「絶対に」を表す”absolutely”や”definitely”は、日常英会話でもよく使う表現です。
「絶対に」という意味は知っていても、実際の英会話ではあまり使いこなせていないという方も多いのではないのでしょうか?また”absolutely”と”definitely”の違いが分からない方もいるかもしれません。
そこで本記事では、“absolutely”や”definitely”の意味と使い方、”absolutely”と”definitely”の違いについて解説します。
記事を最後までチェックすれば、英会話の中で適切に”absolutely”や”definitely”を使いこなせるようになりますよ。
英会話力を少しでも向上させたい方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
absolutelyの意味や使い方
“absolutely”は「絶対的に・完全に・無条件に」という意味の副詞です。相手に強い同意を示す際や、後に来る言葉を強調する際に使われます。
副詞は動詞・形容詞・副詞・文全体を修飾する品詞です。例えば動詞である”agree”(同意する)を修飾して”absolutely agree”(完全に同意します)となります。
また副詞ではなく、間投詞として1語で使われることもあります。その際は「全くその通りです!」「そうです!」のような強い賛同や同意を表す表現として使われます。
また否定文で、強く否定をしたいときや完全に断りたいときにも”absolutely”を使用可能です。
It is absolutely impossible to do so.
訳)そうすることは完全に不可能です。
Absolutely not!
訳)全く好きじゃありません!
Absolutely!
訳)ぜひお願いします!
definitelyの意味や使い方
“definitely”は「はっきりと・確実に・明確に」という意味の副詞です。
以下の例文のように”absolutely”と同じような形で使うことができます。
Aさん
She’s definitely a people person, as she can start a conversation with anybody.
訳)彼女は確実に社交的な人です。誰とでも会話を始めれるんですから。
また”absolutely”と同じように間投詞としても使うことができます。
“I think I’m going to go to the beach and soak up some sun. You in?”(ビーチに行って日光浴でもしようかな。君も行くかい?)という質問に対する間投詞を使った返答は以下の例文の通りです。
Aさん
Yeah, definitely!
訳)はい、もちろん行きます!
続いて”absolutely”と”definitely”の違いについて見てみましょう。
absolutelyとdefinitelyの違い
“absolutely”も”definitely”も「確実に」という意味があります。どちらもほとんど同じ意味ですので、同じように使用してしまいがちですが、どういった違いがあるのでしょうか?違いを確認してみましょう。
まず”absolutely”には、やや大人っぽくフォーマルな場面でも使えるといった特徴があります。また”definitely”は若い方が多く使う言葉です。
つまり”absolutely”も”definitely”にある違いとは、多く使用される世代の違いです。
ただし”definitely”はフォーマルな場面では使えない、”absolutely”はカジュアルな場面では使えないというわけではありません。
実質的には”absolutely”も”definitely”の違いはほとんどないようなものですので、どちらか好きな方を使うといいでしょう。日常英会話では”definitely”の方がより頻繁に使われている印象です。よってどちらかと言えば”definitely”を使うことをおすすめします。
absolutelyやdefinitelyと似た英語表現
“absolutely”や”definitely”と似た表現として”exactly”と”certainly”があります。
それぞれ”absolutely”や”definitely”とどう違うのか、詳しく見てみましょう。
exactly
“exactly”も”absolutely”や”definitely”と同じく「絶対に」といったニュアンスを持った英語表現です。
ただし”exactly”には「正確に」といった意味があります。つまり”exactly”や”absolutely”には主語の人物から見た際の「疑い用のなさ」が表現されていますが、”exactly”の場合は客観的な視点からみた場合の「情報の正しさ」「正確さ」が表現されています。
例えば”Is this what you wanted to say?”(これがあなたの言いたかったことですか?)という質問に対して”exactly”と答える場合は「私の言ったことは正確で間違っていない」といったニュアンスが含まれます。
Aさん
That was exactly what she intended.
訳)それはまさに彼女が意図した通りのことでした。
certainly
“certainly”も「確かに」「きっと間違いなく」といった意味を持つ英語表現です。副詞なので”absolutely”や”definitely”と同じような用法で使用します。
また間投詞として「承知しました」や「かしこまりました」など敬語での同意を示したいときにも使用されます。
“absolutely”や”definitely”は丁寧な表現ではありませんが、”certainly”は丁寧な表現です。これが”absolutely”や”definitely”と”certainly”の違いです。
“certainly”は丁寧なニュアンスを持っているためビジネスシーンなどでよく使われます。
Aさん
This certainly invades our privacy and security.
訳)これは確かに私たちのプライバシーセキュリティを侵害します。
まとめ
“absolutely”や”definitely”の意味と使い方、”absolutely”と”definitely”の違いについて解説しました。
“absolutely”や”definitely”の意味と使い方、2つの単語の違いは理解できましたでしょうか?
こういった「何となくの理解で放置してしまっていた英語表現」の理解を少しずつ深めていくことで、英会話の幅が広がり、英会話力の向上につながります。
今後英会話をする際は、ぜひ”absolutely”と”definitely”を使えるように、そして使い分けられるように意識してみてください。