「単語帳は効果なし!英語を覚えるなら例文で!」
「難関大学の卒業生が教える全く新しい効果的な英語の勉強法!」
英語を勉強する上で、このようにたくさんの効果を謳(うた)う勉強方法がたくさんあります。
しかし、本当に効果のある英語の勉強方法とはどんなものなのでしょうか?
実はそこには、英語初心者や、時には英語上級者をも陥(おとしい)れてしまう罠があります。
この記事では、そんな罠を回避し、確実に効果を得て英語を上達させる勉強法をお伝えしていきます。
効果なし?英語学習者が陥る罠
英語を学ぶ人の多くが陥(おちい)りやすい損な勉強方法には、実は共通点があります。
- 色んな参考書に浮気する
- 早く効果を期待し過ぎる
- ゴールを設けない
ご自身が当てはまっていないかをチェックしながらご覧ください。
色んな参考書に浮気をする
「書店に行ってくると、つい参考書を買ってきてしまう。」
「気が付いたら、本棚に手を付けていない参考書ばかり増えてしまう。」
こんな経験はないでしょうか?
英語学習は反復学習がポイントです。
しかし、世の中には魅力的に映る参考書がたくさん溢れています。
例えば単語帳を例にとってみましょう。
英単語を覚える上で「英文を読みながら単語を覚える」というタイプの単語帳に取り組んでいたとします。
しかし、書店に行ってみると「耳で覚える英単語」や「語源で覚える英単語」、「丸暗記しない英単語」など、さまざまな単語帳がそれぞれのコンセプトを表紙に売り出されています。
特に単語帳は英語の上達を実感するまでに時間を要しますから、自分が現在取り組んでいる単語帳に対して「この単語帳は自分に向いていないのではないか…?」「他にもっとしっくり来る勉強法があるのではないか…?」との考えがよぎって、複数の参考書に浮気してしまう要因となりやすいです。
一見、自分の勉強法を客観的に分析しようとする良い傾向に見えますが、実はこれが大きな罠です。
英語学習は、根気強く反復練習を行うのが最も高い効果を得られます。どの単語帳、どの参考書で勉強に取り組んでいても、効果が実感できない期間、しんどい期間は必ず訪れます。
しかし、それを2周、3周と繰り返し勉強していくことで、それまで自分が持っていなかった知識がリンクしていって「あぁ、なるほどそういう事か!」と合致していったり、それまで全く覚えられなかった単語をいつの間にか覚えていたりするものです。
効果が実感できなくなるごとに参考書が変わってしまっていては、全ての参考書が中途半端で終わってしまい、現在の自分の実力からステップアップしにくい状態が続いてしまいます。
早く効果を期待する
「たった1ヶ月で英語がペラペラに!?」「1日5分で英語をマスター!」「有名大学卒業生が届ける全く新しい英語学習方法!」など、さまざまな謳(うた)い文句で英語学習教材が売られています。
しかし、本当に英語の実力を伸ばしている人こそ、何も新しくない堅実な勉強法をコツコツと続けていることがわかるかと思います。
特に英語学習は、近道をしようとすればするほど、全てが中途半端になって挫折感を経験して遠回りになりがちです。
英語学習は効果が出るまで、短い人で3か月、普通の人は半年程度時間がかかるのが普通です。
英語学習は「勉強した分だけ効果が表れる」というものではなく、「継続して勉強をすることで、ある日突然、英語力の向上を実感する」という性質のものです。
1週間、1か月間の勉強で失望や絶望したりせずに、まずは3か月、続いて半年の期間でゆっくりと自分の成長を実感していくことが大切です。
気まぐれで勉強内容を変える
「今日は単語の気分だから」「今日は文法の気分だから」という勉強方法は、英語の上達を遠回りにします。
もちろん、挫折しないための工夫をすることは大切ですが、気まぐれで勉強していると、英語学習のそれぞれの分野(単語や文法など)にムラが出来てしまいます。
英語学習はそれぞれの分野(単語や文法など)を一定の期間内に周回することが大切で、1周目で実践した内容を忘れてしまう前に再度実践することに大きな意味があります。
また、分析心理学(行動科学)の視点から見ても、一定の行動を周期的に行う方が、人間の脳の構造上、習慣化して継続しやすいことがわかっています。
例えば、どんなに疲れて帰ってきても、歯磨きをせずに寝るのは気持ち悪いですよね?それと同じで、「あ、今日は〇曜日だから、〇時になったら文法の勉強をしなきゃ」というように、脳が勝手に勉強モードに入るとスムーズに勉強に取り掛かれますし、学習効果も高くなりやすいです。
以上のことから勉強の内容は、一貫した方が効果が高くなる傾向があると言えます。
効果あり!罠を回避し英語を上達させるカギ!
ここまでで英語学習で陥(おちい)りがちな罠をお伝えしました。ここからはその罠を回避して、英語学習をより効果的にする具体的な方法についてお伝えしていきます。
目標を具体的に設定する
英語学習の目標、目的を具体的に設定します。
ここで言う「具体的」とは、数値化できるレベルでイメージ出来る状態を指します。
例えば、「○○大学合格!」や「TOEICでハイスコア取得!」だと抽象的ですよね。具体的とは反対の状態です。
ですから、例えば「○○大学に合格するためには、合格者の得点率が7割だから、常に7割以上をキープできる状態にしよう。」や「昇進の条件はTOEIC600点だから、5か月後の昇進試験までに取得しよう。」といった感じです。
目標をより具体的に設定することで、次のステップがとてもスムーズになります。
必要な事を分析して具体的にする
目標を具体的に設定したら、次はその目標を達成するために必要な事を具体的にしましょう。
例えば、「TOEIC600点取得に必要なのは、初心者でも伸ばしやすいPart2とPart5で8割近く取れる状態。かつPart3,4やPart7も解ける問題をしっかり解く必要があるな。」という考えに行きつきます。
そうすると、「じゃあ、Part2は引き続き過去問の演習、Part5は文法力の底上げをすればいいな。それと並行して、Part3やPart4,Part7の入門教材を始めよう。完璧にはしなくて良いから、せめて3周程度はしたいな」というように、目標の達成に必要な事が、「取り組むべき教材レベル」で具体的になっていきます。
計画を立てる 必要な事を細分化する
目標達成に必要な事を具体的にしたら、あとはそれを細分化して、1日や1週間のタスクにするだけです。
例えば、5か月後にTOEICを受験するのであれば、「200ページの参考書を3か月後までに3周、残りの2か月を過去問の演習に充てるから、1日に10ページのペースでやれば無理なく達成出来るな。だから1日10ページのペースで行おう。」といったイメージです。
ここまで行うことで、「自分が目標を達成した姿」と「今日行うべき勉強」が一致します。そうすることで、日々のモチベーション維持がとても楽になります。
計画を見直す
実際に計画を立てて勉強を開始したら、1週間に1度くらいのペースで進捗を確認して計画を見直しましょう。
大切なのは「今日は1日のノルマを達成できなかった!」という負債を感じない事です。勉強はノルマになることで、急激に挫折のリスクが上がります。
なので、「今日は1週間前に比べて、これだけ勉強が進んだ!」と考えるようにしましょう。
その時に、「立てた計画に無理はなかったか?日によって達成しづらい曜日はなかったか?」などを見直して、次の週の計画を修正していきます。
そうすることで、自分の勉強の進捗について客観視できるようになり、余計な焦燥感に駆られるリスクが減り、複数の参考書に浮気するリスクなどを減らすことが可能です。
目標別Kiminiオンライン英会話おすすめコース
英語学習で陥りがちな罠を回避して、英語学習をより効果的にする具体的な方法について説明しました。
具体的な方法とは、目標を具体的に設定し、その目標を達成するために必要な事を具体的にし、目標達成のための計画を立て、必要な事を細分化し、計画を見直すという流れですね。
次に、その具体的な方法を達成するため、目標別にKiminiオンライン英会話のおすすめコースを紹介します。
4技能をバランスよく伸ばしたい
2018年、文部科学省が「英語は4技能(読む、聞く、話す、書く)を総合的に身に付けることが大事である」と発表し、これまであまり重点が置かれてこなかった「話す、書く」も強化して、民間の英語4技能試験を受験することを推奨しました。
Kiminiオンライン英会話で、4技能をバランスよく伸ばしたい方におすすめのコースは、総合英語コースです。初級レベルから中級レベルの英語学習者におすすめのコースです。
総合英語コースは、総合英語コース1から総合英語コース5まで、5つのコースが用意されています。中学校から高校までの文法をおさらいしながら、4技能をバランス良く伸ばすことを目指します。
無料体験レッスンを受けて、どのレベルなのかをチェックして、自分にぴったり合ったレベルから始めるようにすると、効果が出ることが期待できます。
スピーキング力を鍛えたい
Kiminiオンライン英会話には、スピーキング力を鍛えたい方にぴったりのコースもいくつか用意されています。
文法にあまり自信がなくて、英会話に必要な基本的な英文法を学びながら、スピーキング力を鍛えたい方におすすめのコースは、KiminiPlusコースです。
KiminiPlusコースは、レベル1からレベル6まで6つのコースが用意されており、初級レベルから中級レベルの英語学習者におすすめのコースです。このコースは、「話せる英語を身に付けること」に特化しています。英文法・英単語学習のような英語を知識として取り込む「インプット学習」と、知識としてとりこんだ英語を実際に使う「アウトプット学習」をバランスよく行うことができるコースになっています。
どんなに英文法・英単語を知識として学んでも、それをアウトプットする練習をしないと、スピーキング力はなかなか上達しません。英文法・英単語学習(インプット学習)+口慣らし(アウトプット学習)をバランスよく行うことで、成果が出ることが期待できます。
文法にはある程度自信があって、自分の興味があるトピックを選んで、それについて講師と英会話の練習をしたい人には、トピックスピーキングコースがおすすめです。実際の英会話の練習に特化したコースです。
トピックスピーキングコースは、初級編と中級編の2つのコースがあり、各20レッスンから成り、初級レベルから中級レベルの英語学習者におすすめです。
文法には自信があって、あらゆるトピックについて英会話ができるようになりたい人には、トータルスピーキングコースがおすすめです。トピックスピーキングとの違いは、自分の興味のあるトピックだけでなく、あらゆるトピックについて英語で話せるようになることを目指していることです。
トータルスピーキングコースは、全40レッスンで1コースのみです。
資格を取りたい
Kiminiオンライン英会話のコースの中で、資格を取りたい人におすすめのコースはいくつかあるので、1つずつ紹介していきます。
英検®合格コース
英検合格のためのコースは、ちまたに多数ありますが、このコースの良い点は、学研の人気書籍「英検をひとつひとつわかりやすく。」シリーズを基にしていて、後で見直して復習できるテキストがあることです。
英検合格に必要な語彙や文法の学習に加えて、学んだ内容を実際の会話で使って練習するので、学んだことが記憶として定着する率が高まります。
英検®5級合格コースから英検®2級合格コースまで、5つのコースが用意されています。3級、準2級、2級については、一次試験と二次試験の両方の対策が、このコースに含まれています。
英検®二次試験対策コース
英検®二次試験対策コースは、英検3級から準1級までの二次試験を想定した模擬試験を8回分受講できるコースです。
一次試験の筆記は、自力で合格できたけれど、二次試験について特別な対策をしたいという方におすすめです。
英検®合格コースにも、3級、準2級、2級の二次試験対策レッスンは含まれていますが、それだけでは不安という方も、このコースを追加で受講することで、十分な二次試験対策がとれるでしょう。英検準1級®二次試験対策コースも用意されています。
GTEC®対策コース
ベネッセコーポレーションのGTEC試験を採り入れている学校が増えていますが、なかなかその対策勉強を自分でやりづらいという現状があります。
GTEC®対策コースでは、GTECのBasicとAdvancedに対応しており、「Part A 音読問題&Part D意見陳述問題対策編」と「Part B応用問題&Part Cイラスト描写問題対策編」の2種類のレッスンで構成されています。
GTECスピーキングで問われるすべての問題の対策ができるというのが、本コースの魅力です。Partごとの模擬試験で問題形式に慣れることができ、模擬試験後の講師によるフィードバックで、攻略のポイントがしっかり身に付くことが期待できます。
ビジネスで英語を使いたい
Kiminiオンライン英会話には、ビジネスで英語を使いたい人向けにも、コースが用意されています。
ビジネス英会話コースは、ビジネス英会話コース1(60レッスン)とビジネス英会話コース2(61レッスン)の2つのコースが用意されています。英語の基礎力を鍛えながら、ビジネスシーンでよく使われる単語やフレーズを学習するコースです。
ビジネスの場での英語での自己紹介から効果的なプレゼンテーションの仕方まで、実際のビジネスシーンに則したシチュエーションを通して、実践的なビジネス英会話を学んでいきます。
まとめ
この記事では、英語学習者が陥りがちな罠について、そしてその罠を回避して、確実に成果を出すための方法をお伝えしてきました。
ここまでお読みのあなたは、即座に成果を出そうとせず、目標を立てて確実に日々の勉強を行うことが最も近道だという事を既に知っています。
この記事でお伝えしたことを活かして、ぜひご自身の英語学習を豊かのものにしてくださいね。