英語がペラペラと話せるようになるには、適切な勉強方法と目標設定が必要です。
しかし、これから英語を学ぶ初心者や、久々に英語の勉強をやりなおす社会人にとって、勉強方法を適切に選んで実行するのは簡単ではありません。
この記事では、初心者でも英語がペラペラに話せるまでの勉強法や、実際に英語が話せるようになるまでの勉強時間をお伝えします。
初心者でも英語がペラペラ話せるようになる上達法
英語の初心者や社会人におすすめしたい、英語がペラペラと話せるようになるおすすめの勉強法は以下のとおりです。
- 発音の勉強
- 瞬間英作文
- 単語・熟語学習
順番に見ていきましょう。
1.発音の勉強
初心者でも英語を話せるようになるためには、「発音の勉強」が近道です。
なぜなら、発音を学ぶことで英語らしい発音を身につき、あなたの英語が伝わりやすくなるからです。
例えば、「An apple」という英単語を思い浮かべてください。
英語初心者の多くが頭の中で「アン アップル」と読み上げたのではないでしょうか?
もし英語圏やヨーロッパ系の外国人に、”This is an apple”を「ディス イズ アン アップル」と読み上げたらどうなるでしょうか?
多くの外国人が顔をしかめて “Pardon?” や “Sorry?” と聞きかえすでしょう。
なぜなら、英語の “an apple” の発音は「アン アップル」ではなく「アナァポゥ」に近いからです。
この発音のギャップは、日本人が苦手としがちな「L、R、THの発音」を学ぶこと、そして「英語の発音の連結」を学ぶことで解消できます。
しかも、あなたが思うよりもずっと簡単に解消できます。
なぜなら、英語の発音も、「L、R、TH」と「発音の連結」以外は、ほぼローマ字をそのまま読み上げる発音に近いからです。
今挙げた「L、R、TH」と「音声の連結」の発音にさえ意識が向けば、驚くほど短時間で発音が劇的に改善し、「日本人とは思えない」と外国人に褒められる発音に改善できます。
おすすめの勉強方法は、YouTubeなどで「LとRの区別」や「THとSの区別」、「英語の音の連結」と検索して動画を観ること。
外国人英語講師が実演する発音を見て、自分も真似てみることで発音がみるみる改善されるのが実感できるでしょう。
以上のことから、「発音学習は初心者が英語ペラペラに近づくための近道」だといえます。
2.瞬間英作文
「瞬間英作文」も、初心者や社会人が英語ペラペラになる近道だといえます。
なぜなら、「瞬間英作文」は英語の「瞬発力」を養うことができ、さらに英語の「瞬発力」は多くの日本人が英会話を苦手としている最も大きな原因だからです。
想像してみてください。
あなたは外国人に道を聞かれたとき、とっさに英語で道順を説明できるでしょうか?
英語での道順説明は中学英語の教科書で習います。
しかし高校英語や大学受験英語などの文章を読み慣れた社会人でも、とっさに英語で道順を説明するのは難しいのです。
これは日本人が「机の上で複雑な英作文はできるけど、とっさに英語で簡単な作文をするのは苦手」だからです。
つまり、「瞬発力」が大きく不足しているのです。
瞬間英作文は、中学レベルの英文を「瞬発的に」作るトレーニングなので、日本人が英会話を苦手とする原因を集中して改善できるわけです。
3.英単語学習
初心者は英単語を覚えることでグッと英会話力が伸びます。
なぜなら、知っている英単語が増えると、理解出来る英語の幅がグンと増えるからです。
例えば、「わたしはあなたが好き」と言おうにも、”Love”という英単語を知らなければ伝えることができません。
逆に相手から “I love you” を言われても、”Love”を知らなければ理解できませんよね?
このように、英単語を覚える効果は絶大です。
特に英語の単語数が少ない初心者ほど、単語を覚える効果は絶大だといえます。
英語の勉強を継続して上達させるための目標設定が大事!
英語がペラペラになるには「勉強を継続すること」、そして「具体的な目標設定」が大事です。
英語を話せるようになったあなたは、英語を使って何をしているでしょうか?
英語を使ってキャリアアップをしているでしょうか?外国の友達を作って楽しくおしゃべりをしているでしょうか?それとも、TOEICハイスコアを取ってお給料を上げているでしょうか?
「英語」とひとくちに言っても、先に挙げたようにさまざまな側面があります。
そんな英語を、焦点を絞らずにぼんやりと勉強していても、成果が出るまで途方も無い時間がかかります。
キャリアチャンスを広げたいならビジネス英語、友達を増やしたいなら日常英会話、収入を増やしたいならTOEICなど、焦点を絞ることで成果を「見える化」して、モチベーションを保って継続する工夫が大切です。
英語がペラペラ話せるようになるまでの期間(時間)
「英語がペラペラ」の定義は人によって違いますが、周りから見て「あの人英語を話しててスゴい!」と評価されるまでには、約半年間の集中した勉強期間が必要になるでしょう。
中には「そんなに短期間では無理だ!」と言う人もいるかもしれませんが、「英会話を集中して練習する」ことに焦点を当てて勉強をすれば十分に可能です。
英語を話すための最低限の英単語と英文法とは?
英語を日常英会話レベルで話すには、中学英語レベルの英単語と英文法が求められます。
例えば、ソフトバンクの会長である「孫正義」氏の英語でのスピーチは、分析するとわずか1,480語であることが元側近の本に書かれています。
1,480語とは、中学英語レベルの英単語数より少し多い程度です。(中学で習う英単語の数は約1,200語)
また同スピーチでは複雑な英語の構文も使われておらず、シンプルな文構造で語られています。
シンプルな英文を組み立てるには、中学レベルの英文法力で十分です。
以上の孫正義氏のスピーチから考えると、日常英会話であれば中学レベルの英単語と英文法で十分にペラペラに話せるといえます。
初心者や社会人でも上達!話せるようになるおすすめ英語アプリや教材
英語初心者や社会人からのやり直し英語にマッチする、便利なアプリや教材を紹介します。
英単語アプリ Mikan
Mikanはスマホで気軽に英単語の暗記が出来る便利なアプリです。
いつでもどこでもスマホを取り出せば英単語の勉強が出来るので、スキマ学習と相性の良い英単語の勉強にピッタリのアプリだといえます。
アプリの機能を使って、間違えやすい苦手な英単語だけを集中して覚えることも出来るので、初心者や忙しい社会人にもおすすめのアプリです。
スタサプEnglish
スタサプEnglishは、有名な英語学習講師の授業をスマホで受講出来る有料のアプリです。
有料ではありますが、その分サービスは凄まじく、大人気の講師の授業はもちろん、テーマに沿った良質な問題や解説も存分に活用することができます。
特に英文法などの知識を「話し言葉で、授業の形式で取り入れたい」という人にはピッタリのアプリです。
上達には英語の聞き流しはダメ!映画の字幕なしはOKの勉強法とは?
よく「英語をシャワーのように聞き流して英会話を上達!」といった学習法を見かけますが、おすすめしません。
なぜなら、聞き流しで得られる学習効果は、「自分の中で理解している知識の反復」に限られるからです。
英語を「聞いて」学習するなら、「洋画を字幕なしで」観る方がおすすめです。
作中のキャラクターのセリフと、その後の行動を結びつけて、効果的に学習できます。
英語の環境でもっと話したい!おすすめ英会話教室や短期留学・ワーホリなど
英語を勉強してしばらくすると、「実際に英語で話してみたい!」「海外みたいに英語の環境でもっと話したい!」と思うようになるでしょう。
そんな時には、英会話教室、短期留学、ワーホリ(ワーキングホリデー)といった手段があります。
英会話教室には、グループ授業とマンツーマン(1対1)授業の形式がありますが、基本的にマンツーマン授業がおすすめです。
授業料は高くなりがちですが、あなたが話すチャンスも多くなりますし、講師も集中してあなたの文法ミスなどを分析し、改善の手助けをより効果的な形で受けることができます。
※英会話教室は、Kimini英会話のように、「学習機関」がベースになったスクールがおすすめです。
また、忙しい社会人の方でも、夏休みなどの大型連休を利用して行く1週間程度の短期留学も人気です。
海外で集中して英語を使うことで、磨いた英語力をどれだけ活用できるかを体感できます。
自身の英語の課題もより鮮明になって、学習をブーストさせることができるでしょう。
「実際に海外に住んでみたい!」という方には、ワーキングホリデーがおすすめ。
ワーキングホリデーは、海外で働きながら滞在するので、海外での就労経験を得ながら生きた英語を学ぶことができます。
ただし年齢制限などもあるのでその点は注意が必要です。ワーキングホリデー(ワーホリ)の年齢制限は、一般的に18歳から30歳です。ただし、国によって対象年齢は異なり、オーストラリア、カナダ、韓国、アイルランドでは18歳から25歳までが対象となる場合があります。
近年、円安の影響もあり、海外の通貨で給料をもらった方が実質的に稼げると考える若者が増えています。日本人ワーキング・ホリデー滞在者にとって、オーストラリアは人気の行き先です。オーストラリアは給与が高く、オーストラリア人のみならず各国の人と知り合えて良い経験ができたという声が多く聞かれます。しかし、2024年9月、オーストラリアの日本人ワーキングホリデー滞在者が生活に困窮しており、炊き出しに並んでいるという報道が出ました。
オーストラリア人の炊き出し主催者は、「日本人ワーキングホリデー滞在者で生活に困窮している人達は、英語が話せず、それが仕事が得られない原因だと思う」とインタビューに答えていました。オーストラリアの日本人ワーキングホリデー滞在者が「予想していた以上に職を得るのが厳しい。日本人が思っている英語ができると、海外が思っている英語ができるは全然違う」と語っていたのが印象的でした。
大人になってワーキングホリデーに行く場合、ビジネスレベルの英語力を身に付けてから行った方が、ワーキングホリデーの滞在先でもあまり困窮せず、何とか生計を立てていけるのではないでしょうか。
Kiminiオンライン英会話のおすすめコース
英語がペラペラと話せるようになるおすすめの勉強法について解説してきましたが、日本経済の低迷やワーキングホリデーでの日本人ワーキングホリデー滞在者の労働状況を鑑みると、英語をマスターすることは必要不可欠ですね。
「英語をマスターすることは必要不可欠であることは分かったけど、どうやって英語をマスターすればいいの?」と思っている方もおられるでしょう。
そういった方々向けに、Kiminiオンライン英会話のおすすめコースを紹介します。
発音コース
発音コースは、全45レッスンで、LやRなど日本人が苦手とする英語の発音を、フォニックスを用いて丁寧に学習していくコースです。アルファベットそのものの発音から学んでいき、英語のスペリングと発音の関係性をフォニックスで学びます。フォニックスは、アメリカやイギリスなどでも子供に発音を教えるのに採用されている音声学習法です。
英語のスペリングと発音の関連性を学ぶことで、英語のスペルを見たときに発音が類推できて、スムーズに発音できるようになります。アルファベットや単語の発音だけでなく、英語特有のリズムやイントネーションも学べます。正しい文法、正しい単語を選んで発話しても、発音が間違っていると相手にうまく伝わりません。
発音を改善することで、こんなに英語が伝わりやすくなって、英米人からの英語スピーキングの評価が高まるんだということが実感していただけるコースになっています。
絵で見てパッと英会話
絵で見てパッと英会話コースは、先ほど紹介した「瞬間英作文」の力を養うのにピッタリのコースで、「基礎編」「海外旅行編」「入門編」の8コースがあります。
「基礎編」と「海外旅行編」は学研の人気書籍「絵で見てパッと言う英会話トレーニング」をベースに、オンラインレッスンに適した形にアレンジしたコースです。
「入門編」は学研の人気書籍「山田暢彦先生の英語 基本文型マスター」をベースに、オンラインレッスンに適した形にアレンジしたコースです。
イラストを見て、その場面に適した英語を瞬間的に組み立てて発話するトレーニングを行うので、実際の場面でも瞬間英作文ができるようになることにつながります。
このレッスンでは難しい文法の説明は出てきません。日常生活でよく使うような簡単な表現がすっと口から出るようになるトレーニングを行うので、レッスン後にすぐに生活の中で使っていただける英語が満載です。
KiminiPlusコース
KiminiPlusコースは、英会話の際に必要な基本的な英文法を学びながら、スピーキング力を鍛えていくことができるコースで、「話せる英語を身に付けること」に特化しています。
あまり英会話に自信はないけれど、ワーキングホリデーで、英語も学びながら英語圏の国で働きたいと一念発起された方におすすめです。
レッスンでは、英文法・英単語学習のような英語を知識として自分の中に取り込むための「インプット学習」と、知識として取り込んだ英語を実際に会話で使う「アウトプット学習」をバランスよく行うことができるので、短期で効率よく英語が話せるようになりたい方におすすめです。
KiminiPlusでは、AIが学習者一人ひとりの学習状況を分析し、最適な学習内容を提供するアダプティブラーニングシステムを採用しています。学習者の事前学習(予習)のデータに基づき、オンラインレッスンの内容を個別最適化することで、従来のレッスンよりもより効率的・効果的なレッスンを受けることができます。
まとめ
この記事では、初心者や忙しい社会人でも英語が話せるようになるまでに必要なことを、以下の点からお伝えしました。
- 初心者が英語を話すには、発音、瞬間英作文、単語の勉強が近道
- 英語の初心者こそ、目標設定で焦点を絞った勉強が大切
- 英語をペラペラに話すには、中学レベルの英語が効果的
- Mikan、スタサプEnglishなどの英会話アプリを活用すると良い
- 聞き流し英語はNG。洋画を字幕なしで観るのがGood。
- 英会話教室はマンツーマンがおすすめ
- 忙しい社会人でも1週間程度の留学であれば可能
- ワーホリで滞在しながら働く手もあり
ここまでお読みのあなたは、もう初心者からでも英語がペラペラになるまでのプロセスをご理解いただいているでしょう。
この記事でお伝えしたことが、あなたの英語学習をより効果的にできれば幸いです。