ビジネスシーンで都合が悪くて打ち合わせなどの予定を変更しなければならないとき「リスケする」とよく言いますよね。
「〇〇さんが急用で来れないみたいだから4時からの打ち合わせはリスケしようか。」のような形で使われます。
そんなリスケについて「カタカナだから英語が由来だとは思うけど、どんな英語が由来なの?」と疑問に思ったことはありませんか。
リスケは英語で「スケジュールを変更する」という意味の”reschedule”が由来になっています。
そこで本記事では、リスケの英語表現”reschedule”の意味や使い方、”reschedule”以外の日程や時間を延期、変更する際に使える英語表現についてまとめました。
記事を最後までチェックすれば、”reschedule”やそれに似た英語表現を英会話の中で自由に使いこなせるようになりますよ。気になる方はぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
「リスケ」は英語で”reschedule”
日本のビジネスシーンで度々使われる「リスケ」という言葉は「リスケジュール」の略です。「リスケジュール」は英語にすると、”reschedule”となります。
みなさん”schedule”「予定」という英単語を知っているかと思います。実は”schedule”には名詞としての「予定」という意味だけではなく、動詞としての「予定を立てる」「日程を決める」という意味があります。
動詞としての”schedule”の「予定を立てる」「日程を決める」という意味に「再び」という意味を持つ”re”を合わせることで”reschedule”「再び予定を立てる」=「予定を変更する」という意味になります。
ビジネスシーンで使われる「リスケ」という言葉は”reschedule”をカタカナにした「リスケジュール」を短縮して使われています。
“re”はリサイクルなど他の英語表現でも使われています。”re”を見つけてどのように訳をすればいいか分からない場合は、元の英単語に「再び」という意味を付け加えてあげるとうまく訳せますよ。
“reschedule”の意味と使い方
“reschedule”には「予定を変更する」「日程を変更する」という意味があります。予定を延期したいときや日時を変更したいときなどに使えます。
「リスケ」は日本のビジネスシーンでよく使われる表現ですが、”reschedule”はビジネスシーンのみならず、カジュアルな場面でも問題なく使える便利な英単語です。この機会にぜひ覚えておきましょう。
“reschedule”を使った例文をいくつか紹介します。
Our boss says she wants to reschedule the dinner to a later date.
訳)社長が会食を延期したいと言っています。
Aさん
I suggest we reschedule this meeting.
訳)このミーティングはまた別の日にしましょう。
Aさん
I’m sure she can reschedule.
訳)彼女は日程を変更できると思います。
日程や時間を延期、変更する際に使える”reschedule”以外の英語表現まとめ
日程や時間を延期、変更する際に使える”reschedule”以外の英語表現以下4つの意味や使い方について解説します。
- “put off”「延期する」
- “postpone”「延期する」
- “move up 目的語 to A”「目的語をAへ移動する」
- “cancel”「中止する」
それぞれ例文付きで詳しく見てみましょう。
“put off”「延期する」
“put off”は「延期する」という意味の英語表現です。次の項目で紹介する”postpone”と全く同じ意味なので、どちらか好きな方を使うようにしましょう。
“put off”「延期する」を使った例文をいくつか見てみましょう。
Aさん
Can we put off the meeting to 11 a.m. ?
訳)ミーティングを午前11時まで延期できませんか?
Aさん
We decided to put off the meeting because only two people could come.
訳)二人しか会議に出席できなかったので、私たちはミーティングを延期することに決定しました。
Aさん
Our game of golf was put off because of heavy rain.
訳)私たちのゴルフの試合は大雨のため中止になりました。
“postpone”「延期する」
“postpone”も”put off”と同様に「延期する」という意味の言葉です。”put off”が使える英文では、”put off”を”postpone”に入れ替えても全く問題ありません。
1つ前の項目で紹介した例文の”put off”の部分を”postpone”に入れ替えたものを見てみましょう。
Aさん
Can we postpone the meeting to 11 a.m. ?
訳)ミーティングを午前11時まで延期できませんか?
Aさん
We decided to postpone the meeting because only two people could come.
訳)二人しか会議に出席できなかったので、私たちはミーティングを延期することに決定しました。
Aさん
Our game of golf was postponed because of heavy rain.
訳)私たちのゴルフの試合は大雨のため中止になりました。
“move up 目的語 to A”「目的語をAへ移動する」
“move up 目的語 to A”で「目的語をAへ移動する」という意味になります。
“move up 目的語 to A”「目的語をAへ移動する」を使った例文をいくつか見てみましょう。
Aさん
Can we move up the meeting to October 5 ?
訳)会議の日程を10月5日へと変更できないでしょうか?
“cancel”「中止する」
“cancel”は「中止する」という意味の英語表現です。延期や日程の変更ではなく中止する場合にのみ使用されます。
“cancel”を使った例文について詳しく見てみましょう。
Aさん
Why did the show get canceled?
訳)なぜそのショーはキャンセルされたのですか?
Aさん
Class was canceled due to snow.
訳)授業は雪のため中止になりました。
まとめ
リスケの英語表現”reschedule”の意味や使い方、”reschedule”以外の日程や時間を延期、変更する際に使える英語表現についてまとめました。
“reschedule”やそれに似た英語表現の意味や使い方が一通り分かったのではないでしょうか?意味や使い方が分かったら、それを頭の中に留めておくのではなく、実際の英会話で積極的に使ってみましょう。
英会話で使ってみることで、意識せずとも今回紹介した表現を使い分けられるようになります。
また今回のように分からない英語表現を見つけたら、その場ですぐに調べるようにしましょう。そうやって1つずつ分からない英語表現を潰していくことが、英会話上達への1番の近道です。