生活や仕事の中で「賛成です」と意見を言うシーンがありますよね。

ただ、賛成といっても「大賛成」の場合もあれば、「どちらかといえば賛成」の場合もあり、賛成の程度によって自然と表現を使い分けていますよね。

また、英語で賛成といえば「I agree」が思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

しかし、ネイティブはどのような賛成なのかによってフレーズを使い分けています。

そこで今回は、さまざまな「賛成」の英語表現を解説していきます。
シチュエーションや賛成の程度によって表現を使い分けられるようにしましょう!

「賛成」の英語表現10選

「賛成」の英語表現10選

「賛成」の英語表現はたくさんあります。

ここでは、ニュアンスの異なる「賛成」の英語フレーズを10個紹介していきます。

I agree with that.

「賛成」の基本表現となるのが「I agree with that.」です。

英語の授業で習ったのを覚えている方も多いでしょう。一般的な表現になるため、日常会話はもちろん、ビジネスシーンでも使えるオールマイティな表現です。

「I agree with that.」と言うと、どのようなシーンでも「賛成」を表現できるので、迷ったときに使えるよう覚えておきましょう。

Aさん
I think he should see a doctor.
わたしは彼が医者の診察してもらうべきだと思います。
Bさん
I agree with that.
賛成です。

I totally agree with that.

「賛成」の程度を強調する際、「大賛成」と言いますよね。

英語では先ほど紹介した「I agree with that.」に「completely」や「totally」といった副詞を付け加えることで、賛成具合を強調した表現となります。

Aさん
I completely agree with that.
大賛成です。
Aさん
I totally agree with that.
大賛成です。

It seems there are no problems.

大賛成ではないものの、相手の意見に対して「とくに問題ないと思う」と意見する場合はどのように表現するのでしょうか。

その場合、英語では「It seems there are no problems.」というフレーズがよく使われます。

Aさん
What is your opinion to this plan?
このプランに対するあなたの意見はどうですか?
Bさん
It seems there are no problems, but there’s room for improvement.
とくに問題はないと思います。しかし改善の余地はあります。

「room for improvement」=「改善の余地」という意味のフレーズです。

You’re right.

「You’re right.」は直訳すると「あなたは正しい」となりますが、こちらのフレーズでも「賛成」を表現できます。

「You’re right.」は「あなたは正しい」となるため、ニュアンスとしては「そうだね」「その通りだね」と相手が話しているときに相槌を打つようなシーンで使われますよ。意見に賛成している様子を表現できます。

Aさん
I think that it should be considered more.
わたしはそれについてもっと検討されるべきだと思います。
Bさん
You’re right.
その通りだね。

Absolutely.

一言でシンプルに「賛成」を表現する場合は「Absolutely.」がよく使われます。

普通程度の賛成よりも、「まったくその通り」「ごもっともです」といったように全面的に賛成している様子を表現できます。

また、「Absolutely.」と同じくらい「Exactly.」もよく使われる言葉です。

「Exactly.」は「まさにその通り」という意味であり、こちらも全面的に賛成している様子を一言で表せます。

I couldn’t agree more.

「couldn’t」が使われているので否定形に思えるかもしれませんが、「I couldn’t agree more.」は「大賛成」という意味になります。

というのも、「I couldn’t agree」だけでは「賛成できない」という意味になるのですが、「more」が付いていることで「これ以上の賛成はない」→「大賛成」という意味合いに変わるのです。

Aさん
Nothing makes me happier than traveling.
旅行することが何より幸せです。
Bさん
I couldn’t agree with you more.
あなたに大賛成です。

I was just going to say that.

使えるタイミングが少し限られますが、相手の言ったことに対して「ちょうどそれを言おうと思っていた」と言うことがありますよね。

英語では「I was just going to say that.」で同じ意味を表現できます。

Aさん
Do you have plans for tonight?
今日の夜、予定ある?
Bさん
I was just going to say that.
わたしもちょうど同じことを言おうとしていました。

I’m in favor of it.

「be in favor of ~」は「~を支持する」という意味のフレーズです。

日常会話のカジュアルなシーンで賛成を表現する場合ではなく、政治的・社会的な意見に対して賛成を表現する場合は「be in favor of ~」を使うとよいでしょう。

Aさん
Reducing waste are more eco-friendly.
ゴミを減らすことは地球に優しいです。
Bさん
I’m in favor of it.
賛成です。

I partly agree.

全面的に賛成はできないものの、部分的に相手の意見に対して賛成を表現する場合があるでしょう。

日本語では「一部賛成」「部分的に賛成」などと言いますが、英語では「I partly agree.」というフレーズを使って表現できます。

Aさん
My opinion is similar to yours, so I partly agree.
わたしの意見はあなたの意見と似ているので、部分的に賛成です。

Tell me about it!

スラングとして「Tell me about it!」と言うと、「本当にそうだよね」と強い賛成を表現するフレーズとなります。

ただ、「Tell me about it!」は直訳すると「それをわたしに話して!」という意味になります。そのため、スラングを言い合うような親しい間柄の人のみに対して使うようにしましょう。

日常会話で「Tell me about it!」と言うと、「賛成」ではなく「話して」という意味に解釈されてしまう可能性があります。

まとめ

まとめ

いかがでしょうか。

今回は「賛成」に関する英語表現を紹介しました。

賛成といえば「I agree」が定番ですが、意外にもさまざまな表現があって驚いた方も多いでしょう。

「賛成」しか表現できなければ、どのように賛成しているのかが相手に伝わらなくなってしまいます。「大賛成」や「部分的に賛成」など相手やシチュエーションに応じて使い分けできるとスムーズなコミュニケーションが取れますよ。

ぜひ今回の記事を参考に「賛成」の英語表現を覚えてみてくださいね。