学校の宿題や仕事のプレゼンなど、物事には「納期」や「期限」が決められていますよね。
また、パスポートや免許証の有効期限、食べ物の消費期限など “そのときまでに行う、前もって決まられたタイミング”というのがありますね。
そんなさまざまな場面で使う「納期」「期限」ですが、英語では何と表現するのでしょうか。
そこで今回は「納期」の英語表現を解説します。
「期限に間に合う「期限に遅れる」などの英語も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
「納期」は英語で?押さえておきたい2つの英語表現
「納期」や「締め切り」を表現する英語でよく使われる2つの表現があります。
ただ、言葉によってニュアンスが異なるので、違いを確認していきましょう。
due date
due dateは「期限日」「締め切り日」といった意味になります。
dueが「満期の」「相応の」といった意味で、dateが「日付」「期日」といった意味なので、due date:満期の期日→「納期」「締め切り日」という意味合いになります。
due dateは仕事に関する納期はもちろん、宿題の提出日、返却期限、(出産・生理などの)予定日、申し込みの締め切り日などあらゆる期日・日程を指す言葉として使えます。
また、due dateは少々前後にずれても問題のない場合に使われることが多いので、一緒に覚えておきましょう。
もうすぐ支払い期日です。
彼女は期日までに発表資料の提出が間に合いませんでした。
出産予定日はいつですか?
私たちの赤ちゃんは9月に生まれる予定です。
deadline
deadlineも「期日」「納期」を表すときに使われる表現です。「dead=死」、「line=線」という意味なので、deadlineは直訳すると「死の線」になりますよね。そのため、deadlineは遅れてしまうと死んでしまうような、絶対に遅れてはいけない「最終締め切り」というニュアンスがあります。
due dateは期日が多少前後しても問題ないと解説しましたが、deadlineの場合、絶対に守らなければならない期日・納期なので、期日・納期に対する“強さ”に違いがあると言えるでしょう。
たとえば、deadlineは受検の申し込みや採用試験の募集など、遅れてしまうと一切受け付けてもらえない、もしくは遅れるとペナルティがある場合に用いられます。
採用試験の応募締め切りは9月7日です。期間後の応募は一切受け付けていません。
納期に遅れる・間に合うなどは英語で?
納期や期日に関する基本の英語を2つ解説しました。
ここでは、「納期に間に合う」「納期に遅れる」など「deadline」や「due date」を使った関連表現を解説します。
納期に間に合う・守る
納期を守る・間に合うは「keep the deadline」「meet the deadline」を使って表現できます。
・keep the deadline:納期を守る
・meet the deadline:納期に間に合う、間に合わせる
「守る」というニュアンスを表現したいときは「keep the deadline」、「間に合う」というニュアンスを表現しいときは「meet the deadline」といったように、微妙な違いですが使い分けるとよいでしょう。
支払い期日を守ってください。
わたしはたぶん締め切りに間に合わないです。
納期に遅れる
納期は基本的に守るものですが、どうしても遅れてしまうこともあるでしょう。
そのような「納期に遅れる」は英語で「miss the deadline」と言います。missは「取り損なう」「取り逃がす」といった意味があるので、「miss the deadline」=「納期を取り逃がす」→「納期に遅れる」となります。
ちなみに、「納期に~日遅れる」は「miss the deadline by 〇〇」となります。前置詞のbyを使うと覚えておきましょう。
・miss the deadline by 3 days:納期に3日遅れる
・miss the deadline by one week:納期に一週間遅れる
もしあなたが期限に遅れたら、もちろん減点されます。
納期を延長する
「extend the deadline」は「期限を延長する」という意味です。extendは「広げる」「拡大する」「~に延長する」という意味の動詞です。
また、「納期を~日延長する」は「extend the deadline for 〇〇」「extend the deadline by 〇〇」なります。前置詞のforまたはbyを使うと覚えておきましょう。
ただ、曜日や明日などを使うときは前置詞のtoを使います。
納期を3日間延長していただきたいです。
納期が迫る
「納期が迫る」は英語で「the deadline is approaching」と言います。
日本語の「アプローチ」と同じニュアンスで、approachは「~に近づく」「接近する」「近寄る」といった意味があります。approachingはapproachの現在分詞形です。
そのため、「the deadline is approaching」で「納期が接近する」→「納期が迫る」となるのです。
納期が迫っているので、あなたはこれについて真剣に考えるべきです。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は「納期」の英語表現について解説しました。
納期や期日に関する英語は「due date」と「deadline」2つが基本ですが、ニュアンスの違いを押さえておくのがポイントです。
due dateは期日が多少前後しても問題なく、deadlineは絶対に守らなければならない期日・納期なので、期日・納期に対する “強さ” に違いがあると言えるでしょう。
また、「納期を守る」「納期に遅れる」などの英語も解説しましたので、一緒にチェックしてみてください。
ぜに今回の記事を参考に、「納期」の英語をマスターして会話で活用していきましょう。