夏の果物といえば「スイカ」。スイカを食べないと夏という感じがしない人も多いはず。

スイカは英語でなんて言うかご存知ですか?「スイカ割り」はどう表現するのでしょう?

畑にゴロゴロと成っているイメージのスイカですが、数えられる名詞なのでしょうか?

又、海外でも食べられているのでしょうか?

この記事ではスイカにまつわる単語やフレーズをいろいろ紹介します。

 

スイカは英語で「watermelon」

スイカは英語で「watermelon」といいますが、これはスイカの果肉の90%が水分であることが由来です。

中国の西域から伝わった瓜なので漢字では「西瓜(シーグァ)」で、読み方もそれが元になっています。

水分が多い瓜なので「水瓜」と書くこともあります。

発音記号は「wɔ́tərmèlən」で、カタカナにすると「ウォトゥァメラン」という感じです。

スイカの複数形は?

スイカは可算名詞(数えられる名詞)で、二個以上あれば「watermelons」になります。

だけど「私はスイカが好き」という時は「I like watermelon.」になるんです。

ここで『え?「私はオレンジが好き」と言う場合は「I like oranges.」だよね?』と思った方いらっしゃいますか?それも正解です。

オレンジとスイカの表現の違いは、その大きさが関係しています。

オレンジと違って、通常スイカを一個まるごと食べる人はいませんよね。

切り分けて食べるのが通常である物の場合、数える時は可算名詞、食べる時は不可算名詞になります。

他にもある!可算名詞と不可算名詞を使い分ける単語

「watermelon」以外にも可算名詞と不可算名詞を使い分ける必要がある単語があります。

「I like kangaroo.」「I like rabbit.」と言った場合、どういう意味になると思いますか?

実は「私はカンガルーの肉が好き」「私はうさぎの肉が好き」という意味になるんです。

確かにカンガルーやうさぎのお肉は美味しいですが、「動物として好き」と言いたい場合は「I like kangaroos.」「I like rabbits.」のように「s」を付けましょう。

※「fish」のようにもともと不可算名詞の場合は、「s(fishの場合はes)」を付けるのではなく文脈で判断します。紛らわしいですが、覚えておくと良いですね。

Aさん
I like sheep.
訳)私、羊が大好きなの
Bさん
Which means?
訳)どっちの意味で?
Aさん
What do you think?
訳)どっちだと思う?
Bさん
Don’t answer a question with a question.
訳)質問に質問で返さないでよ

※「sheep」も不可算名詞なので文脈から判断しましょう。

スイカの栄養

スイカは、白血球の働きを助け、ガンに対する免疫があるとして最近注目されています。

元々知られている栄養として、「疲労回復」や「利尿作用効果」のあるカリウムが多く含まれます。

またスイカはむくみを改善するアミノ酸や抗酸化作用(アンチエイジング)、美肌効果に夏バテ防止効果まであり、美容にも健康にも良い優れた食品と言えるでしょう。

スイカの原産地はどこ?

スイカの原産地はどこ?

スイカの原産地は南アフリカのカラハリ砂漠で、今から4,000年前にはすでに栽培されていたといわれています。

今でこそ「スイカ=甘い」という認識ですが、当時のスイカはデザートではなく、水分補給のために食されていたそうです。

日本にスイカが伝わったのは16世紀にポルトガルから、とか中国から、と諸説あります。

全国的に栽培が始まったのは19世紀(1800~1900年代)からだそうですから、その間に幾度も品種改良を重ねた結果、現在のような甘いスイカが出来たわけですね。

 

スイカの原種って?

スイカの原産地はどこ?

スイカの原産地が南アフリカであることは前述しましたが、スイカの原種は何と数百種類以上もあって今も自生しているものがあるそうです。

スイカは日持ちするので、乾燥しやすいこの地域では昔から、そして今でも水がめとして確保されています。

原種のスイカは私たちがいつも食べているような甘さが無く、どちらかというと苦みがあるらしいのですが、このスイカを食べている人と食べていない人と比べると寿命が長く、注目されているそうですよ。

スイカの種は食べられる?

スイカの種は食べても問題ありません。種の皮は固くて、食べてもそのまま外に出て行ってしまいます。

スイカの種の中は脂肪とたんぱく質でできているので消化されたとしても問題はありませんし、中国や台湾などではおやつとして食べられています。

他に葉酸やマグネシウム、ビタミンB6なども含まれています。

ちなみに最近では種まで食べられるスイカがあるそうですよ。

スイカの種の食べ方

スイカの種の食べ方を紹介しますので、興味のある方は是非試してみて下さい。

①スイカの種を集めます。

②種を水できれいに洗います。

③水気を軽く切った種を弱火で乾煎りします。

④パチパチと音がして香ばしい香りがしたら軽く塩を振って味付けします。

あとは美味しく食べるだけです。

 

スイカは海外でも作られてる?

スイカは海外でも作られてる?

スイカは海外でも作られています。夏場はスーパーにいっぱいスイカが並ぶので、日本のスイカの生産量は多い気がしますが、世界で見ると31位と微妙な感じです。

世界1位は中国で、日本の生産量が30万トンなのに対し、6,000万トン以上と200倍!

2位のトルコですら400万トン弱で中国の1/15なので、中国ではスイカがものすごくたくさん作られているんですね。

海外でのスイカの食べ方

日本では「スイカに塩をかけて食べる」人が多いのだと思っていましたが、最近では塩をかけるのはある程度の年齢の方で若者は塩をかけない人が多い、という話も聞きます。

では海外ではスイカはどのように食べられているのでしょうか?

調べてみると、「ところ変われば」何とやら、といった感じで様々なスイカの楽しみ方があることがわかりました。

◆アメリカ◆

スイカに穴をあけて好きなお酒のボトルを差し込み、お酒がある程度スイカに移ったところでお酒ごとスイカを食べるんだそう。フルーツポンチみたいな感じですね。

◆インド◆

日本と同じように塩をかけたり、胡椒をかけたりするんだそう。胡椒とスイカの組み合わせ、気になりますね。

◆フィリピン◆

フィリピンといえばバナナなど、果物が美味しいイメージですよね。何もかけずに美味しいフルーツを食べるのかと思いきや、スイカにお砂糖をかけて食べるんだそう。

意外に甘すぎない、といいますが本当でしょうか?

◆イタリア、メキシコ◆

イタリアではレモンを、メキシコではレモンやライムなどをかけるんだそうですよ。

また、唐辛子やチリソースといったスパイスをかけたりもするらしいです。

一体どんな味になるのか、興味がわきますね。

◆ギリシャ◆

ギリシャではスイカにフェタチーズをかけて食べるそうです。これは個人的にもとっても気になります。フェタチーズは結構塩気が効いているので塩をかけてスイカを食べる人はフェタチーズをかけたスイカも美味しく感じるのではないかしら。

様々な国で、様々な食べ方がされているんですね。是非現地で試してみたくなりますね。

日本のスイカと味が違うでしょうから、その国の食べ方で食べると意外と美味しいのかもしれませんよ。

「スイカ割り 」は英語でなんて言う?

「スイカ割り 」は英語でなんて言う?

夏の楽しみの一つ、「スイカ割り」は英語では「Suikawari」です。

あるいは「Watermelon bust」と言ったり、「Watermelon splitting」などと言うこともありますが、そのままだと伝わらないので、遊び方を英語で説明する必要がありますね。

では、会話形式で確認してみましょう。

Aさん
Hey guys, let’s do a watermelon smashing.
訳)ねえ、みんな、すいか割りやろうよ
Bさん
Suikawari? What’s that?
訳)すいか割り?何それ?
Aさん
Suikawari is a watermelon cracking game often enjoyed in summer in Japan.
訳)すいか割りは日本で夏に楽しむ、すいかを割って遊ぶゲームだよ
Bさん
Let’s do it! Tell us how to play.
訳)ようし、やろう。どうやるの?
Aさん
One participant spins blindfolded and then tries to break a watermelon with a wooden stick. The other participants then shout instructions.
訳)参加者の一人が目隠しをして、方向を分からなくさせるためにくるくる回ってから木の棒ですいか割りに挑戦するの。他の人は大声で指示を出すのよ
Bさん
Oh, that sounds fun!
訳)へえ、楽しそう!

まとめ

すいかにまつわる単語やフレーズをいろいろ紹介しました。

夏はスイカの話題がぴったりな季節ですから是非今日紹介した英語を使って英会話を楽しんでみて下さいね。

外国人の友人とスイカ割りを楽しむのも盛り上がるのではないでしょうか。

いつも書いていることですが、インプットしたら同じだけアウトプットするようにすると英語力はどんどん向上します。Let’s try!