TOEICは990点満点の試験です。英語初心者の方やTOEICを初めて受験する方がまず目標スコアにするべきなのがTOEIC500点。
本記事では、TOEIC500点を取得するために必要な勉強方法や、TOEIC500点の取得に役立つ教材について解説します。
記事を最後までチェックすれば、TOEIC500点を取得するまでの流れがはっきりして、スムーズにTOEIC対策をスタートできますよ。
ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
TOEIC500点を取得するために必要な勉強方法
TOEIC500点を取得するために必要な勉強方法は以下の3つです。
- 頻出単語学習
- 中学・高校の英文法
- パート1・2・5・6の重点的な対策
それぞれ詳しく見ていきましょう。
頻出単語学習
TOEIC500点を取得するために最も大切なのは頻出単語学習です。なぜなら語彙力さえつけてしまえば、問題に正解できる確率が大幅に上がるからです。
TOEICはマークシート式の試験で、3〜4つの選択肢の中から回答を選びます。単語の意味が分かれば文章の意味をある程度理解でき、選択肢を絞り込みやすくなります。
少しずるいと感じるかもしれませんが、選択肢を2つに絞り込むことができれば、そこからは2分の1の確率で正解できますからね。
TOEICには頻出単語があります。TOEIC上級者向けの、出題されるかどうか分からない単語を学ぶのではなく、まずはTOEICに出る可能性の高い頻出単語から学びましょう。
TOEIC500点を目指している方は、TOEICの問題に目を通してみても、なかなか全文理解できる問題はないはずです。まずは語彙力を底上げして、問題の意味が理解できるようになりましょう。
英単語を覚える方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
中学・高校の英文法
TOEICの頻出単語を覚えたら、次に学習すべきは英文法です。TOEICに必要な英文法は、中学・高校レベルの英文法だけ。
中学・高校英文法は、一度学校で学んでいるはずです。忘れている箇所のみで構わないので、復習しましょう。
先ほど、語彙力が付けばTOEICの問題の大まかな意味が掴めるようになると解説しました。そこに文法の知識が加われば、文章の細かな意味まで理解できるようになります。そうなれば、問題に正解できる可能性もさらに上がりますよ。
パート1・2・5・6の重点的な対策
頻出単語と文法を学習したら、TOEICパート1・2・5・6を重点的に対策しましょう。
TOEICはパート1〜7に分かれます。その中でもパート1・2・5・6に絞って対策をするのは、パート1・2・5・6がパート3・4・7と比較して難易度が低いパートだからです。
難易度が低いので、対策をすればするだけスコアが上がります。またTOEICパート5と6は、問題形式がほとんど同じです。よってTOEICパート5の対策をすれば、それがそのままパート6の対策になります。
TOEIC700点800点と高得点を目指していくのであれば、全てのパートを対策しなければなりません。しかしTOEIC500点であれば、パート1・2・5・6の対策だけでも十分取得可能です。
もちろんパート3・4・7の対策も必要ですが、割合としては9:1くらいで、パート1・2・5・6の対策に時間を割いて構いません。
各パート1冊ずつ参考書を購入するといいでしょう。
TOEIC500点を取得するのにおすすめの参考書4選
TOEIC500点を取得するのにおすすめの参考書は以下の4冊です。
- TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ
- 【音声DL付】 TOEIC(R)テスト 中学英文法で600点!
- TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート1・2 (TOEIC TEST 特急シリーズ)
- 世界一わかりやすい TOEICテストの授業[Part 5&6 文法]
それぞれ詳しく見ていきましょう。
TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ
「TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ」(価格:979円)は、TOEIC600点を取得するために必要な英単語が1,000単語収録された単語帳です。
600点以上を目指すための単語は収録されておらず、初心者向けの単語ばかりが収録されているのが特徴です。
TOEICは過去問が出版されておらず、問題用紙の持ち出しも許可されていません。しかし本書は、著者のTEX加藤氏がTOEICを何度も受験し、その中で何度も登場した単語ばかりが収録されています。
TOEIC初心者のTOEIC単語対策は、「TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ」で決まりです。
【音声DL付】 TOEIC(R)テスト 中学英文法で600点!
「TOEIC(R)テスト 中学英文法で600点!」(価格:1,760円)は、中学英文法の知識で解ける問題ばかりを収録した参考書です。
TOEICでは中学英文法と高校英文法が必要だとお伝えしました。しかし高校英文法は中学英文法と比べるとレベルが高いです。よってまず最初に対策すべきは中学英文法です。
中学英文法だけでも、完璧にマスターしてTOEICの問題演習を行えば、十分TOEIC500点を取得することは可能です。
TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート1・2 (TOEIC TEST 特急シリーズ)
「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート1・2」(価格:836円)は、TOEIC初心者向けのパート1・2の参考書です。
TOEICで最も難易度が低いとされているTOEICパート1・2を重点的に対策できます。
「特急シリーズ」の参考書は、サイズがコンパクトなのが特徴です。カバンに入れて持ち運べば、いつでもどこでもTOEIC対策ができますよ。
また「特急シリーズ」は本書以外にも何十冊の出版されています。他の参考書と比べて価格も安いので、特急シリーズで揃えてTOEIC参考書を購入するのもおすすめです。
世界一わかりやすい TOEICテストの授業[Part 5&6 文法]
「世界一わかりやすい TOEICテストの授業[Part 5&6 文法]」(価格:1,540円)は、初心者向けのTOEICパート5・6参考書です。TOEICのカリスマ講師としてお馴染みの関正生氏が著者の参考書です。
TOEICパート5・6は空欄補充問題ですが、問題の種類は大きく以下の3つに分類できます。
- 語彙問題
- 文法問題
- 品詞問題
語彙問題については、単語帳を使って語彙力を上げることで対策ができます。そして「世界一わかりやすい TOEICテストの授業[Part 5&6 文法]」では、TOEICパート5・6の中でも文法問題に絞って対策ができます。
本書で問題演習をすれば、TOEICパート5・6の文法問題を、全文目を通ることなく解けるようになりますよ。
まとめ
TOEIC500点を取得するための勉強方法や、おすすめの参考書について解説しました。
TOEIC500点は、中学英語で止まっている英語初心者の方でも3ヶ月程度あれば十分取得可能です。
まずは必要な参考書を揃えて、早速対策を開始しましょう。
TOEICを初めて受験する方の多くは、何から始めたら良いのか分からず、最初で躓いてしまいます。最初の難関であるTOEIC500点を超えることができれば、600点700点とどんどんステップアップしていくことができますよ。