英語の基礎力を身につけることができる「英語学習スクール」や、「英語を話す」ことに特化した「英会話スクール」では、リーズナブルな価格で受講できる「グループレッスン」のプランと、講師とマンツーマンでレッスンが行われる「個人レッスン」とがありますよね。

講師(先生)を独り占め出来る分、個人レッスンの方が金額が高くなりやすいのですが、「個人レッスン」で英語を学ぶことには、支払う金額以上のメリットがあることをご存知でしょうか?

この記事では、「英語を個人で学ぶメリット」について、そして「個人で英語を学ぶメリットを、最大限効果的に活かすコツ」についてお伝えします。

マンツーマンで英語を学ぶメリット

マンツーマンで英語を学ぶメリット

英語をマンツーマンで学ぶメリットには主に以下の要素が挙げられます。

  • わからないことを「深掘り」しやすい
  • 講師(先生)があなたの「苦手」を把握しやすい
  • あなたに「カスタマイズ」された講義を提供しやすい

順番に見ていきましょう。

わからないことを「深掘り」しやすい

わからないことを深掘りしやすいのはマンツーマンレッスンならではの大きなメリットです。

例えば学校の英語の授業では、1クラス全員に対して理解させるように解説されます。

学校の1クラスというと、少人数クラスでも10人〜15人程度いますから、ひとりひとりに対して丁寧に行き届いたケアがされるのは大変難しいことです。

また英語学習スクールの少人数クラスで3人〜5人のクラスだったとしても、限られたレッスン時間に他の生徒もいる中で、納得がいくまでわからない部分を深掘りするのは難しいでしょう。

しかしマンツーマンレッスンとなれば話は変わります。

講師(先生)はあなたに集中してレッスン時間をフルに使うことができます。

他に受講している生徒もいませんから、あなたがわからなかった所に時間を使って、あなたが納得の行くまで解説してもらうことができます。

わからない部分が深掘りされることで、実際に試験や英会話、英作文で使う時により適切な使い方ができるようになる、他の英語知識の理解に応用できるようになる、より深いレベルで英語を「感覚として」理解する助けになります。

講師(先生)があなたの「苦手」を把握しやすい

講師(先生)があなたの「苦手」を把握しやすいことも、マンツーマンレッスンならではの大きなメリットだと言えます。

前項でお伝えした通り、学校の授業や英語学習スクールの複数人クラスでは、ひとりひとりに対して丁寧に行き届いたケアをするのは大変難しいです。

しかしマンツーマンレッスンであれば、講師(先生)があなた一人に意識を集中させられるので、あなたの得意なところや苦手なところを把握しやすいと言えます。

講師があなたの「苦手」を把握していれば、あなたの「苦手」に注力して解説しやすくなります。

必要なところに必要なだけ時間と労力を集中させることで、同じレッスンでも高い効果を得られるわけですね。

あなたに「カスタマイズ」された講義を提供しやすい

あなたに「カスタマイズ」された講義を提供しやすいことも、マンツーマンレッスンならではの大きなメリットだと言えるでしょう。

前項でお伝えした通り、マンツーマンレッスンでは講師(先生)があなたの苦手を把握しやすいです。

またそれだけではなく、あなたの苦手な部分を深掘りして解説している過程で、あなたの考え方や理解の仕方の傾向を、講師(先生)は把握しやすくなります。

例えば、あなたが「理屈抜きで覚えてしまう方が得意」なのであれば、講師(先生)は複雑な文法事項であっても無理に解説せずに「外国人はこんなイメージで使っている」と解説するかもしれません。

反対にあなたが「丸暗記が苦手で、理屈で覚えるのが得意」であれば、英単語の暗記であっても「会話での実例」などを使って理屈と紐づけて解説することもできます。

ある程度「何を学ぶか」がテキスト(教科書)で決まっていても、「どのように教えるか」は講師(先生)がアレンジできますし、あなたの思考回路がわかれば、講師もそれ向きに準備してレッスンを行えます。

あなた向けに特化したレッスンになれば、それだけ理解も深まりやすくなります。

個人レッスンのメリットを最大限活かすには?

個人レッスンのメリットを最大限活かすには?

前項でお伝えした「個人で英語を学ぶメリット」を最大限活かすには「苦手を言語化しておく」ことがとても有効です。

例えばあなたが大学生や社会人だった場合、中学校から高校までにひと通り英語の知識には触れているでしょう。

そして中学校や高校で習った英語の知識の中でも、例えば「仮定法は得意だった」とか「分詞構文が苦手だった」といった「得意意識」と「苦手意識」があったのではないでしょうか?

こうした「得意」と「苦手」について、ただ「得意だった。苦手だった。」と片付けてしまうのではなく「何が苦手だった。これが理解しづらかった。」という感じで、「ひとつ深掘りして言葉にできるようにしておく」ようにすることが、個人レッスンならではのメリットを最大限活かすコツです。

「どんな風に苦手だったのか」を言葉にして伝えることで、講師(先生)もあなたの考え方、思考回路を掴むことができるので、「この人にはこういうアプローチで教えてみたらどうだろうか?」といった、「あなたに特化した教え方」のアイデアを得やすいわけです。

またあなた自身も、自分の苦手意識を言語化することで、自分の考え方の傾向をより正確に把握することができるようになりますし、講師(先生)の教え方を通して、「自分に向いている考え方、学び方」がわかり、これからのあなたの学びにも大いに貢献することにも繋がります。

以上のことから、「自分の苦手を言語化しておく」ことが、個人レッスンで英語を学ぶメリットを最大限活かされる効果的な手段だと言うことができます。

英会話個人レッスンにはこんなメリットが

英語を学べるスクールの中には、読み書きや聞き取りを総合的に学ぶコースだけでなく、「英語を話す」ことに特化した「英会話スクール」もありますよね。

英会話のレッスンでも、グループレッスンでは得られない「個人レッスンならではのメリット」があります。

英会話のグループレッスンでは、他の生徒さんも話すため、レッスン時間を最大限「あなたが」英語を話す時間にできるわけではありません。

また、講師(先生)が話した英語を聞き取れなかったり、理解できなかったときに、聞き返す間もなく他の生徒さんが話し始めて「今のわかりませんでした」を言う機会を失ってしまうこともあります。

これは大きな機会損失です。

対して個人レッスンでは、講師(先生)とあなたの1対1で英会話が行われますから、レッスンの時間を最大限「あなたが英語を話す時間」に集中させることができます。

また講師の話した英語が聞き取れなかったり、理解出来なかった時に即座に「わからなかった」と言うことができるので、あなたの「苦手」に対して「丁寧な解説」をしてもらえる機会も得られます。

以上のことから、「英会話個人レッスン」においても、「個人」で学ぶことに大きなメリットがあると言えますね。

まとめ

この記事では、「英語を個人で学ぶメリット」について、加えて「個人で英語を学ぶメリットを、最大限効果的に活かすコツ」についてお伝えしました。

ここまでお読みのあなたは、英語を学ぶ時の投資として「個人で学ぶ」ことのメリットを十分に理解して、その際に「最大限有効な手段で受講する」ことができるでしょう。

この記事でお伝えした内容が、あなたの英語学習をより充実したものにできれば幸いです。