「分からない」を表す英語表現は”I don’t know.”だけではありません。状況によってそれぞれ”I don’t know.”よりも適した表現があります。
そこで本記事では「分からない」の英語表現を13個紹介します。
記事を最後までチェックすれば状況別に「分からない」を英語で表現できるようになりますよ。
“I don’t know.”ばかりの英会話からさらに一歩ステップアップしたい方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
【状況別】分からないの英語表現13個
一言で「分からない」と言っても使用する英語表現は状況によって異なります。
日本でも単純な「分からない」だけではなく「聞こえなかったのでもう一度言ってもらえます?」「すみません、あまり理解できませんでした。」のようにいくつもの言い方があります。
今回は「分からない」の英語表現を以下3つの状況に分けて全部で13個紹介します。
- 相手の質問に対する答えが分からないとき
- 相手の言っていることが理解できないとき
- 相手の言っていることが聞き取れないとき
それぞれ詳しく解説します。
相手の質問に対する答えが分からないとき
相手の質問に対する答えが分からないときに使える英語表現は、以下の5つです。
- I don’t know.
- I have no idea.
- I don’t know why.
- That’s a tough question.
- Can I get back to you later about that?
それぞれ詳しく見ていきましょう。
I don’t know.
“I don’t know.”は「分かりません/知りません」という意味の英語表現です。
今回紹介する表現の中で最も簡単な表現で、あらゆる状況において使えます。ただし場合によってはそっけない、冷たい印象を与えてしまうため注意が必要です。
前に”I’m sorry but”をつけて”I’m sorry but I don’t know.”とすると、少し表現が柔らかくなります。
I have no idea.
“I have no idea.”は「分かりません」という意味の英語表現です。
“idea”という単語からも分かるように「何か考えはあるか?」と聞かれた際の「分からない」という返答として使えます。
I don’t know why.
“I don’t know why.”は「なぜだか分かりません」という意味の英語表現です。
文末の”why”からも分かるように、理由が分かるかどうかを聞かれた際に使用できる表現です。
That’s a tough question.
“That’s a tough question.”は「それは難しい質問ですね」という意味の英語表現です。
答えが分からないときや、答えが分かっているけど答えたくないときに使用できる表現です。
海外での記者会見やスポーツ選手のインタビューなど、カジュアルな場面ではなく公の場面で使用されることが多い印象です。
Can I get back to you later about that?
“Can I get back to you later about that?”は「その件については後ほどお答えさせていただいてもよろしいですか?」という意味の英語表現です。
こちらも会見やビジネスシーンでのプレゼンなどで使われる表現です。ただ「分からない」と答えるべきではない場面で使われます。
相手の言っていることが理解できないとき
相手の言っていることが理解できないときに使える英語表現は以下の3つです。
- I don’t get it.
- I’m not following you.
- I don’t understand.
それぞれ詳しく見ていきましょう。
I don’t get it.
“I don’t get it.”は「意味がわかりません」という意味の英語表現です。
“get”は「得る」という意味の英単語です。”get it”で「それを得る(=理解する)」となり「意味が分かりません」という意味になります。
“I don’t understand.”よりも柔らかい表現です。
I’m not following you.
“I’m not following you.”は「話が理解できません」という意味の英語表現です。
“follow”は「ついていく」という意味の英単語です。SNSの「フォロー」も相手の投稿を追いかける、ついていくという意味ですよね。
つまり”I’m not following you.”は「相手についていけていない=理解できない」という意味になります。
I don’t understand.
“I don’t understand.”は「理解できません」という意味の英語表現です。
直接的な表現なので、”I don’t know.”と同じように文頭に”I’m sorry but”をつけるといいでしょう。
相手の言っていることが聞き取れないとき
相手の言っていることが聞き取れないときに使える英語表現は、以下の5つです。
- I couldn’t hear you.
- I couldn’t catch that.
- Sorry, come again?
- Sorry?
- Can you say that again?
それぞれ詳しく見ていきましょう。
I couldn’t hear you.
“I couldn’t hear you.”は「聞こえませんでした」という意味の英語表現です。
周りがザワザワしているときや相手の声が小さいときなどに使える表現です。
I couldn’t catch that.
“I couldn’t catch that.”は「聞き取れませんでした」という意味の英語表現です。
ここでは”catch”が相手の言葉を「聞き取る」という意味になっています。
Sorry, come again?
“Sorry, come again?”は「すみません、もう一度いいですか?」という意味の英語表現です。
文頭に”sorry”をつけることで直接的ではない表現にしています。
Sorry?
“Sorry?”は「今なんて?」という意味の英語表現です。
今回紹介する表現の中で最も単純な表現です。日常英会話の中で相手が言っているフレーズが聞き取れなかったときは気軽に使用できます。
ただしカジュアルな場面でのみ使用できる表現で、フォーマルな場面での使用には向きません。
Can you say that again?
“Can you say that again?”は「もう一度仰ってくれませんか?」という意味の英語表現です。
こちらは”Sorry?”とは異なりフォーマルな場面でも使える表現です。”Can you”を外して”Say that again?”とすることで”Come again?”と同じようにカジュアルに使えます。
まとめ
「分からない」の英語表現を全部で13個解説しました。英語ネイティブではない英語学習者は特に、英会話の中で「分からない」と言う機会が多いはずです。
今回紹介した13のフレーズを参考に、適切な場面で適切な表現を使えるようになりましょう。
どんな状況でも”I don’t know.”と言えば「分からない」というニュアンスは通じます。しかし今回紹介したフレーズを使用することで、より詳細に気持ちを伝えられます。