“accordingly”は「それに応じて」「従って」といった意味で使われる英語表現です。副詞として使うことができます。
英文や英会話の中でも頻繁に登場する”accordingly”ですが「いまいち使い方や意味が分からない。」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では「”accordingly”について詳しく知りたい。」という方に向けて、“accordingly”の意味や使い方、”accordingly”に似た英語表現6つの意味や使い方について例文付きで詳しく解説しています。
記事を最後までチェックすれば、”accordingly”に関することは一通り分かりますよ。”accordingly”について知りたくてこの記事にたどり着いた方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
“accordingly”の意味や使い方
“accordingly”には、以下2つの意味や使い方があります。
- それに応じて、適宜に
- よって、従って、それゆえに
それぞれ例文付きで詳しく見ていきましょう。
それに応じて、適宜に
“accordingly”には、「それに応じて」「適宜に」という意味があり、副詞として使用できます。日常会話だけでなく、メールでもよく使われる表現です。
例文をいくつか紹介します。
You are no longer a child and should behave accordingly.
訳)あなたはもう子どもではないのだから、それらしい(それに応じた)振る舞いをするべきです。
If you don’t understand something, don’t be in a hurry and act accordingly to the situation.
訳)分からないことがあっても、焦らずに状況に応じて行動してください。
よって、従って、それゆえに
“accordingly”には、「よって」「従って」「それゆえに」といった意味があり、副詞として使用できます。先ほどの「それに応じて」「適宜に」の際の使い方とは違い、接続副詞的用法として使われることが多いです。
例文をいくつか紹介します。
This year, the company’s sales dropped sharply. Accordingly, my salary will also go down.
訳)今年は会社の売り上げが激減しました。よって私の給料も下がります。
The country has many immigrants. Accordingly, you can enjoy multinational cuisines.
訳)この国には移民がたくさんいます。それゆえに多国籍の料理を楽しめるのです。
“accordingly”に似た英語表現の意味や使い方
“accordingly”に似た以下6つの英語表現の意味や使い方について解説します。カジュアルな場面、フォーマルな場面など状況に応じて使い分ける必要のある類語が多いので、1つずつ確実に覚えていきましょう。
- “therefore”
- “so”
- “that’s why”
- “thus”
- “hence”
- “consequently”
それぞれ例文付きで詳しく見ていきましょう。
“therefore”
“therefore”には、「だから」「故に」という意味があり、副詞として使用できます。“accordingly”の方がかしこまった言い方ですが、“therefore”もフォーマルな場面で使われることが多いです。
“therefore”を使った例文について見てみましょう。
I forgot to wash the dishes last night. Therefore, I must wash them before I go out this morning.
訳)私は昨日の夜お皿を洗うのを忘れていました。だから今日の朝出かける前に洗わなければいけません。
I think, therefore I exist.
訳)われ思う、故にわれあり。
デカルトの有名な言葉である「われ思う、故にわれあり」は、英語だと“therefore”で表現されています。
“so”
“so”には、「~なので」「~から」という意味があります。“so”には副詞の役割もあるのですが、「~なので」という意味で使用する場合は接続詞として使用します。会話でよく使われるとてもカジュアルな表現です。
“so”を使った例文について見てみましょう。
You didn’t call him yesterday, so he was very worried about you.
訳)昨日は彼に連絡しなかったから、あなたのことをとても心配していましたよ。
“that’s why”
“that’s why”には、「~から」という意味があります。“so”に比べて、さらにカジュアルでスラングのような使い方をします。
“that’s why”を使った例文について見てみましょう。
Aさん
I didn’t pass the test. That’s why I didn’t get an allowance from my father.
訳)テストに合格できなかったから、お父さんからお小遣いを貰えませんでした。
Aさん
You couldn’t come to the party because you were sick?
訳)あなたがパーティーに来ることができなかったのは体調が悪かったからですか?
Aさん
That’s why.
訳)そうなんです。
2文目のように、相手が理由を述べた後に「そうです」という意味合いの相槌を打つ際にも使用できます。
“thus”
“thus”には、「故に」という意味があります。”therefore”などよりフォーマルな使い方をする副詞です。公的文書などの書類では、よく“thus”が使われます。
“thus”を使った例文について見てみましょう。
Thus, we were able to form a partnership with Company A.
訳)故に、我々はA社と提携を結ぶことができました。
“hence”
“hence”には、「故に」という意味があります。“thus”と同様、”therefore”などよりフォーマルな使い方をする副詞で、公文書などの書類でよく使われます。
“hence”を使った例文について見てみましょう。
Hence, the following rulings were made.
訳)故に、以下のような判決が下されました。
“consequently”
“consequently”には、「~ので」という意味があり、副詞として使用できます。“accordingly”と同様に、”therefore”よりもフォーマルな言い方になります。“accordingly”と異なるのは、「当然~という結果になった」という意味が強調されている点です。
“consequently”を使った例文について見てみましょう。
He didn’t practice at all and consequently he wasn’t selected for the team.
訳)彼は全く練習をしなかったので、メンバーに選ばれませんでした。
まとめ
“accordingly”の意味や使い方、”accordingly”に似た英語表現6つの意味や使い方について解説しました。”accordingly”の意味や使い方について理解できましたでしょうか?
“accordingly”の意味や使い方が分かったら、次は英会話などで”accordingly”を実際に使ってみましょう。そうすることで、”accordingly”がただの知識ではなく、使える英語表現になります。
また今回のように、分からない英単語に直面したら、その場ですぐに調べる癖をつけるようにしてください。地道な作業ではありますが、分からない単語を1つ1つクリアしていくことが、英語力上達への1番の近道です。