「ありがとう」とともに、英語学習をしている皆さんがまず初めに知る英語の一つが「さようなら」でしょう。いや、英語を学んでいない人でも、子どもから大人まで知っているフレーズがさようならgoodbyeと言えるでしょう。
ところで、皆さんはいくつの英語「さようなら」を知っていますか?goodbyeだけじゃダメなの?と言う方、ぜひ本記事をご参考にしてください。
ということで、「さようなら」の語源からビジネスシーンはてまたカジュアルなものまでたくさん紹介します。面白いスラングもありますので楽しみながら学習しましょう!
“good-bye” の語源
別れ際に言う「さようなら」、その代表的な表現がgood-byeです。
日本語さようならの意味を改めて考えると、それは「さようならば」が変化した言葉で、もともと「それならば」「それでは」が「ご機嫌よう」「後ほど」などの別れの表現と結びついた形になったそうです。
ここで、別れの挨拶の英語good-byeの語源を紹介しましょう。
古くは「God be with ye」の短縮形で「Godbwye」と言われていました。yeは古い二人称代名詞youです。God(神)を直接口にするのを遠慮する風潮があったことと、good mornngやgood eveningなど他の挨拶の言葉に引かれたことで、17世紀からGodがgoodに変わり現在の形になったそうです。
神様からきた言葉good-byeの語源がわかったところで、まずはビジネスに使える別れの英語「さようなら」フレーズから紹介していきましょう!
参考:語源由来辞典「グッドバイ」
ビジネスシーンで使える「さようなら」
挨拶はどんなときでも大切ですね。ビジネスシーンであればなおさらです。不慣れな英語で、クライアントなどにバイバイといったカジュアルな言い方でさようならを言ってしまうということは避けたいところです。
ビジネスで使える「さようなら」の丁寧な英語を紹介します。
Goodbyeはフォーマルな場面で使える表現になります。相手との関係性によってはByeでOKなこともあります。
また「さようなら」とダイレクトに言うよりは、会えて嬉しかったこと、また次に会うことを楽しみにしているといった表現にすることもよくあります。
It was nice meeting you.
「お会いできてよかったです」という意味のフレーズは初対面の人と別れるときに使えるフレーズです。初めて会う人への挨拶Nice to meet you(初めまして)を別れ際にも過去形(was)に変化させて使います。
It wasを省略したNice meeting you.で少し砕けた雰囲気を出すことができます。
または、It was very nice to meet you.として、本当にお会いできてよかったとすることもできます。meeting youとto meet youは双方使用可能です。
It was good to see you again.
againを加えることによって、「また会えてよかったです」と会うことが2回目以上の人に対して使える表現になっています。
Have a lovely rest of the day.
「素敵な1日をお過ごしください」と挨拶の終わりに言うことで「さようなら」のニュアンスを伝えることができます。restを使うことで、さようならをした後の残りの今日1日という意味に、そしてlovelyはイギリス人がよく使う言葉ですが、これをgreatやgoodに置き換えることもできます。
I look forward to seeing you again.
ここで、対面でもメールでも使える英語「さようなら」に当たる便利なフレーズを一つ紹介しましょう。「またお会いできることを楽しみにしています」という意味のこのフレーズで言葉や文章を締めることができます。look forward to seeingと必ず動詞はingの形にします。again soonとすれば「またすぐに」と楽しみにしていることを強調できます。
これらフレーズの後に「Take care.」(お気をつけて)を加えて、その場を立ち去れば完璧です。
文章やメールの最後を結ぶ言葉
英文を締めるときの定型フレーズがあります。いくつか紹介しましょう。必ずカンマをつけて、この下に自分の名前を書きます。
- Regards,
- Kind regards,
- Best wishes,
- Sincerely,
- Yours sincerely,
友達や家族にはカジュアルな表現
次に、「またね」「じゃあね」といったカジュアルな英語「さようなら」です。
一般的に使われているのは以下のフレーズ9つです。
- bye
- bye bye
- bye for now
- see you
- see you later
- see you soon
- see you then
- see you next time
- talk to you later
その他のカジュアルに使えるものもみていきましょう。
I’m off
「~へ出発する・行ってくる」という意味を持つことから「またね、もう行くよ」となります。話しもそろそろ終わったかなというときにAnyway, I’m off.という感じで使えます。
time to go
直訳すると「行く時間」ですが「そろそろ帰るわ、またね」のニュアンスになります。パーティを楽しんでいたものの、遅くなってもう帰らないといけないときなどにピッタリの表現です。
catch up later
see you laterのような感じで使えるフレーズです。追いつくという意味のcatch upを使い、手を振りながら「また会うときにね」のニュアンスにします。
さようならくらい言うべき、さようならのキス、悲しみよさようなら
永遠にさようならなど、「さようなら」ほど様々な表現に使われることもないかもしれません。映画だったり、歌のタイトルも多くありますね。
ここでは、さようならにまつわる表現3つを紹介します。
「さようならくらい言うべき」の英語表現
挨拶の基本として、ケンカしてしまって別れるとき、恋愛が終わるときなどなど、こんなときにもさようならくらい言うべきだと思うことがあります。
こんなときは言いたくないけど言っておくべきだという気持ちをbetterやshouldを使って表します。
I’d better say goodbye.(I’dはI wouldの略)
I should say goodbye.
「さようならのキス」の英語表現
最後のお別れのシーン。このシーンでさようならのキスをするときの英語表現はkiss me goodbyeで「さようならのキスをして」になります。こんな場面、切ないですね。
「悲しみよさようなら」の英語表現
悲しみを表すsadnessを使い、goodbye sadnessで「悲しみよさようなら」が表せます。オノヨーコさんの作品にもこのgoodbye sadnessがあります。
英語で「さようなら」を意味するスラング
さて、最後はさようならのスラングです。スラングとは、仲間うちなどくだけた場面で使われる言葉です。くだけた表現「さようなら」を紹介しましょう。
See you later alligator
シーユーレイター アリゲイターという発音で何やら楽しい感じがありますね。laterとalligatorが韻を踏んでいて、返す返事も「after a while, crocodile」と言ってwhileとcrocodileを踏んだパターンにし、笑いながらまたね、というイメージです。アリゲイターとクロコダイルで応戦している意味がわかったら皆さん、素晴らしいです。
英語表現で韻を踏んだフレーズはいろいろあり、easy peasy lemon squeezzy(イージーピージー レモンスクイージー)で「簡単簡単、朝飯前」という面白いものもあります。英語を楽しく感じられる瞬間かもしれませんね。
cheers!
乾杯という意味のcheers(チアース)も別れ際にいう「じゃね」になります。似たものにイタリア語のchao(チャオ)を使うこともあります。
peace/peace out
平和というpeaceが「またね」「じゃあね」という意味で使われます。1960年代頃から、特にアメリカで使われているフレーズです。
別れ際の英語「さようなら」まとめ
「さようなら」に使えるフレーズを厳選して紹介しました。good-bye以外の表現を覚えて、シーン別に「さようなら」「またね」「じゃね」を使い分けられるようにしましょう。
それでは、see you next time!!