“owe”は「借りている」や「義務がある」といった意味の動詞です。

“owe”は文章や英会話の中で出てくる機会も少なく、突然出てきたときに「これってどういう意味だっけ?」「どんな使い方をすればいいの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、“owe”の意味や使い方、”owe”を使った英語表現について例文付きで詳しく解説します。

記事を最後までチェックすれば、”owe”に関することが一通り分かりますよ。”owe”について知りたくでこの記事にたどり着いた方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

【owe】の意味や使い方まとめ

"owe"を使った英語表現まとめ

“owe”は「借りている」や「義務がある」といった意味の動詞です。

“owe”を使った例文について見てみましょう。

Aさん
I owe four thousand dollars on my car.
訳)私は4000ドルの車の支払い義務があります。

Aさん
I owe you an apology.
訳)私はあなたに謝らなければならないことがあります。

Aさん
Thank you for helping me. I owe you one.
訳)助けてくれてありがとう。あなたに借りができました。

【owe】を使った英語表現まとめ

【owe】を使った英語表現まとめ

“owe”を使った英語表現はいくつもありますが、今回はその中でも使う機会の多い以下5つの表現について紹介します。

  • “owe A B”
  • “owe A to B”
  • “owe A for B”
  • “I owe you”
  • “You owe me”

それぞれ例文付きで詳しく見てみましょう。

“owe A B”

“owe A B”は「AにBを借りている」という意味の英語表現です。

“owe A B”を使った例文について詳しく見てみましょう。

Aさん
She owes me 7,000 yen.
訳)彼女は私に7,000円を借りています。

 

上記の例文では、”owe A B”のAにあたる箇所が”me”、Bにあたる箇所が”7,000 yen”となっています。

Aさん
I owe some money.
訳)私はいくらかお金を借りています。

 

また上記の例文のように、”owe A B”のAの部分を省略して文章を作ることも可能です。

Aさん
I owe him 100 yen.
訳)私は彼に100円を借りています。
Aさん
I owe my family an explanation for the accident.
訳)私は家族に事故の説明をしなければなりません。

“owe A to B”

“owe A to B”は「AをBに借りている」「BにAの借りがある」という意味の英語表現です。

“owe A to B”を使った例文について詳しく見てみましょう。

Aさん
Taro owes 10000 yen to his friend.
訳)太郎は友達に1万円を借りています。

上記の例文を1つ前の項目で解説した”owe A B”の形に書き換えると、

Aさん
Taro owes his friend 10000 yen.
訳)太郎は友達に1万円を借りています。

となります。

Aさん
She owes what she is to her grandparents.
訳)今の彼女があるのは彼女の祖父母のおかげです。
Aさん
I owe my success to good luck.
訳)私が成功したのは幸運のおかげです。
Aさん
I owe it to my brother that I was able to finish college.
訳)私が大学を卒業できたのは、兄のおかげです。
上記の例文では、Aの部分を”it”にして、”it”の詳細を”that”以下で詳しく解説しています。こういった文章の作り方も可能です。
Aさん
The community owed loyalty to the ruler.
訳)そのコミュニティーは支配者に中世の義務がありました。

“owe A for B”

“owe A for B”は「BのことでAに借りがある」という意味の英語表現です。

“owe A B”、”owe A to B”、”owe A for B”と解説していますが、AとBの関係が混乱してくる頃かと思いますので注意しましょう。

“owe A for B”を使った例文について詳しく見てみましょう。

Aさん
I owe you for the cost of the ticket.
訳)私はあなたにチケット代の借りがあります。

 

Aさん
They owe our company $5000 for the product.
訳)彼らは私たちの会社に5,000ドルの支払い義務があります。

 

Aさん
How much do I owe you for the beer?
訳)ビールの支払い代金はいくらですか?
上記の例文は、相手がお金を支払ってくれた後に「お金返すよ?」と言う際に使える英語表現です。

“I owe you”

“I owe you”は「借りがある」「恩がある」という意味の英語表現です。

“I owe you”友人とのカジュアルな日常会話や、映画やドラマの中での台詞としてもよく聞く表現です。”I owe you”を使いこなせるようになると、一気に英会話の幅が広がりますよ。

“I owe you”を使った例文について詳しく見てみましょう。

Aさん
I owe you.
訳)私はあなたに借りがあります。

 

Aさん
Thank you so much. I owe you lunch.
訳)ありがとう。お礼としてこんどランチを奢ります。

Aさん
I owe you an apology.
訳)私はあなたに謝らなければなりません。

Aさん
I owe you a favor.
訳)私はあなたに恩があります。

 

Aさん
I owe Taro a debt of gratitude.
訳)私は太郎に恩義があります。

“You owe me”

“You owe me”は「貸しがあるだろ?」という意味の英語表現です。

フォーマルな場面では使われる機会はありませんが、主に若者や親しい関係の友人との間で使われている英語表現です。

“You owe me”を使った例文について詳しく見てみましょう。

相手に「手伝ってほしい」とお願いしたにもかかわらず断られた際の返答として。

Aさん
Come on, you owe me. Right?
訳)頼むよ。貸しがあるでしょ?

 

1つ前の項目で紹介した”How much do I owe you?”「お金いくら借りてたっけ?」と言う表現に対する返答として。

Aさん
You owe me $50.
訳)あなたは私から60ドル借りているよ。

まとめ

“owe”の意味や使い方、”owe”を使った英語表現について例文付きで詳しく解説しました。

“owe”に関する知識は深まりましたでしょうか?”owe”をうまく使いこなせるようになれば「借りがある」など英語初心者ではなかなか言えないセリフも言えるようになります。

早速この記事で学んだことを、英会話に活かしてみましょう。学んだことは、知識として頭の中に入れておくだけではなく、実際に会話で使ってみなければ意味がありません。

また今回のように、分からない英単語に遭遇した際は、すぐにその場で調べるクセを付けましょう。そうやって1つずつ分からない英語表現をなくしていくことが、英会話上達への1番の近道です。