「手数料」というと何が思い浮かびますか?一番身近な「振込手数料」や「仲介手数料」から「販売手数料」に「登録手数料」、いろんなものに「手数料」がかかります。

最近では「両替」にも「手数料」がかかるようになってしまいましたものね。

今回の記事では「手数料」について英語ではどのように言えばいいのか、手数料の種類や場面に応じた会話を交えていろいろと紹介します。

「手数料」は英語で何という?略しても良いの?

「事務手数料」って?英語では何という?

「手数料」は英語で「commission」といいます。

「commission」は金融関連、ビジネス、会計業務などでよく使われ、「%」を使った表現をすることが多いです。

Aさん
I hear he is going to get a 30% commission on this electronic massager he sells.
訳)彼はこのマッサージ機を売ると30%の手数料がもらえるらしいよ
Bさん
No wonder he is so enthusiastic.
訳)どうりで熱が入っているわけだね

 

Aさん
She has been in great mood.
訳)彼女、えらくご機嫌だね
Bさん
Right, because she sold an expensive house last week. Real estate agents can receive a commission for each sale.
訳)そうなんだよ。先週高い家が売れたからね。家が売れるたびに手数料がもらえるからさ

「事務手数料」って?英語では何という?

「事務手数料」って?英語では何という?

「事務手数料」とは、一番身近なもので「携帯電話の契約」が思い浮かびます。このように「契約関連の事務処理」に対して支払う手数料を「事務手数料」といいます。

英語では「administration fee」を使います。

「administration cost」や「administrative fee」ということもできます。

  • Depending on the financial institution used, there are two types of loan administration fees: fixed-rate and declining-rate.
    融資事務手数料は利用する金融機関によって、定額型と定率型という2種類の料金形態があります

  • On top of the insurance fee, please kindly understand that a handling fee of USD 10 for each order is also applied.
    保険をかけて頂く場合、保険料のほかに、1件のご契約につき10ドルの手数料がかかりますことをご了承ください。

「送金手数料」って?英語ではどう表現すればいい?

銀行などの「送金手数料」は英語では「money transfer fee」で、略して「MFT」ということもあります。

また「Remittance fee」ともいいます。こちらは略すると「rem」となります。

この二つは類義語でほぼ同じように使えますが、「money transfer fee」は銀行への送金、「remittance fee」は口座の向こうにいる人に対する送金、というイメージで使い分けられます。

Aさん
The applicant must pay the bank charge for remittance.
訳)送金手数料は申請者の負担になります
Bさん
How much does it cost?
訳)いくらかかりますか?

 

また、手数料がかかるかを聞きたいときには以下のように言いましょう。

  • Are there any handling fees?
    手数料はかかりますか?
  • How much do you charge for commission?
    手数料はいくらかかりますか?

会話形式でも確認してみましょう。

Aさん
Excuse me, I’d like a certificate of residence. How much is the commission fee?
訳)すみません、住民票が欲しいのですが。手数料はおいくらですか?
Bさん
It’s 300 yen.
訳)300円です

「取扱手数料」って?英語でどう言えばいい?

「取扱手数料」って?英語でどう言えばいい?

「取扱手数料」を英語では「handling fee」といいます。

単語からも読み取れますが、人の手をわずらわせる、人に面倒をかけることを指します。

最近では銀行でたくさんの硬貨の両替をする場合「大量硬貨両替手数料」が必要になり、お賽銭が集まる神社などが困っている、というニュースもありました。

  • A handling fee will be charged for the exchange of 101 or more coins.
    101枚以上の硬貨の両替には取扱手数料がかかります。
Aさん
I hear a handling fee will be charged for the exchange of 101 or more coins.
訳)101枚以上の硬貨を両替すると手数料を取られるらしいですね
Bさん
That’s right. I’m in trouble.
訳)そうなんだよ。困ったなあ。

「手数料無料」と伝えたい!英語で何ていうの?

「手数料」がかからない場合もありますね。「手数料無料」と言いたいときには英語ではどのように表現すればいいでしょうか。

「commission-free」でも良いですし、または「There are no handling fee.」のように表すこともできます。

  • My company offers employees the opportunity to buy company stock on a commission free basis.
    私の会社では、従業員に手数料無料で自社株を購入する機会を提供しています。
  • There is no handling fee to change a new Credit card.
    新しいクレジットカードへの切替は手数料がかかりません。

その他の「手数料」にはどんなものがある?

その他の「手数料」にはどんなものがある?

他にもいろいろな「手数料」がありますので一覧で紹介します。

「transaction fee」 決済手数料

銀行でお金を引き出す時にかかる手数料のことです。

  • Transaction fee may apply depending on the time, for example; ATM charges you around JPY200 for its usage if you withdraw cash after 8pm.
    時間帯によって手数料がかかる場合があります。例えば、夜8時以降にATMで現金を引き出すと、約200円の手数料がかかります。

「service fee」 サービス料

レストランなどで受けるサービスに対する手数料のことです。

  • The service fee is included in the bill.
    サービス料は伝票に含まれています。

「registration fee」 登録手数料

名前などの「登録」をする場合に支払う手数料のことです。

「registration fee」は「登録手数料」という意味のほかに「参加費」という意味でも使われます。

Registration fee must be paid by tomorrow.
登録手数料は明日までに支払わなければなりません。

まとめ

「手数料」といってもいろいろな種類があり、毎日の暮らしの中で気づかないうちに支払っているものもありますね。

正直「高いなあ」と思うものもありますが、どれもサービスや手数をかけたことに対する報酬として支払うものなので、気持ちよく支払いたいものです。

今回ご紹介したワードやフレーズは、意外と国内でも海外に行ったときにも役に立つことがありますからぜひ覚えて使ってみてください。

英語の力をつけるには「学んでインプット」して「会話でアウトプット」するのが効果的です。Let’s try!