紫外線は人体に悪影響を与えるため、日焼け止めや日傘などで対策を行うのが一般的ですが、英語では「紫外線」を何と表現するのかご存じでしょうか。

そこで今回は、英会話に生かせる「紫外線」の英語表現を解説します。紫外線対策に使える英語や関連表現も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

「紫外線」は英語で何て言う?

「紫外線」といえば、日本語で「UV」と表現されることが多いですが、正しい表現を知らない方も多いでしょう。

「紫外線」は英語で「ultraviolet rays」または「ultraviolet radiation」と表現されます。「ultra+violet」で「すみれ色(紫色)を超えた」という意味で、これが「紫外線」という意味になり、それぞれの単語の頭文字を取って「UV」と表現されているのです。

英語でも「UV」「UV Rays」「UV Radiation」と表現されるケースが多く、覚えておくと便利です。

Aさん
Hello. It looks like the weather is nice today.
こんにちは。今日の天気は良さそうですね。
Bさん
Hi, it really is a wonderful day. However, on a sunny day like this, there might be strong ultraviolet rays.
こんにちは。本当に素晴らしい天気ですね。ただ、この晴れた日は紫外線が強い可能性がありますよ。
Aさん
That’s true. Ultraviolet rays can damage the skin and increase the risk of skin cancer. Let’s not forget to use sunscreen.
そうですね。紫外線は肌にダメージを与え、皮膚がんのリスクを高めることがあります。日焼け止めを忘れずに使いましょう。
Bさん
You’re right. UV protection is essential for our health. Let’s make the most of the day.
その通りです。健康を守るためにも紫外線対策は欠かせませんね。それでは、今日も一日頑張りましょう。

紫外線対策に使える英語表現

紫外線対策に使える英語表現

紫外線は英語で「ultraviolet rays」または「ultraviolet radiation」、省略して「UV」などと表現することがわかりましたが、紫外線だけでなく、紫外線対策に使える英語表現を思えておくと会話に役立ちます。

「日焼け止め」や「日傘」の英語表現を見ていきましょう。

日焼け止め

「日焼け止め」は英語で「sunscreen」または「sunblock」と言います。「SPF lotion」と表現されることもあり、「SPF」は「Sun Protection Factor」の頭文字を取ったものです。日本では、日焼け止めの強さを表す指数として、日焼け止めに「SPF50」などと記載されていますよね。

ちなみに、sunscreenは日焼けの原因となる紫外線を吸収することで日焼けを防ぐ効果があるのに対し、sunblockは紫外線をシャットダウンする効果がある点が異なるポイントです。

なお、クリームやローションなどの日焼け止めのタイプまで表現するときは、そのまま「sunscreen lotion」「sunblock cream」と表現します。

Aさん
Would you like to play beach volleyball at the sea this weekend?
よかったら週末、一緒に海でビーチバレーをしませんか?
Bさん
That sounds good. I’m free next weekend, so I’d like to join. But I’m worried about getting sunburned.
いいですね。来週末は予定がないので、参加したいです。でも、日焼けが心配です。
Aさん
Indeed, the ultraviolet rays are quite strong during the day recently. I think it’ll be fine if you apply sunscreen properly.
確かに、最近は日中の紫外線が強いですよね。ちゃんと日焼け止めを塗れば大丈夫だと思います。

日傘

日傘は英語で「parasol」「UV parasol」「sunshade」と言います。

最も一般的な表現は「parasol」であり、paraは「~のための」、solは「太陽」という意味があるので、直訳すると「太陽のための」となり、日差しを防ぐ役割がある傘を表現していることがわかります。

ちなみに、「日傘をさす」は、「put up a parasol」と言いますよ。

Aさん
She always puts up her parasol on sunny days to protect her skin from ultraviolet rays.
彼女は紫外線から肌を守るために、いつも晴れた日は日傘をさします。

紫外線に関連する英語表現

紫外線に関連する英語表現

最後に「日焼け」や「赤外線」など、紫外線に関連する英語表現を見ていきましょう。

日焼け

日焼けは英語で複数の表現があります。

たとえば、「sunburn」は日焼けのなかでも肌トラブルが起こるような深刻な状態を指し、「suntan」は「sunburn」ほど深刻でない、小麦色に日焼けした状態を指します。

また、英語らしい「sun-kissed skin」という表現もあります。直訳すると「太陽がキスをした肌」となり、「太陽の下で過ごして魅力的な肌の色になった」というニュアンスから、「日焼け」を表すときに「sun-kissed skin」と表現されることがあるのです。

日本語にはない、英語らしい表現といえるでしょう。

Aさん
After spending a week at the beach, she returned home with sun-kissed skin.
ビーチで一週間過ごした後、彼女は日焼けした肌で家に帰りました。

赤外線

「赤外線」は英語で「infrared rays」または「infrared radiation」と言います。

紫外線の「ultra violet」は「ultra(超えた)+violet(すみれ色)」となり「すみれ色を超えた」というのが語源です。
一方、「赤外線」の「infrared」は「infra(~を下回って)+red(赤色)」となり、「赤を下回った赤」で「赤い色」の領域の外にある「赤外線」を表現しています。

つまり、「紫外線」と「赤外線」は英語では「ultra(超えた)」と「infra(下回った)」という表現を使って区別されているのです。

Aさん
Some cameras can detect infrared rays, allowing them to capture images even in the dark.
一部のカメラは赤外線を検出でき、暗闇でも画像を捉えることが可能です。

まとめ

今回は「紫外線」の英語表現について解説しました。

紫外線は英語で「ultraviolet rays」または「ultraviolet radiation」、省略形では「UV」と表現します。また、「日焼け止め」や「日傘」など紫外線対策に関連する英語表現のほか、「日焼け」「赤外線」なども関連する表現として覚えておくと便利です。

せひ今回の記事を参考に、「紫外線」の英語表現を会話で活用してみてください。