦りを感じている様子を「目が泳ぐ」といったように、比喩的な表現で「泳ぐ」という言葉が使われることもあります。

「泳ぐ」という言葉はどのような場面で使用する?

「泳ぐ」を使った例文

では、「泳ぐ」の英語表現を見ていく前に、どのような場面で使用される言葉か見ていきましょう。

  • スポーツとしての泳ぐ:競泳大会や水泳の練習において、特定の泳法(クロール、背泳ぎなど)で速く泳ぐことを目指す場面。
  • レクリエーションとしての泳ぐ:プールや海などで楽しみやリラックスのために泳ぐ場面。
  • 健康やフィットネスとしての泳ぐ:体を鍛える、体重を管理する、またはリハビリテーションの一環として泳ぐ場面。
  • 教育としての泳ぐ:学校の体育の授業や水泳教室で、泳ぎ方を学ぶ場面。
  • 日常会話としての泳ぐ:「今日はプールに行って泳いできた」といった日常会話として使う場合。
  • 比喩的な使い方としての泳ぐ:「目が泳ぐ」「人込みを泳ぐように進む」など比喩的な表現として使う場合。

このように「泳ぐ」はさまざまなシーンで使われることがわかります。

「泳ぐ」は英語でなんていうの?

では、英語で「泳ぐ」はどのように表現するのか見ていきましょう。

「泳ぐ」を英語で表現する場合は「swim」という動詞を使用します。swim は水中で身体を動かして前進する行為を指し、人間だけでなく、魚や他の水生動物の動きを表すのにも使われます。

このように「swim」 は基本的には泳ぐ行為全般を指しますが、時制や泳ぎ方によって動詞の形や表現が変わることがあります。

【基本形】

swim: 基本的な形で、「泳ぐ」を意味します。

【時制の変化】

swam: 過去形で「泳いだ」を意味します。
swum: 過去分詞形、「泳いでいた」や「泳いできた」などの完了形で使われます。

Aさん
I love to swim in the ocean during summer.
夏は海で泳ぐのが大好きです。

Aさん
He is learning how to swim.
彼は泳ぎ方を学んでいる。

Aさん
She swam across the lake.
彼女は湖を泳いで渡った。

Aさん
They took swimming lessons.
彼らは水泳教室に通った。

【泳ぎ方】

  • freestyle・crawl: 自由形、クロール
  • backstroke: 背泳ぎ
  • breaststroke: 平泳ぎ
  • butterfly: バタフライ

「泳ぐ」にまつわる英語

「泳ぐ」にまつわる英語

「泳ぐ」という言葉にはさまざまな意味や用法があり、それぞれ英語で異なる表現になります。ここでは、「泳ぐ」にまつわる英語表現を解説します。

dive : 飛び込む

Aさん
He dived into the lake from the dock.
彼は桟橋から湖に飛び込んだ。

float:浮かぶ

Aさん
We can float on our backs and look at the sky.
私たちは背中で浮かびながら空を見上げることができる。

paddle:(水を)

Aさん
The children were paddling in the shallow water.
子供たちは浅瀬で水をかいていた。

snorkel :シュノーケリングをする

Aさん
We went snorkeling to see the coral reef.
私たちはサンゴ礁を見るためにシュノーケリングに行った。

lap: プールの一端から他端までの距離、またはその距離を泳ぐこと。

Aさん
I swim 20 laps every morning for exercise.
私は毎朝運動のために20周泳ぎます。

swim in the sea: 海で泳ぐ

Aさん
After a long hike, nothing feels better than to swim in the sea and cool off.
長いハイキングの後で、海で泳いで涼むことほど気持ちの良いことはありません。

目が泳ぐ:eyes darting around

「目が泳ぐ」という表現は、不安、緊張、または何かを隠しているときに人の目が定まらない様子を指します。英語では直接「目が泳ぐ」という表現は少なく、「目がさまよう」などの言い方が近いです。

Aさん
When asked about the missing cookie, his eyes darted around, avoiding direct eye contact.
消えたクッキーについて尋ねられたとき、彼の目が泳ぎ、直接目を合わせるのを避けました。

いったん泳がせておく:let it simmer

状況や人物に対してすぐに何らかのアクションを取るのではなく、一時的にそのままにしておく、反応を見る、あるいは時間を与えるという意味合いで使われます。英語でイコールになる表現は少なくlet it simmerは問題やアイデアをもう少し考える時間を与える意味で使います。

Aさん
After presenting the new idea to the team, I decided to let it simmer for a few days before making any decisions.
チームに新しいアイデアを提示した後、何か決定をする前に数日間そのままにしておくことにしました。

「泳ぐ」を使った例文

「泳ぐ」は英語でなんていうの?

最後に、「泳ぐ」に関連する例文を紹介します。

Aさん
We plan to swim in the lake this weekend.
今週末は湖で泳ぐ予定です。
Aさん
She learned how to swim when she was five years old.
彼女は5歳の時に泳ぎ方を学びました。

 

Aさん
Swimming in the ocean can be very different from swimming in a pool.
海で泳ぐのは、プールで泳ぐのと大きく違います。
Aさん
He swims every morning to stay fit.
彼は健康を保つために毎朝泳ぎます。
Aさん
The children were excited to swim with the dolphins.
子どもたちはイルカと泳ぐことにわくわくしていました。

まとめ

今回は「泳ぐ」の英語表現について解説しました。

「泳ぐ」の基本の英語表現は動詞のswimですが、時制によって形が変化するので注意しましょう。また、泳ぎ方などでも使うべき単語が変わるため、どのような種類の泳ぐなのかによって表現を使い分けできれば、より細かなニュアンスを伝えやすくなります。

ぜひ今回の記事を参考に、「泳ぐ」の英語表現を会話で活用してみてください。