学校や習い事、趣味などあらゆるシーンで「授業」を受けることがあるでしょう。

日本語では「授業」と同じような意味で、「レッスン」「コース」という言葉を使うこともありますね。

「授業」「レッスン」などの言葉は、それぞれ意味の違う単語ですが、正しく使いわけしている方は多くないかもしれません。

また、英語でも「授業」を言い表せる単語が複数あり、それぞれに違いがあります。

そこで今回は、英語の「授業」について解説していきます。

「授業を受ける」「授業を欠席する」といった、使えると便利な表現についても紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

「授業」の基本表現4選

「授業」の基本表現4選

「授業」を英語で表現する場合、4つの基本表現から覚えていくのがおすすめです。

“どのような授業か”によって使い分けするのがポイント。

また、今回紹介する英単語は、カタカナ英語として使われていますが、カタカナ読みではなく正しく英語の発音を習得しなければ伝わらないので注意しましょう。

class

「授業」の代表的な表現といえば、classですよね。

classは「授業」という意味のほか、「部類」「学級」「組」といった意味として使われることもありますよ。

classを使って「授業」を言い表す場合、小学校や中学校、高校といった学校の一般的な授業を表現できます。

lesson

英会話教室やダンス教室、ピアノ教室など、個人の習い事の授業に対してはlessonが使われます。

日本語でも習い事の時間を「レッスン」と言うことがあるので、同様のニュアンスとして理解しておきましょう。

lessonはカタカナでそのまま「レッスン」と訳されることもあれば、「稽古時間」とされることもあります。

いずれも習い事の時間を指す言葉ですね。

また、授業を細かくパート分けし、その中の一つの区切りを表現する際にlessonが使われることもあります。

lecture

日本語の「講義」にあたる英単語がlectureです。

lectureは「講義」と訳されるように、一般的な授業よりもハイレベルな内容の授業を指します。

大学の授業をイメージするとよいでしょう。

また、lectureは1回の授業を指す言葉として使うのが基本です。

course

ハイレベルな内容、かつ複数の講義を連続して受ける場合はcourseという言葉を使います。

courseと日本語で表現するなら、「コース」「講座」「学科」となります。

大学の授業を表現する場合、1回の授業に対しては「lecture」、定期的に受ける講義全般に対しては「course」を使うと覚えておきましょう。

「授業」に関連する英語表現

「授業」に関連する英語表現

「授業」には主に4つの英単語があり、それぞれニュアンスが違うのがわかりましたよね。

では「授業を受ける」「授業を欠席する」などは何と表現するのでしょうか。

ここでは、授業という言葉に関連する、覚えておくと便利なフレーズを紹介していきます。

授業を受ける

「授業を受ける」は動詞のtakeを使って「take a class」となります。

ちなみに、「〇〇の授業を受ける」は「take a/an 〇〇 class」「take a class on 〇〇」と言うので一緒に覚えておきましょう。

Aさん
I’m taking a math class every week.
わたしは毎週数学の授業を受けています。
Aさん
I want to take a piano lesson.
わたしはピアノのレッスンを受けたいです。
Aさん
I will go to take that lecture tomorrow.
わたしは明日、講義を受けます。
Aさん
Can I take a 20minutes course?
20分のコースを受けられますか?

授業に出席する

「授業に出席する」「授業に行く」は「go to a class」を使って表現できます。

また、「出席する」という意味の「attend」という動詞を使い、「attend a class」という形でも同じ意味合いとなりますよ。

ただ、「attend a class」は少し堅い印象があるので、カジュアルな印象を持たせる場合は「go to a class」を使うのがおすすめです。

Aさん
I am going to go to a yoga class in this weekend.
わたしは今週末、ヨガ教室に行きます。
Aさん
I attended a summer class held at a tutoring school.
わたしは学習塾が開催する夏季講習に出席しました。

授業を欠席する

「授業に出席する」とセットで覚えておきたいのが、「授業に欠席する」です。

先ほど紹介した「授業に行く:go to a class」を否定形にして、「don’t go to a class」にすると「授業に行かない」→「授業を休む」となりますよ。

また、「授業に出席する:attend a class」を否定形にして、「don’t attend a class」にすると「授業を欠席する」という意味になるので覚えておきましょう

Aさん
I didn’t go to a junior high-class reunion.
わたしは中学の同窓会に行きませんでした。
Aさん
He didn’t attend an English class.
彼は英語の授業を欠席した。

授業をさぼる

大学の授業に行くのがめんどうになって、さぼってしまったなど、「授業をさぼる」は何と表現するのでしょうか。

「授業をさぼる」は英語で「cut a class」と「skip a class」と言います。

cutは「切る」「やめる」「削減する」という意味があり、skipはカタカナ使う「スキップ」と同じ意味合いです。

Aさん
I often cut classes.
わたしはよく授業をさぼります。
Aさん
I skipped class yesterday.
わたしは昨日、授業をさぼりました。

授業に遅れる

「授業に遅れる」は英語で「be late for class」と言います。

「be late for ~」は「~に遅れる」という意味のフレーズなので、classを付け加えると「be late for class:授業に遅れる」となるのです。

Aさん
I was late for class today.
わたしは今日、授業に遅れました。
Aさん
I was late for class because I overslept.
わたしは寝坊したので、授業に遅れました。
Bさん
I will be late to class because of the train stopped due to an accident.
事故によって電車が止まっているので、授業に遅れます。

まとめ

まとめ

いかがでしょうか。

今回は「授業」に関する英語表現を紹介しました。

「授業」は「class」「lesson」「lecture」「course」の4つの英単語が基本になるので、違いを理解して使いわけてくださいね。

また、授業に関連する表現も覚えておくと便利です。

「授業をさぼる」は「cut a class」「skip a class」、「授業に行く」は「go to a class」となります。

ぜひ今回の記事を参考に、「授業」に関する英単語・フレーズを覚えて英会話で役立ててくださいね。